ですが、就活生はそれぞれの社風や人材像の差を明確に理解せず「とりあえず」の精神でメガバンク三大銀行すべてを受ける傾向にあると言われています。日系企業へのサポートだけでなく、各地域の非日系企業との取引も行いグローバルなサービスを展開しています!そんな銀行業界を目指す就活生にとって三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行からなる「メガバンク」は大きな憧れなのではないでしょうか?!そこで本記事では、三大メガバンクの違いをお伝えし、「とりあえず」エントリーではなくあなたの就活の軸にあった企業選びのお役に立てればと思います!完全週休二日制をとっており、オンとオフの切り替えを大事にしているのも大企業にとって大切なポイントとなっています!仕事の持ち帰りの禁止、5営業日休暇(5連休)取得の義務なども定められていることからもかなりオンオフの切り替えを重視していることがわかりますよね!三井グループのさくら銀行と住友グループの住友銀行が、いわゆる財閥の枠を超えて合併し設立されたのが三井住友銀行です。三菱銀行と東京銀行が合併して1996年に誕生した三菱東京銀行と、三和銀行と東京銀行が合併して誕生したUFJ銀行が2006年に合併し誕生したのが三菱東京UFJ 銀行です。2013年にはタイの大手銀行「アユタヤ銀行」を買収しており、アジアNo.1の銀行を目指しています。給与水準が高いだけでなく、年金・保険・住居手当やその他福利厚生も充実しています。他メガバンクに比べ「チャレンジ精神」を大切にするというのも一つの特徴と言えるでしょう。国際部門の連結業務利益が全体の3割を占めており、国内のみならずアジア・世界においても顧客に選ばれる存在になることを強く意識しています。個人顧客は2,400万人と、日本人の5人に1人はみずほ銀行の口座を持っていることになりその取引数の多さがわかるでしょう。また、国内だけでなくアジア・北米・アフリカ・ヨーロッパなど全世界で40ヵ国以上に進出しています。毎年、行きたい部署へ手を挙げることができる制度、若手課長への昇進チャレンジ制度などもあるといいます。「オンオフの充実」も大きな特徴で基本的に最終退社時間は20時、毎週水曜日は早帰りDAYのため18時退社。なんと、常務以上の役員は毎日本店9階の役員食堂に集まりランチを食べているとか…本店は千代田区丸の内にありますが、住友グループが拠点とする大阪にも強い営業地盤を持っており、首都圏・中京圏・近畿圏を中心にサービスを展開しています。給与形態は基本的には年功序列ですが、年に一回の昇格で基本給が上がっていき職位がつくと飛躍的に年収もアップするそうです!その中でも特に銀行業界は毎年就職ランキングの上位を占めています。確かに、数字には厳しいようですが結果を出せば若手へも大きな仕事を任せる実力主義であり、若いうちから裁量を持ちたい人とっては良い環境と言うことができるでしょう!個人や企業への融資はもちろんのこと、証券の金融商品仲介、年金保険の販売、相続関連サポート、法人の事業戦略や経営相談など多岐にわたる事業を展開しております。また、銀行では珍しく会議でのペーパーレス化を図るなど、経費率を38%に抑えることに成功しています。(UFJは57%)第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行の全面的統合によって2000年に設立されたのがみずほ銀行です。グループが擁する個人講座は約4千万口座、取引企業は約40万社と強固な顧客基盤を誇っているほか、国内預金残高、連結貸出残高も他のグループを大きく引き離しています。UFJが時間をかけて取引先との信頼を構築するのに対し、三井住友銀行は「ほな、やってみましょか」と関西の商人らしく多額の融資を取り付けます。この三つの視点からだけでも、それぞれの銀行の違いが見えてきたのではないでしょうか?2位のみずほ銀行に約42兆円の差をつけており、国内支店が全国にバランスよく配置されているため、全国で強い銀行ということができるでしょう!一人一人のキャリアについてきちんと考えてくれる体制が整っているので、本部各部署や海外転勤、関連会社への転勤が可能となっています。意見交換や情報共有を密に行い、個ではなくグループで動く、という社風がよく表れていますよね!また、投資銀行部門(特にプロジェクトファイナンス=企業単位ではなくプロジェクトごとに融資を行うこと)、リテール事業(個人顧客営業)に強みを持っているため法人営業よりも、身近な目の前のお客様と接することが多くやりがいを感じやすいとも言えます。本社は東京都千代田区大手町に位置しますが、前身が全都道府県に支店を持つ第一勧業銀行であるため、メガバンクで唯一47都道府県に支店をもっています。三菱・三井と比較すると平均年収は少し低いですが、一方で福利厚生は充実しています!共有すべき価値観として「信頼・信用」「プロフェッショナリズムとチームワーク」「成長と挑戦」を掲げており、堅実で看板を背負って仕事ができる人材を求めています!2016年8月(株)船井総合研究所においてindeed採用広告運用事業を立ち上げ、わずか1年でアカウント運用数2,000を突破し、現在では2,800社を超え、世界最大級のダイレクトリクルーティング顧客数を誇るまでに急成長し、2018年1月5日に法人化。『最新のテクノロジーで人材採用に革命を起こす』を企業理念に、人材採用難時代において、最新のWEBテクノロジーで企業の経営資源に最も重要な人(human resource)の力(force)を最大化することを目指している企業。ただしこれは一般職、海外採用者を含めた平均年収ですので、総合職のみの平均年収は900~1,300万円程度と予測されています。新規営業先を獲得するよりも「昔からのお得意様との長いお付き合い」を大切にしているのが特徴です。「個を尊重する文化」「君ならではの金融」といったワードを新卒採用ホームページに記載していることから、社員それぞれの個性を重要視している社風といえます。 銀行の「本店」とありますが、これは銀行で1つしかないものなのでしょうか。ちなみに、私は三井住友銀行の「大阪本店営業部」に口座がありますが、これは「本店」or「支店」扱いになるのでしょうか?書類を書くのに「本店」or「支店」の その一角に位置する三井住友信託銀行本店ビルの1階・2階・地下1階が「本店営業部」です。広々としたロビーは明るく落ち着いた雰囲気で、「預金・投資運用・ローン・不動産・遺言」など幅広いコンサルティングを提供しております。 銀行名からも分かる通り「三井系」と「住友系」の2つの巨大財閥の銀行が合併してできたのが三井住友銀行です。大阪に本店があった住友銀行や神戸に本店があった神戸銀行をルーツにもつので関西における存在感は最大手の三菱UFJをも凌駕するといわれています。2016年から続くマイナス金利政策の影響により、銀行の収益は苦しい状況が続いています。それに追い討ちをかけるようにコロナウイルス流行による世界的な不況も始まり、2020年度は各行ともに正念場を迎えるといわれています。ACE CARERRが総力をあげてお届けする業界研究シリーズ初回は銀行業界です。銀行業界の中でも就活生の中でもとりわけ人気が高い三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のメガバンク3行の違いや特徴について比較しながらお伝えします。また各行ともに人員の削減を急いでいます。大規模なリストラの実施は今のところありませんが、各行ともに2016年卒あたりの採用をピークに大幅に新卒採用を絞りこんでいます。既に加速していた店舗削減がコロナウイルスの流行で更に加速する可能性もありそうなので、新卒採用を拡大することは当面の間は考えづらいでしょう。銀行は扱っているサービスや商品の違いがほとんどないため、業界研究や企業研究を進めていても志望動機まで落とし込むのが非常に難しいと思います。私自身も今回挙げたメガバンクのうちの1つしか選考を受けなかったため、志望動機を伝えるのに苦労した経験があります。また三井系や住友系の大企業にも取引先を多く抱えますがリテールに強みをもっており、メガバンクながら中小企業の取引先も多く抱えております。それもあってか中小企業のオーナーにも可愛がられるような体育会系の人材が好まれるといわれています。前項でもお伝えした通り、2019年度の決算では三井住友FGが首位となりました。しかし2020年度決算では三菱UFJが再び首位に咲きかける見通しとなっています。とはいえ2020年度の見通しは「コロナが2020年度上期に感染拡大が衰退し、徐々に経済が回復した場合」という前提で作成されているため、コロナウイルスの感染拡大と経済回復のスピード次第では予断を許さない状況になることが想定されます。近年では東南アジアにおけるプレゼンス向上に注力しており、タイのアユタヤ銀行を買収や配車アプリを運営する「Grab社」との連携などを行っています。また他のメガバンクと同じく経費削減を急いでおり、2023年度までに人員を6000名、店舗を40%削減を目指しています。直近の大きなトピックスとしては2019年度の決算報告で3メガバンク体制になって初めて三井住友FGが首位に立ちました。とはいえ今回の首位逆転は三菱UFJが東南アジアの傘下銀行で減損処理を実施した影響が大きいため、序列が完全に逆転したわけではなさそうです。一括りにメガバンクといっても、成り立ちや強みは意外と異なるので少しずつ情報収集していっていただければと思います。あの三菱財閥の中核である「三菱銀行」、日本唯一の外国為替銀行として海外に強い「東京銀行」、関西エリアで強い「三和銀行」、名古屋エリアで強い「東海銀行」を源流にもつため、三大都市圏においてグローバルからリテールまで幅広い顧客資産を抱えるのが「三菱UFJ」なのです。まさに「メガバンク of メガバンク」