クレジットカードでの購入を取り消して返品(キャンセル)する場合、支払いの返金処理はどうなるのでしょうか? クレジットカードの返金方法や手数料、返金日数、現金で戻るのかなどクレジットカードの払い戻しを解説します。【三井住友visaカード】 クレジットカードですでに支払い済みで、銀行口座からもその代金が引き落とされてしまった後なんだけど、その支払い自体をキャンセルしたいって時、ありますよね。 通常:代金の引き落とし前なので問題なし 今回:代金の引き落とし後に返金ってなに? 決済確定前のキャンセルとなりますので、クレジットカード会社からの引き落としは発生しません。 ※デビットカードなど特殊なカードの場合はその限りではございません。 但し、一度引き落とされた場合でも、カード会社を通して返金が行われます。 お支払いのキャンセル(取り消し)についての説明ページとなります。キャンセルの方法や清算(返金)スケジュール、キャンセル情報の照会方法などをご確認いただけます。 お店側にキャンセルの依頼をして、クレジットカード会社を通して返金してもらうように交渉をしましょう。クレジットカードの仕組みについては、次の記事で詳しく説明しています。一方、商品が再販できない状態で返品されてきた場合には、返品は受け付けられず、事後の処理について話し合いを行うと連絡してくるでしょう。さらに、医薬品も返品できないことが多いですね。特に処方箋薬は返品できないルールになっています。処方箋薬は購入するものではなく、医療行為に対して支払いを行い、お薬は給付されるものだからです。この場合には、さらに翌月の利用額からも相殺する可能性もありますが、相殺しきれなかった金額を、引き落とし口座に振り込んでくれるカード会社もあります。いずれにせよ、その月の請求額はゼロになります。返品・キャンセルについては、カード利用者からの申し入れがあった日を基準に行われるのではなく、加盟店が赤伝処理を行った日を基準に行います。当日にキャンセルする場合でも、ホテルにキャンセルの連絡はしましょう。第二は、購入・利用日の後、締日をまたいで返品・キャンセルが行われた場合です。この場合には締日を過ぎていますから、一旦請求が行われ、引き落とし日には銀行口座から引き落とされます。現金払いであれば、返品してOKならお金を返してもらうだけで済んだのが、そこに締日と返金日がかかわってくるからです。この場合、カードの支払いはどうなるのでしょうか。返品伝票を切ってもらった場合、すぐにカードの利用明細から削除されるのでしょうか。実はこれが意外に難物なのです。あなたがクレジットカードを使って買い物をしたとしても、クレジットカードの取扱手数料を請求されることはありませんね。クレジットカードを使った買い物の返品・キャンセルの場合の返金は、おおまかにわけて3パターンあります。ホテル側に二重取りさせるのは面白くないかも知れませんが、キャンセル待ちの人がいた場合、きっとお客さんの方に喜ばれるでしょう。ですから、月末までに返品したとしても、赤伝処理が加盟店用の伝票締切日をまたいでしまうと翌月回しになりますし、逆に月末を過ぎてから返品しても、赤伝処理が早いと当月の処理になることもあるのです。電話などで返品やキャンセルを申し入れた場合、その場で赤伝処理(返品伝票の発行)を行ってくれるとは限りません。キャンセルの場合はキャンセル料の発生の有無を確認した上で処理されるでしょう。また、飲食を伴うお店の予約などの場合も、仕入れの関係で、利用予定日までにある程度の期間がないとキャンセル料を請求されます。では、カード会社はどこで利益を上げているのでしょうか。翌月一括払いであれば、毎月の請求に手数料が加算されることもありません。第一は、購入・利用日と返品・キャンセル日が比較的接近していて、すべての処理が同じ締日の期間内に処理された場合です。先に3つのパターンを紹介しましたが、その中で、締日をまたぐ返品・キャンセルの場合、一旦銀行引き落としがあると言うことをお話ししました。ETCカードの利用明細・走行履歴が確認できる3つの方法を紹介!一方、翌月一括払いの場合はこの方法は取れません。チャージバックの依頼をカード会社に行うことになりますが、こちらは難易度が上がります。現金で返金されることはありませんので、お店に対して現金での返金を要求したりしないでください。これはクレジットカードが使えるお店の方が、現金しか扱っていないお店より来店客を呼び込みやすいとか、客単価の上昇が見込まれるとかの営業効果が期待できるからです。受益者負担と考えても良いでしょう。なお、特に明記していなくても、開封後の商品は原則として返品できません。衣料品などで「サイズが合わなかった」と言ったケースの場合、開封後でも返品を受け付けてくれる会社もありますが、これは例外的な存在です。そして、返品・キャンセルが行われた日が属する締日の範囲で返金処理が行われ、その締日の中の利用額から返金額を差し引く相殺処理が行われます。つまり、その月の引き落とし額が少なくなると言うことです。そうなった場合、返金はそれ以降のカード利用料金から相殺されますので、早くても一か月後と言うことになります。伝票処理の都合によってはさらに遅れることもあり得ます。もっとも有名なのはホテルの予約ですね。原則として当日キャンセルの場合、キャンセル料金として宿泊料金の100%が請求されます。カード利用の締日が毎月月末だからと、返品やキャンセルを月末までに申し入れれば、その月のうちに処理されると思ってはいけません。いずれにせよ、少し時間がかかるため、次の締日をまたいでしまうと、返金は2か月後になります。さすがにそれ以上待たされることはないと思いますので、あまりに遅いようであれば、カード会社にも連絡はしておきましょう。実は、カード会社は加盟店から数%の取扱手数料を受け取っているのです。仮に1万円の買い物をカードで決済した場合、カード会社からは例えば400円の手数料を差し引いた、9,600円が加盟店に支払われるのです。もちろん、返品を受け取ってもらえるかもしれませんが、お金は1円も返してもらえません。これは法律に定めがありますから、曲げることは不可能です。もちろん、キャンセルについては手続きだけの問題ですから、比較的早く処理されると思います。最近では予約しておいて来店しない非常識な人のことがよく問題になっていますので、おそらくこれからは、飲食店の予約にはクレジットカードが必須になる可能性が考えられますね。もちろん、状況に関してカード会社が確認して、それが受け入れられる必要がありますが、OKが出たらそれ以降の支払いは停止できますし、すでに支払った分も返金されます。第三は、第二と同じパターンの返品・キャンセルが行われた際に、その金額が大きいとか、相殺処理をする月の利用額が少なく、相殺できなかったと言う場合です。こうした場合は、逆に「開封後でも返品可」と言うことをアピールしていることが多いですね。カードを利用した商品の購入やサービスの利用は、カード利用者と商品やサービスの提供者との間の契約ですから、返品・キャンセルはその2者の間で行わなければなりません。このようなケースの場合、全額返金になる場合と、キャンセル料を別に請求される場合がありますが、基本的には差額分の返金が受けられると言うケースが多いでしょう。正当な理由で返品を断られたり、キャンセル料を取られたりした場合には、カード会社に文句を言ったり泣き付いたりしてもどうしようもありません。カード会社は支払いとその収納を代行しているにすぎませんから、その部分に立ち入ることは許されないのです。その他、特売品やオーダーメイド製品、その他の理由で返品不可のものは、必ず店頭なり商品なり通販サイトなりに表示してあります。「返品不可表示に気づかなかった」のは、基本的に購入者の責任です。また、衛生用品についても原則として返品はできません。未開封であっても、開封後の再封が可能な容器に入っている場合には、衛生的に保証できないからです。通販の返品の場合、宅配便などで商品を送り、それが店舗などに届いてから商品の確認にかかります。そして、問題がなければ返品伝票の処理になります。どうしても知りたい場合には、返品やキャンセルを行った後から加盟店に連絡して、何月分の処理になるのかを確認しておくのが良いでしょう。実店舗に商品を持ち込んでの返品であれば、比較的処理が早いと思いますが、それでも商品に傷みがないかどうかの確認してからと言うことになります。ですから、カード利用者の側から返金処理がいつになるかはわかりません。この場合には、クレジットカードの利用そのものがなかった扱いになります。請求も行われませんし、返金も行われません。クレジットカードで買った商品を返品したい、クレジット利用で申し込んだサービスをキャンセルしたいと考えたことある人は多いのではないでしょうか。クレジットカード決済のシステム上、加盟店は返品を受けても、その代金を現金で返すことはできません。クレジットカードの反映は意外と遅い!明細確認は少し待たされます そして今回はヨドバシドットコムで商品を上記のデビットカードで決済後、私の都合で注文をキャンセルしました。 返品手続き完了のメールが届いてから返金まで2週間ほどかかりました。