https://style.nikkei.com/article/DGXMZO40105310X10C19A1000000 近年、高級食パンがブームになっています。都市部だけでなく、地方へも広がりを見せ、専門店がたくさんオープンしていますよね。「なぜその名前なのだろう。」と不思議に思ってしまう名前を、見つけたことがあるかもしれません。変な名前の高級食パン店の魅力は、単に名前が面白いというだけではなく、本格的な味なのに高級感が全くないふざけたネーミングというその「ギャップ」にあります。たとえパンに興味がない人でも印象に残ることは間違いないのではないでしょうか?面白そうだからちょっとお店に入ってみようと思い、名前のおかげで来店する人も多いのです。高級食パン専門店に変な名前が多い理由は、やはり、たくさんのお客さんに覚えてもらうためでしょう。〒541-0057 大阪市中央区北久宝寺町2-1-10 SD船場ビル1F大阪の食パン専門店「忠み」は、変な名前ではありません…が、とってもおいしい高級食パンを販売しています。ぜひ、忠みの高級食パンも召し上がってみてください。インパクトが強い名前がついている理由は、消費者に強い印象を与えるためだと思われます。そして変な名前の最大の魅力は、ふざけた名前なのに高級な食パンを売っているというギャップです。都内を中心に大阪や福岡などの主要都市にもたくさんの高級食パン専門店がありますが、『まじヤバくない?』と問いかける漢字のネーミングや、静岡県では『すでに富士山超えてます』といったその土地に合わせた名前などバラエティ豊かな店名がたくさんあります。一見するとウケを狙ったものを売っているのかと思われそうな名前だけれども、お店の中に入ってみれば本格的な味のする高級食パンが売られている…。店名だけ見るとパンを売っていることもわからないので「何のお店なんだろう?」と興味もわいてきます。あなたも一風変わった名前のお店を見つけたらぜひ入ってみてくださいね。きっと美味しい高級食パンに出会えるはずです。そんな高級食パンのお店の名前ですが、変な名前のお店が多いと思いませんか?『あらやだ奥さん』なんていう、思わずクスっと笑ってしまうようなお店もありますよ。一目見ただけで忘れられなくなりそうですね。インパクト十分の凝った名前には、一度見ると忘れられない衝撃があります。 変な名前の高級食パン店が急増中! 全国的に変な名前の高級食パン店が増えています。 都内を中心に大阪や福岡などの主要都市にもたくさんの高級食パン専門店がありますが、『まじヤバくない? 高級食パン店を手がける経緯を岸本さんに聞くと、「それまで食パン専門店を手がけなかったのは、僕が納得できる食パンが完成するまでに時間がかかったからです。こだわったのは『風味』と『食感』。具体的には『甘み』と『口どけ』がおいしい食パンの決め手だと思っています。何度も原料の配合を変えて試作を重ねる中でその2つのバランスが完璧な形でシンクロした瞬間があって、そのときに思わず出てきた言葉が『考えた人すごいわ』なんです」という。岸本さんは横浜・大倉山にあるベーカリー「TOTSZEN BAKER’S KITCHEN」のオーナーだ。その一方で、異業種からパン店経営を目指すオーナーの開業・運営の支援をするジャパン ベーカリー マーケティングを経営している。同社が初めてプロデュースした食パン専門店が東京・清瀬駅前にある「考えた人すごいわ」だ。2018年6月にオープンするとツイッターなどで話題となり、行列のできるパン店になった。その高級食パン「魂仕込(こんじこみ)」(2斤800円、税別)は完成までに2年以上を要したという。口の中に入れるとほんのりとした甘みを感じ、次の瞬間にはシフォンケーキのようにとろけてなくなってしまう。今までの食パンにはない「口どけ」である。今、「高級食パン専門店」が全国に増えている。素材と製法にとことんこだわった高級食パンだけを売る業態で、1斤400円前後かそれ以上の価格で販売して消費者の人気を集めている。東京周辺で話題の行列店を相次ぎプロデュースした岸本拓也さんに、食パン作りや店作りのコンセプトを聞いた。3つの店の食パンは焼かずに「生」で何もつけずに食べてもおいしい、びっくりするほどの口どけ感がある、耳の部分が薄い、などの点が共通する。だが、原材料や風味、食感は少しずつ異なるという。岸本さんが手がけたのは「考えた人すごいわ」(東京都清瀬市)、「午後の食パン これ半端ないって!」(相模原市)、「うん間違いないっ!」(東京・中野坂上)。オーナーはそれぞれ違うが、いずれもインパクトある名前が特徴だ。この、ヘンな店名と本格的な食パンの味わいのギャップに魅了される人が多いようだ。