日本テレワーク協会は、テレワークを通じ、調和のとれた日本社会の持続的な発展に寄与して参ります。テレワークによる情報通信技術を活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方が、社員の働きやすい環境整備を実現すると共に、企業革新・企業成長を可能とさせることが出来ます。

第一のメリットは、ワーケーションの活用によって、従業員の生産性向上が期待されることです。 ワーケーションとは、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を合わせた造語で、欧米で広まりつつある新しい働き方(リモートワークの一種)です。仕事時間や場所を選ばない働き方をしているフリーランスの方などを中心に注目されていましたが、最近では、働き方改革として、一般企業でも取り入れられ始めています。 ここまでワーケーションのプラスな面をみてきましたが、走り始めて日が浅いワーケーションには今後の普及に向けて課題もあります。受け側自治体の課題としては、ワーケーション受け入れのための施設や環境整備に十分な予算がつけられないこと・首都圏へのPR不足などの課題があります。「国内外のリゾート地や帰省先、地方などでテレワークを実施します。休暇先(旅先)で仕事をするという新たな働き方により、早朝や夕方以降の時間を社員が自由に過ごすことで、業務への活力につなげることが狙いです。また、ワーケーションにより、旅行の機会を増やし、家族と過ごす時間が増えることが期待されます。さらに、地方で開催されるイベントなどに積極的に参加することで地域の活性化の一助としてまいります。」受け入れ側の自治体にとっては宿泊費や食事でお金が落ち、コロナで人が減った町に活気が生まれ、移住者予備軍になり、参加者のスキルやコネクションを生かして新たな取り組みにつながるといったメリットがあるとのことでした。日中はそれぞれ仕事をし、ご飯時にはみんなで宿に集まり話ながら食事。異なる業種・異なる地域に普段住む人たちが1つの場所に集まり話すことで新たなつながりが生まれ、考え方や視点の多様性や柔軟性が増します。全国では長野県や和歌山県が先頭に立って推進しており、都市から一時的に離れたい人と質の高い人材に来てほしい地方自治体のニーズと供給がマッチするよう取り組みを推進しています。1996年長野県生まれ。大学在学中に自身が代表を務める事業が長野県地域発元気づくり大賞を受賞。現在は一橋大学社会学研究科にて国内移住に関する研究を行いながら、KAYAKURA代表として長野県を主なフィールドに観光インバウンド・移住・まちづくりのコーディネート・プランニング・調査・PRを多数手がける。2019年からは都内の企業と地方の企業や自治体をつなぐ新たな取り組みも開始。訪日観光客向け観光情報発信サイトNAGANO TRIP運営。池田町第六次総合計画審議委員。週刊SPAや公益社団法人 日本観光振興協会発行『観光とまちづくり』など寄稿多数。2019年4月から東京都国立市と長野県池田町の2拠点居住実践中.社員の意識がワーケーションを受け入れきれない部分があることもわかっています。JTB総合研究所の調査によると、仕事で行く旅行とプライベートな旅行は完全に分けたいと考えている人の割合は、20代30代男性で25.7%、20代30代女性で32.2%、40歳以上男性24.4%、40歳以上女性16.7%となっています。柔軟な働き方を求めていると考えられている若者世代ほど完全に分けたいと考えている点に注目する必要があり、若者=ワーケーションしてくれると推測してはいけません。一方で「ワーケーション」という言葉だけが独り歩きし、実態が伴わない事業が生まれないようにここで触れたように気を付けながら、実践者・地方自治体・企業はワーケーション事業を進めていく必要があるでしょう。ワーケーションへの注目度が高まっていることは論文数からもわかります。日本最大の論文掲載サイトCiNiiで「ワーケーション」に関する論文を検索すると2020年7月時点で26件がヒットします。年ごとにみると2015年が1件、2016年が0件、2017年が1件、2018年が4件、2019年が8件、そして2020年が10件となり、年々取り扱われる機会が増えていることがわかります。長野県を筆頭に多くの自治体が2020年、ワーケーションに力を入れていくことが予想されます。コロナをキッカケに地方で都内の仕事をするというスタイルの認知度が高まったので、この流れが柔軟な働き方を実現する方向で社会に広まることが期待されます。コロナによるワーケーションの認知度向上は急に起こったことではなく、数年前から準備してきた自治体の取組がコロナをキッカケにハッキリ認知されるようになったと考えるのが正解です。実施してすぐに効果が目に見えて出るものではないため、中長期的なスパンでワーケーション事業は進める必要があります。ワーケーション先端自治体の和歌山県では2017 年 2 月からワーケーションの普及・誘致活動を開始し、同年 8 月には東京でワーケーション・フォーラムを開催しました。千曲市ワーケーション体験会の詳細を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。なおワーケーションは海外での英語表記はWorkcationが一般的ですが、国内ではWorcationと記されることもあり定まっていません。しかしワーケーションのために多額の予算を投入し立派な施設を建てなくても地域のリソースを有効活用することで受け入れは可能です。お寺と連携しお堂で作業できるようにしたり、温泉街の空いている宿の部屋で作業できるようにしたり、キャンプ場のバンガローで作業できるようにしたりといまある資源を活用すれば仕事する場所はつくれるのです。長野県や和歌山県では立派なワーケーション向けの施設を建て受け入れ態勢を整える自治体が増えてきているため、予算が避けない自治体からは「こんなところに人が来てくれるのか…」という声が聴かれます。2019年2020年として、いくつかの都道府県/自治体が本格的に力を入れ始めたこと、そしてコロナとテレワークの広まりで「地方で暮らしながら都市の仕事を受けるライフ&ワークスタイル」に興味関心を持つ人が増えたことが理由です。日本で他企業に先駆けてワーケーションを導入した日本航空の定義と目指すところは以下のように説明されています。これまで「仕事」と「休暇」を完全に分けることを前提として来た日本型企業にとって、ワーケーションの導入には課題がいくつもあります。ワーケーションを企業として導入し制度化しようとする場合、労務管理等のマネージメントの仕組みを変え規定を整備する必要があります。長野県、沖縄県、鳥取県など県単位のワーケーション拠点整備費や事業費を補助する施策もあります。詳しくはそれぞれの都道府県のワーケーション関連Webページをご覧ください。交通費や通信費、宿泊費だとの実費負担はどのような扱いとなるのか、労災保険はどのような扱いとなるのか、これらの点は手を抜けません。ラジオ版KAYAKURAは毎回1つのテーマについて5分~10分で深堀する音声コンテンツです。テーマは社会課題・最新ニュース・地方創生・観光インバウンドなど。スキマ時間の学びを思考を促す内容となっていますので、ぜひ聴いてみてください。東京に住んでいてたまに地方に行くのと、移住して腰を据えるのの間には高い壁があることは無視できません。また移住定住前提でワーケーション事業を進めると、希望者のニーズを見落とすことにもなりかねません。ワーケーション実践者と一括りにせず、多様な働き方を排除することなく1つ1つにマッチした支援と受け入れをしていくことが重要です。ワーケーションのために新たな施設を建てることは、SDGsなど昨今の持続可能性を重視したまちづくりからするとハード主義で持続可能性に欠ける面があります。国や県からの補助金がなくなってからも運営できるマネタイズモデルになっているのか、ブームだから我先にと競争に参戦し先が見えていないのではないか、この点について受け入れ自治体は常に意識する必要があります。ワーケーション自治体協議会の会長には和歌山県の仁坂吉伸知事、会長代行に長野県の阿部守一知事が務めています。このことからも分かるように和歌山県・長野県はワーケーション先端自治体です。「とりあえずどこかの地域で実践してみたい!」という企業や個人は両県の担当部門に相談することをおすすめします。しかしそもそもなぜ今ワーケーションが注目されているのでしょうか?そこで今回は、

ワーケーションの大事なポイントは「社員がその価値を認めて主体的に参加すること」だそうです。会社や上司に命令されて参加するものは、そもそもワーケーションの定義から外れるということです。 企業の社員を対象とした雇用型は3つに分けられます。 ワーケーションへの注目度が高まっていることは論文数からもわかります。日本最大の論文掲載サイトCiNiiで「ワーケーション」に関する論文を検索すると2020年7月時点で26件がヒットします。 ワーケーションのメリットは、生産性の向上、ワークライフバランスの改善、社会・地域活動への貢献の3点が挙げられます。 メリット1.生産性の向上. © 2020 remow All rights reserved.楽しみなことがたくさんある、気分転換がしやすい、ご飯がおいしい。この三つはワーケーションをする人に対しての魅力ですが、ワーケーションを導入する会社側にもメリットがあります。今度は会社側のメリットもサクッと見ていきましょう。これから日本でも広まっていくワーケーション。魅力やメリットがなきゃ意味ないですよね?ということでどんな魅力があるのかを一つずつご紹介していきます。特に沖縄なんかでは、那覇市内でも徒歩圏内にめちゃくちゃ景色の良い場所なんかがあるので、何か疲れたなとかおもったり、もやもやしたりしたらすぐに気分転換ができます。ということで国内でおススメのワーケーション場所を見ていきましょう。いかがだったでしょうか?今回はワーケーションについてまとめてみました。実際にワーケーションを導入している会社はまだ少ないですが、これから絶対に増えていきます。フリーランスの方は一回ワーケーションをしてみるのをお勧めします。注意する点はあるものの、魅力あふれるワーケーションですが、これだけはないと厳しい、絶対にあった方がいいというアイテムをポイントを絞ってご紹介いたします。温泉地であれば温泉に、海が近いのであれば海に。それ以外にも、そこにしかないものや場所や経験を味わえます。普通に働いているだけでは味わえない魅力がそこにあります。仕事終わりに、海に行って夕暮れを見ながらのんびり過ごす。そんな毎日を過ごせたら幸せではありませんか?「必要なものも揃えたし、良い面も注意しなければいけない面もどちらも頭に入れたけど、実際にどこに行くのがいいの?」と思いますよね?先ほどの三つの魅力があるので、従業員にワーケーションをさせたらほとんどの人がやる気を上げてくれて、作業・仕事の質が向上することでしょう。レジャーに関しては夏限定になってしまうのですが、マリンスポーツができますね。シュノーケリングやバナナボート、ダイビングなど、普段味わえないようなことを楽しめます。沖縄の海は非常に綺麗で魚もたくさんいるのですこぶる楽しくなるでしょう。実際に使うことはなくても、あるだけで変な不安を持つことがなくなります。最近では、サイズもコンパクトで大容量のモノもありますので、プライベートの旅行用兼出先の仕事用として、一つ持っておいても損はないです。詳しいことはこちらで持まとめておりますのでよかったら見てみてください。(国内でのワーケーションだとこんな感じですが、国外に行く場合は、少し変わってきます。日本で契約したWi-Fiなどは、基本的に使えなくなるので、現地でSIMカードを調達する必要があったり、充電するための変圧器も持っていく必要もあります。パスポートももちろん忘れられませんし、国内のワーケーションとは必要なものが変わってくるので注意が必要です。)もし、企業に勤めながらワーケーションをしたいと思ったならば、うちの会社は導入をしそうかどうか?などを見極め必要があります。フリーランスの方は一回ワーケーションをしてみるのをお勧めします。もしよければ、以下にワーケーションを含めたリモートワークができる職種をまとめているので、見ていってください。