更に日下は、母親の万紀子が藤堂を裏切っていることを告げます。小さい頃、毎年クリスマスにいなかった母親は実は仕事ではなく、日下に会いに来ていたことを聞かされます。日下の憎しみが狂気に変わったのは、藤堂新一の父親が死んだ時でした。藤堂新一の父親が死んだのなら、母親は実の息子である自分の元へ戻ってくると思ったのです。ということで、謎がスッキリ解決する答えと、そして最終話のネタバレ感想をまとめました。しかし、こっそり訪ねていった藤堂の家で、日下は信じがたい言葉を耳にします。自分の母親である万紀子が、「私の愛する息子は新一だけ」と藤堂新一に囁いていたのです。以来、日下は藤堂と母親の万紀子に殺意を抱き始めます。それが今回の事件の発端でした。振り返れば、このドラマのテーマは一貫して”孤独”であったのだと思います。社会に登録された個人情報を失えば、社会から容易く弾き出されてしまうのだという孤独感が背景にあり、人と人との絆は疑惑や欲望によって容易く壊れてしまうのだという孤独感が前提にあり、その上で人がどう孤独と向き合い、戦うのかというのが、今回のドラマのテーマであったのだと思います。あとは人間の心理をうまく操ることで、自分の思うように周りも動いてくれていたんですね。日下はさんざん藤堂を煽り、日下は万紀子にナイフを突きつけ、母親の命が惜しければ自分を殺せと挑発します。日下の過去の行動から彼が本気であることを悟った藤堂は、日下に飛びかかって彼を止めますが、彼を殺すことはできませんでした。藤堂を挑発し続ける日下を背後からナイフで刺したのは、母親の万紀子でした。私が疑問に思った謎について、どうしても知りたくてネットであれこれ調べていたところ、『そして誰もいなくなった』の監督である佐藤東弥さんご本人が公式Twitterでズバッ!と謎を解明して下さっていました。そして、日下は万紀子が日下の犯罪に加担していたことを告げます。万紀子は、藤堂新一のパーソナルナンバーを日下に伝え、日下の代わりに犯人役を演じたこともありました。すべて日下が命じたことであり、万紀子は実の息子への後ろめたさから従っていたのです。日下は藤堂新一に、自分と同じように孤独を味あわせたくて、今回の事件を仕組んだのです。藤堂の「全部お前が仕組んだのか」という問いに日下は「全部一人は無理でしょ」と微笑みます。「殺せた?」と日下は万紀子に訪ねます。いつも優しい微笑みを湛えて、なんでもないことのように尋ねる日下の声音に彼の狂気を感じます。と「いったん」終わるということなので、もしかするともうオファーがきてたり!?更に日下は藤堂新一が子供のころ、万紀子が藤堂を殺そうとしたことがあることを暴露します。結局藤堂新一を庇ってしまい、未遂に終わりますが、万紀子が車いすになったのはそれがきっかけでした。万紀子に刺され、振り返った日下は万紀子に縋りつくようにして彼女にナイフを突き刺し、二人は折り重なって倒れます。捨てられた子供の引き起こした寂しい事件は、母親との心中で幕を閉じました。事件は終わり、藤堂新一の元に日常が戻ってきました。藤堂新一を待ち続けた婚約者の早苗と、彼女が生んだ藤堂新一の子供に囲まれて、”僕は今、孤独からもっとも遠い場所にいる”という言葉で、このドラマは終わります。謎が解明されてスッキリしたものの、やはり映像で見たい気持ちはますます強くなるばかり^^;連れ子である藤堂新一を実の子のように育てさせるためでもあり、遺産相続のための予防線でもあったのでしょう。苦しい思いを抱えながらも、万紀子は日下に”人並みの人生を送らせたくて”、その条件を飲みました。日下は藤堂の弟でした。万紀子は再婚の条件として、血の繋がったわが子である日下を特別養子縁組に出すよう、藤堂新一の父親に言われたのです。どんなに追い詰められても日下を殺さなかった藤堂新一の言葉「みんな誰かを許して、誰かと一緒に生きている。俺はお前を殺さない」というのが、孤独に対するこのドラマの結論なのでしょう。人は皆孤独であるが故に、最後に頼りになるのは自分自身の「許す気持ち」「信じる気持ち」なのかもしれません。日下は母親が金のために再婚し、金のために自分を捨てたと思っています。おそらく子供時代の寂しさが、母親への憎しみに転化したのでしょう。藤堂を殺せなかった万紀子に、日下は藤堂をある場所に連れてくるようにと命じます。「母親という生き物に絶望した場所」と彼が言う、その場所はかつての藤堂の家でした。停電という異常状況下における僅か0.2秒という、セキュリティの狭間をついて、全国民のパーソナルナンバーを初めとする個人情報を削除してしまおうというのです。謎も、瑛治がどのように行動して、どのように周囲の人間を操っていたか知りたいことだらけですので、日下の作戦は、藤堂新一に孤独を感じさせ、自分を殺させることでした。正道をまっすぐに歩んできた藤堂新一に消えない汚点をつけたかったのです。 今シーズン一番大好きだったドラマ『そして誰もいなくなった』がついに最終話を迎えました。最後まで見終わった後に、 ところであれはどういう意味だったの? あの人はどうなったの?と謎が残ったままになっていることに気がついて…ということで、謎がスッ nhk bs『アガサ・クリスティー そして誰もいなくなった』(全3回) ... 「よく知りもしない人からの怪しい招待をそもそも受けるか?」という疑問は昔からあったそうで、視聴者にそんなことを考える隙を与えないという意味でも、いい演出だったと思います
素直な椎名は見たままを信じますが、うたぐり深い乙骨は「わざと誰もいないとアピールしたんだろう」と呟きます。 そして二人はある夜に、部屋の窓から湖のほとりに佇む若者を見る。 それはとんでもない美青年ですが、何やら普通ではない。 「そして誰もいなくなった」は日下視点の言葉なのか…って。謎解きスピーカー7の声の主は日下だった=仲間はずれは日下。馬場、砂央里、母親、そして「憎んでいた筈の新一」。誰もいなくなって、日下の世界は完全に孤独になる。 『そして、誰もいなくなった』(そして、だれもいなくなった)は、2016年 7月17日から9月11日まで、毎週日曜日22時30分 - 23時25分に、日本テレビ系の『日曜ドラマ』枠で放送された日本のテレビドラ … 10人中9人が命を失った時、最後に残った1人も首を吊って自ら命を絶った。一言でいえばウォーグレイヴはサイコパスな犯罪者気質なのですが、正義感のせいで「罪のある人間しか傷つけてはならない」という制約がかかっていました。「確かにこれはミステリ小説における、一つの原点だな」と感服しました。>>見放題動画は充実の180,000本!<<・金目当てで病気の主人に気付け薬を投与しなかった(と噂されている)ロジャース夫婦ウォーグレイヴは事前に医師のアームストロング(神波江利香)と協力関係を結び「自分が亡くなったように見せかけることで犯人を揺さぶり、また『存在しない者』として犯人を捜す」という作戦を提案していました。※10人の少年が次々に命を落としていき、最後の1人は自分で命を絶つ、という歌詞「すでに消えたはずの人間」による犯行なので、その後の犯行時におけるアリバイがどうとかの考察は無意味になります。また「そして誰もいなくなった」では、集められた10人が1人ずつ消えていくたびに、用意された人形が1つずつ減っていきます。そして、晩餐の席にて集められた10人が過去に犯した罪を告発する声が響き渡った。真犯人を推理しようとするとき、私たちは壁にぶつからざるを得ない。告白文を残さなければ、兵隊島の事件は迷宮入りになったはずです。日本版の名前「七尾審」はおそらく「名無し」にかかっているのではないかと思われます。というわけで、今回はアガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」のネタバレ!そんなウォーグレイヴにとって犯罪者を裁く仕事は天職だったと言えるでしょう。「古典はちょっと読む気がしないなぁ」と敬遠している方は、ぜひ原作小説の「そして誰もいなくなった」を読んでみてください!でも、意外と「タイトルは知ってるけど、どんな話なんだっけ?」って感じじゃないですか?・妻の愛人だった男を故意に(?)過酷な戦地に追いやったマッカーサーそれぞれの被害者が残した日記やメモの通り「額をピストルで撃ち抜かれた遺体」となって、本当に『そして誰もいなくなった』な状況を完成させました。今回はアガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」のネタバレをお届けしました。最後の1人もまた、真犯人に誘導されて自発的に首吊りさせられた被害者なのだ。「いかなる芸術家も芸術それ自体では満足できないのに、私は気づいた。他人に認めてほしいと思うのが自然な感情ではないか。自分の頭のよさを他の人にわからせたいという、いかにも人間的な浅はかな願い。打ち明けて言えば、その願いが私にもあったということだ」その後、ウォーグレイヴはアームストロングを騙して崖から突き落として始末。ウォーグレイヴは病に倒れるよりも、自らの欲望のままに人生を終えることを望みます。自身を被害者に見せかけておいて、実はその後も暗躍して残りの人間を始末していったのです。ウォーグレイヴの狙い通り、告白文が発見されるまで兵隊島の事件捜査は難航することになりました。ところが、招待状の主「U・N・オーエン(七尾審)」はいっこうに10人の前に姿を見せない。結局、最後まで私たち読者はウォーグレイヴの手のひらの上で踊っていたのかもしれません。最後に、ウォーグレイヴの告白文は次のように締めくくられました。「嗜虐趣味」と「正義感」を同時に満たすために、ウォーグレイヴは兵隊島で9人を手にかけたわけですね。現在の多くのミステリのように過剰な設定や無駄な恋愛要素などは一切なし。1939年に刊行された本でありながら今読んでも面白いというのは、本当にすごいことですよね。淡々と事件が進んでいく展開なのに、かえってページをめくる手が止まらない。ところが、とうとうウォーグレイヴは「自分の手で命を奪いたい」という欲求を抑えられなくなってしまいます。そのために、自らも道具の一つとなることで誰にもわからない『そして誰もいなくなった』状況をつくりだしたわけです。まずは軽く「そして誰もいなくなった」のあらすじについて押さえておきましょう。閉ざされた孤島にいた10人の人間は、すでに全員が亡くなってしまっているのだ。つまり、不可解な事件を起こすことそのものが目的の一つだったわけですね。実はウォーグレイヴは手術不可能な病に侵されていて、余命わずかな身の上でした。絶海の孤島「兵隊島」のホテルに年齢も職業もバラバラな10人の男女が集められた。「海が治まれば、本土から船、そして人がやってくる。その人たちは兵隊島で、十人の遺体と解けない謎を発見することになる」きっと私と同じように、ミステリ最高峰といわれる作品の持つ完璧さにビックリされると思いますよ。 藤原竜也主演、玉山鉄二、ミムラ、今野浩喜、黒木瞳、二階堂ふみ、おのののか、伊野尾慧、桜井日奈子、小市慢太郎、ヒロミ、志尊淳、奥間唯、遠藤要、鶴見辰吾、神保悟志出演のドラマ『そして、誰もいなくなった』5話あらすじ予想と4話ネタバレ感想!