小説とアニメは全然違いますし、漫画とアニメも違う部分があります(綾小路の性格) というかアニメは改変が多すぎます。ここまで変えると先が心配になる。 2020年5月時点でアニメ2期は未発表ですが、もし出るなら原作とさらに違うものになるはず。 綾辻行人さんの「Another」は、小説とアニメどちらから入るのが良いでしょうか? シェア.
ミステリー作家「綾辻行人」の原作をアニメ化した「Another」をレビュー。いとうのいぢ絵の美麗キャラが残酷に散っていく衝撃的な作品としてある意味伝説となったアニメです。今回はアナザーの感想・評価を語ります。ネタバレ注意!
というわけで、市外にいる松永に会いに行きますが、これが予想外水着回なんですよね。誰が死者なのか?そして、この現象をどうやって止めるのか?このキーポイントにガクンとギアチェンジしていきます。三神先生=怜子さんっていう叙述トリックはほんと凄い…。なんかもう脳がパッて発火するような「なるほど…」でした。全体的に1つの作品として凄く質が高い見応えのある作品だったと思います。そして、ミステリー要素があるんで、2度・3度見ても新しい発見がありますね。というか、どっちも個人的に好きなキャラなのに、2人が実は同一人物でしかも死者ってどんなダブルパンチなんだって感じですよ…。死者だから死に帰さなくちゃいけないし…。あぁ辛い。Anotherは、残酷な描写があるホラー・サスペンスというジャンルなんで、クラスメイトが次々と死んでいきます。ミステリー作家・綾辻行人さんの小説が原作ということで、ミステリー要素を含めたホラー・サスペンス作として毎話緊張感のあるアニメでした。夜見山市を出れば災厄は回避できる…というルールがある中で、市外に車で出るシーンなんかは緊張感がありました。タンクローリーが横を通りますからね。Anotherなら死にかねない…。この「Another世界のルール」が新たに登場したことで、ただのホラーとは一線を画す物語へと変化します。ただ、その「死」には条件があります。明確にルールやシステムが存在していて、これが後半のミステリー要素を面白くしてくれます。生徒や先生はそこに入ってしまっただけのキャラクター。分かりやすい「敵」がいるわけじゃないから、根本的な解決が難しい。現実的には対処するしかない。だから主人公は、根本的な解決を目指すような行動的なキャラクターじゃなくて、視聴者が感情移入するためのプレイヤーのような立ち位置でした。ところが、Anotherルールでは、記録の改竄と記憶の改変があります。この反則的なルールによって、誰が死者なのか?というのを作中の手掛かりだけで推理するのはほぼ不可能なものになってるのがユニークですね。5話では高林くんが見崎やクラスの現象のことを話そうとした瞬間に心臓発作で死んでしまうという展開に。管理人のおばさんが突如狂乱し、旦那を殺害し食堂に火を付け、生徒を次々に殺害するサイコキラーに変身します。もうビジュアルだけでもめちゃくちゃ好みなんですが、そんなクラスメイトたちには悲劇が訪れます…。そもそもこの「現象」自体、誰かの悪意が原因ではないというのがミソで、もはやだたのシステムなんですよね。しかも4話では、主人公の恒一と親しくしていた看護婦の水野沙苗さんが、エレベーターの故障で事故死するというこれまだ残酷な死に方に…。ちなみに、全話見た後で改めて1話の冒頭をチェックしてみてください。あの冒頭は実は本作の印象的なシーンの背景を走馬灯のように描いてます。1話の冒頭にそれがあるのも「現象」というこれからも続くシステムを強く印象付けてますね。今回、本記事を書くにあたって、改めてAnotherを見直しました。 2012年にリアルタイムで視聴していた際は、あまりの面白さに原作を買っちゃったほどハマった作品です。こうして次々に3年3組が死んでいく災厄が始まったことで、それを未然に防ぐ「いないもの」システムは解消され、恒一と見崎はクラスメイトと接することができるようになります。そんな地獄絵図のトリを務めたのは、最大の謎であった「死者が誰なのか?」というポイント。まず第1話の冒頭から、26年前にあった「人気者だったミサキが死んだことをクラスメイトが直視できず、生きているものとして扱った」という昔話が、誰かの噂話のように語られる。そして、クラスメイトの望月の異母姉が務める喫茶店の常連が「災厄を止める手掛かりを残した」と話していたという情報を得て、恒一はクラスメイトたちと行動を起こします。ホラーとしての舞台設定が緻密に作られているので、凄く細かい部分まで楽しめるアニメになってますね。落雷で割れたガラスが赤沢さんに突き刺さるという結末。個人的に好きだった赤沢さんが死んだのは悲しい…が、狂ってしまった彼女を見続けるのもキツイ。物語の前半までは「見崎の正体」に興味を引きつけられました。しかし、ここから「誰が紛れ込んだ死者なのか?」という一種の犯人探しのようなミステリーに。「生きづらい酸欠社会の中で、ストレスを減らしてもっと楽に生きる」、そんな秘訣をアニメを通して学び取ろう!演劇部に所属するクラスメイトの綾野彩と小椋由美。綾野は両親とともに市外へ脱出を試みますが、家族ごと崖下へ転落。小椋に関しては、自宅に大型の重機が突っ込み、引きこもりの兄が死んでしまう事態に…。さらに、杉浦多佳子が「見崎こそ死者である」と放送で告げたことでもうカオス。生徒の中からもサイコキラーが次々と現れる始末。夜見山市を脱出すれば死なないよって言いつつ、脱出する前に殺すの詐欺がキツすぎません?今回は、そんなAnotherの感想や評価をがっつり語っていきます。ネタバレは記事の後半からなので、未視聴の人も安心してチェックしてみてください。さて、そんなホラー独特の不安感を抱きながらストーリーが始まるわけですが、まず驚いたのはそのビジュアル。特に、女性陣のキャラクターデザインはグッときました!まさかのクラスメイト中尾が、海で溺れたあげくボートに轢かれてバラバラになっちゃうインパクトの強い展開に(死因は自宅で頭を打ったことによる脳挫傷)。ここから先はがっつりネタバレを含む感想を書いていくので、まだ未視聴の人は回れ右です。Anotherはネタバレを見たらせっかくの驚きが台無しですからね…。「Another」視聴。2012年の放送当時も毎話楽しめたアニメだけど、今見てもやっぱ良い。Anotherといえば、いとうのいぢさん絵の美麗なキャラクターたち。そして、「死者は3年3組のクラスメイトか担当する教師」というルールもありますから、死者は限られてくるわけです。恐らく、Anotherに水着回があると予想できた人は少ないと思います。恒一が見崎に積極的に関わったことが原因で、恒一はクラスで無視されるようになります。ストーリーはどんどん進んでいき、恒一は叔母の怜子から「15年前の8月に災厄が止まった」という情報を得ます。これが1つの希望となりました。ボク個人の評価になりますが、かなり高評価です。好きな作品ですね。だって初登場が古びた病院のエレベーターの中。眼帯をして、病院の地下の奥に人形を持って歩いていく彼女は不気味でしたよね。見崎の左目には死者の色が見える能力があり、彼女は死者が誰なのか分かり、死者を殺しに行く…。「1年半前」という伏線から始まる様々な伏線を思い返すと、怜子さんが死者だったとすれば…実はヒントはかなりばらまかれていたわけですね(ぜひもう1回見て伏線を確認して欲しい)。Anotherの最大の魅力は、その世界観や設定です。緻密に作られたこのAnotherの舞台はむっちゃ緊張感があります。よく部活の合宿とかで「地獄の合宿だった!」みたいな話って結構あるあるですよね。こうして主要人物が各地で殺し合いに巻き込まれる中、モブクラスメイトはなんの脈絡もなく死んでいきます。彼女には悪いけど首ブリッジはあかんてギャグギャグ。申し訳ないけど笑っちゃいました。あれ考えた人お尻ぺんぺんものですよー?そう。Anotherの合宿はほんとに地獄でした。この合宿先もまた良い感じに惨劇が起こりそうな館なんですよね。にもかかわらず三神先生=怜子さんというトリックを用意することで、巧みに2つの条件を満たし、意外な驚きを与えてくれました。もう感動ですよね~!1話~5話あたりまでの前半では、見崎がいるのかいないのか?まるで死を運ぶような不吉な存在として描かれました。見崎を殺しに来た杉浦多佳子が、まるで触手のように絡まるケーブルで窒息死するのもなかなかで…。「学校で教えてもらえなかった大事なことは、アニメで学べる!」と割とマジメに思ってる平成生まれの♂。さらに4話で明かされたのは、桜木さんが死ぬ少し前に彼女の母も交通事故で亡くなったということ。母親の交通事故の報せを聞いて飛び出して娘も死んでしまう。これをやるのがAnotherなんですよね。叔母の怜子、赤沢さん、赤沢さんの友人でクラスメイトの杉浦多佳子の水着、スク水見崎が拝める貴重な回でした。海で楽しそうに遊ぶ面々は、今作では貴重なリフレッシュタイムに。