世界各国の労働時間を比較するデータは、OECD(経済協力開発機構)にあります。G7各国の労働時間を比較すると、日本は中位の1,680時間で、カナダやイタリア、アメリカの方が長時間労働しているという意外なデータが出てきます。少子高齢化が進む中、どの企業も採用難や離職による人手不足に直面しています。長時間労働の改善やテ...日本人の長時間労働が解消されているなら、なぜ働き方改革で長時間労働是正が謳われているのでしょうか。先日、早くも来春入社の就職活動生の内定率が7割を超えたというニュースがありました。少子高齢化が...2013年から全社的な「働き方改革」に取り組んでいるコニカミノルタジャパンの事例をご紹介します...さらに、日本単独の労働時間推移データを見ると、1980年代の2,100時間台から、2000年代から2010年代の1,700時間台へ一貫して減少傾向にあります。大きな契機となったのは1988年の改正労働基準法の施行です。結論として、パートタイム労働者を除く一般労働者の労働時間は、グラフの緑の線が示すとおり20年近く2,000時間以上と、日本では長時間労働がまったく改善されていない実情が浮かび上がります。 12-6 男女別週当たり実労働時間 〔出典〕 ILO, ILOSTAT Database 【参考】データベースの使い方 2019年12月ダウンロード 〔解説〕 就業者の1週間当たり平均実労働時間。就業形態は,雇用者。労働時間は,調査期間に実際に働いた時間。産業分類は ISIC による。 日本の労働時間は長いと言われていますが、世界と比較してどうなのでしょうか。2017年の労働時間を国別に比較したoecd(経済開発協力機構)による調査結果をもとに世界の1年間の労働時間のランキングを作成しました。 日本は労働時間が多くて有給もとりにくく、今から憂鬱かもしれないけど頑張ろうね! ふと、世界の労働時間が気になって調べた、cnnが発表した労働時間ランキングを紹介するね。 労働時間が長い国トップ 5 . 日本の時間当たり労働生産性は46.8ドルで、oecd加盟36カ国中21位。 ・oecd データに基づく2018 年の日本の時間当たり労働生産性(就業1 時間当たり付加価値) ※ 本稿は2019 年11 月にoecd 等が公表していたデータに基づいている。 [要約] 1. 世界で一番労働時間が長い国ランキング top10 最新版 2020年7月 2019年9月8日 日本ってどれだけ働くんだよなんて感じたことありませんか? 2019年から施行された働き方改革関連法でも、長時間労働を是正する流れになっています。 日本人が世界と比べて長時間労働しているか、あらためてデータで見てみましょう。 日本がそれほど高くないのはパートが含まれているからですね。正社員の労働時間のランキングはかなり高かった気がします。しかし、これが本当かどうかは怪しいと個人的には思います。日本は「サービス残業」という文化や「みなし残業」という制度があるためです。一方で、このランキングで最も労働時間の低いドイツはかなり効率的に稼いでいる国です。人口も多いのに平均労働時間が短いのはかなり優秀だと思います。ドイツの場合は、学校のシステムがそもそも効率的に経済に絡む仕組みになっています。しかも、たいていの会社が週休2日制度を導入しているので、休日の数は恵まれていると考えてよいでしょう。そこにワークライフバランスが注目されるようになったため、労働時間が改善されているという見方もできます。これ、データ上では「日本よりも労働時間が長い国は意外とたくさんある」ように見えるのは、たしかにこの記事で言及されているように「日本ではサービス残業などがデータに反映されていない」のもありますが、もう1つ理由があると思います。海外から外国人観光客を街中で見かけると、身長が高い人が多い印象があります。実際に欧米人は身長が高いイメージがありますし、東南アジア諸国の人たちは身長が[…]また、韓国では競争社会も激しく、長時間労働が形骸化している点では日本に似ているかもしれませ。しかし、日本以上に働く時間が長いことはあまり知られていません。彼らもまた長時間労働を問題視している人も多いです。休日出勤も一年間で見ると月平均2~3回、一日4~5時間程度は行っていました。しかし、会社としては休日出勤はカウントされていないのでこれは労働時間にもちろん含まれていません。世界では日本食が流行っているということはよく耳にします。実際にヨーロッパをバックパックしている時に寿司レストランを目にすることが多かったので、寿司は世[…]このランキングで日本より上位に入っている国には「全体の労働者における個人事業主(自営業)の割合」が日本よりも大幅に高い国が少なくありません(ギリシャとかトルコとか)。こういった個人事業主の労働時間は、例えばお店を構えている場合、実際に自分が稼働している時間ではなくお店の1日の営業時間の始まりから終わりまでの間の時間全部を「労働時間」として申告している場合も多いそうです。これなら、例えば営業時間が朝の9時開始で夜の10時閉店で「13時間」だったとしても、実際には4、5時間休憩(特にラテン系の国ではシエスタ(お昼寝))していて実働が8、9時間でも「1日の労働時間は13時間」として提出する事になります。世界的に有名なファーストフードの会社といえば、マクドナルドと言っても過言ではないでしょう。ビッグマックはどの国に行っても食べることができるマクドナルド[…]おそらく、無給でも実際に生産活動をしていた時間とはボランティア活動などを指していると思われます。世界的に見れば、日本はゴールデンウイークもあり、シルバーウイークがある年もあります。有給が取りにくい会社も多いのですが、祝日の数は世界と比較しても多いです。そのため、実際に感じる労働時間より一日の労働時間を長く感じている可能性も否定できません。日本の労働時間は長いと言われていますが、世界と比較してどうなのでしょうか。2017年の労働時間を国別に比較したOECD(経済開発協力機構)による調査結果をもとに世界の1年間の労働時間のランキングを見ていきましょう。基本的に総合職は長く働く傾向があり、私も一日に8時~21時までが基本的な労働時間の長さでしたが、その労働時間を会社がすべて管理できない状態だと言っても過言ではありません。政府もバカではないので、そんな小さな会社のデータをあてにはしていないでしょうから、中小企業ではみなし残業が適用されていない「労働時間=賃金」に直結するような会社のデータをOECDに提出している可能性が高いです。そういった会社は残業が少ないことが想定されます。ここまでざっと、日本のデータは疑わしいということを述べてきましたが、日本の労働時間が22位であることの妥当性についても書いておきたいと思います。個人的には欧米のように効率的に働く企業文化が根付いて、「仕事のために生きる」のではなく「生きるために仕事をする」という意識が日本人に広がり、より幸福感を持てる社会になれるようになれることを期待しています。OECDのデータは無給で実際に生産活動をしていた時間も含まれるとありますが、サービス残業はここに含まれていないと考える方が妥当です。企業がこれを把握して、政府に報告するメリットがまったくないからです。なので、このデータでは「日本の労働時間が実態よりも少なく見える」だけでなく、「他国の労働時間が実態よりも多く見える」ようにもなっていると思います。(韓国とかは確かに純粋に日本よりも労働時間が長いみたいですが)私はそこそこ大きめの保険会社で7年間働き、支社で営業職、本社では事務職を経験しました。入社した当時、営業職だった頃はみなし残業が適用されていたため、長く働こうが短く働こうが給与は変わりません。振替制度もあり、お客さん対応で仕方なく土日にでなければいけない日は出勤が許され、年に3日ほど振替休暇が追加されますが、消化したことはなかったです。この場合はカウントされていますが、実態の勤務時間より短くカウントされています。一方、本社事務の仕事はPCがメインなので厳しく管理されます。30分単位で労働が管理されますが、始業時間は一律9時スタートなので朝早く来れば、労働時間を長くすることも可能です。当時、私が働いていた保険会社では19:30シャットダウンが基本でしたが、申請すれば21:00まで働くことができます。OECD加盟国の中でメキシコは最も賃金が安い国です。そのため、長く働いてお金を稼がなければいけないとうい実態もありま、アメリカに出稼ぎをする人も多く、週6日・1日10時間以上働いている人も珍しくはありません。メキシコの労働時間はこの調査を開始して以来ずっと上位をキープしていますし、ここ3年ではずっと1位です。時間にルーズな面が指摘されることもありますが、日本人よりはるかに働き者だということが言えます。大阪の小さな広告代理店で働いたこともありますが、この企業もみなし残業の制度でした。日本のランキングは世界と比較しても38か国中22位とそれほど高い訳ではありません。2011年では一日の平均労働時間のランキングではメキシコに次いで2位でしたから、日本の働く労働時間は改善されているとデータ上は言えるのかもしれません。基本的にアジア圏は欧米に比べて労働時間は長いです。OECDに加盟していない中国はこのランキングに入っていませんが、他のデータでは日本よりも長く働いているとうい結果もあるくらいです。しかし、裏技的なことを使えばいくらでも調整は可能ですが、営業職の時よりははるかに労働時間は短かったです。それでも過去に比べれば改善されてたと当時の上司から言われたこともありました。日本は世界で最も長寿の国です。平均寿命が長いことは食習慣や生活習慣など様々なこと要因として考えられます。 関連記事世界の平均寿命ランキング2018-日[…]労働時間が多すぎなければ、監督省庁に指摘されないので、そうならないように気を付けていたら良いのです。日本は軍隊を持っていません、というのは建前上の話で、他の国から攻撃された時のために自衛隊があります。なので、国会で予算編成をするときは軍事費ではなく防[…]なぜなら、後に本社勤務として分かったのですが、人事部門が管理しているのはPCの起動時間とシャットダウン時間しか分からないからです。まあ、これは過去の話しで、今は政府が提言している「働き方改革」の方向に大企業は進もうとしているので、以前よりも労働時間は改善はしているハズです。しかし、大企業が政府に提出する労働時間のデータが実際よりも少ないと考える方が妥当です。10人以上の企業は36協定がないといけませんが、ここは10人未満の小さな会社です。つまり、小さな会社はそれほど残業について気にする必要はありませんから、労働時間を正確に把握している方が少ないでしょう。