コードブルーの撮影は… 手術のシーンの撮影は… 患者役の人にcg画像を合わせる。 人形などを使うと費用が掛かる為、 ほとんどcg画像を使っています。 でも、ヘリに乗るシーンなどは 乗って撮影していますよ! あと、血糊ではありません。
オレンジ湯たんぽさんのおっしゃる、「ビニールの袋をバリッと音をさせて開けて渡す」というシーンですが、象徴的な場面を第6話で見ることができます。倉庫内で若い男性の意識レベルが低下し、藍沢(山下智久)がその場で穿頭(頭蓋骨に穴をあける処置)を行いましたね。この場面で介助についたのが、元オペナースの経験もある冴島看護師(比嘉愛未)です。ビニールの袋に入った道具をバリッと音を立てて開けながら、次々とすごいスピードで藍沢に道具を渡していましたね。 あれが最も正しい … 使い切りのものは、プラスチックやポリプロピレンなどでできた道具が多く、滅菌して何度も使うものは金属製のものが多いです。たとえは悪いですが、両手がふさがっている人にバナナを食べさせることをイメージしてください。白石は、目の前で意識レベルが低下してきた少年に気管挿管まではしたものの、頭部の処置が必要と判断し、手に負えなくなります。© 2020 外科医の視点 All rights reserved.私たち外科医は、それを糸で縛ったり、電気メスで焼いたりして止めながら手術をします。そういう風に医療に興味を持ってくださる方がいなければ、このサイトの意味はありませんので、ぜひこれからもどしどしご質問をいただけたらと思います。踏切事故で心停止寸前の男性を救命するため、白石がズバッとメスで胸の側面を切ったあと、灰谷(成田凌)が、そういうわけで、第3話でのダメージコントロール手術の時のように、手術ではみんなで手で血液をかきだす、というような場面も実際にあるのですね。すでにされている方は多いかもしれませんが、救急スタッフたちが早口で言った業界用語は、私ですら聞き取れないことがあります。応対した藍沢が、余計なことを言わずにすぐに現場に駆けつける、というかっこいいシーンがありましたね。今回は、コードブルーの手術シーンに関していただいた以下の3つの質問にお答えしたいと思います。コードブルーで出てくるような外傷の患者さんは、体内に大量の出血が起こり、その血液に医師が触れるのは、早くても30分〜1時間たってからでしょう。第1話の、山車に頭を挟まれた少年の処置シーンを振り返ってみましょう。いかにコードブルーには専門家の監修がしっかり入っているか、ということがよくわかります。上述の第7話では、白石が胸の中に手を入れて大動脈断裂があることに気づき、救命をあきらめたのですが、この時、この場面で介助についたのが、元オペナースの経験もある冴島看護師(比嘉愛未)です。昔は金属製の、繰り返し使う道具が多かったですが、最近はプラスチックなど使い切りの道具が増えています。字幕を入れていると、何を言ったかがわかりやすく、また疑問点がより明確にわかるのではないかと思います。それともきれいにしてから袋にパッキングしてある程度繰り返し使うのでしょうか?普通の手術の場合、消毒液を大きな綿球(綿でできたボール)に染み込ませ、これをピンセットなどで持って消毒をします。実際いつもあのようにやっているのですか?緊急時だけでしょうか? 「好きな音楽」と言えば、車の運転のときと同じようにBGMが流されることもあります。「ビートルズが好き」という外科医もいましたし、某大物外科医は手術中に演歌を流すことで有名です。実際に、その方の手術も見学しましたが、CDを交換するのは若手医師の役割で、指定された曲順を間違えると、えらく怒られるのだそうです。でも、その若手医師は「こんなに血の出ない手術は見たことがない」と、その大物外科医の技術に舌を巻いていました。なぜ、そんな芸当ができるのかというと、手術の手順を完全に体が覚えてしまっているからです。その医師も心臓外科では誰もが知る実力の持ち主ですが、自分の行った手術を毎回録画して、術後に見直していると教えてくれました。自分では100点に近い手術ができたと思っていても、ビデオで客観的に見ると「なぜか手が止まっている時間があって、まだまだ改善が必要と感じることが多い」とのこと。そのようなたゆまぬ努力が、術中に人と会話できる余裕を生んでいるのです。「そんな緩んだ態度で、きちんと手術できるのか」と思うかもしれません。ですが、近くで見ていると逆に、この肩の力が抜けた状態こそが、最大のパフォーマンスを発揮するのに必要なのだと実感します。緊張して肩に力が入っていると、万が一大出血など不測の事態が起こったときに、冷静に対処する余裕が生まれないからです。みなさんは、本当の手術がどんなものかご存知でしょうか。昨今、「医龍」「ドクターX~外科医・大門未知子~」「A LIFE~愛しき人~」「コード・ブルー」など、医療ドラマが大人気です。そうしたドラマの中で描かれる手術シーンのように、実際の手術も厳粛で、張り詰めた空気のなかで行われると思っている人が多いかもしれません。しかし、実際の手術の現場は、そんなに儀式的なものではありません。手術に慣れたスタッフほど、リラックスした雰囲気をつくっています。ときには冗談すら飛び交うことがあるほどです(もちろん、患者さんを冒涜するような不謹慎な会話があっては論外ですが)。車の運転だってそうですよね。肩に力を入れてハンドルを握り締め、前ばっかり見つめていたら、かえって危険です。好きな音楽でも聴きながら適度な力でハンドルを握り、前だけでなく右左にも気を配って、サイドミラーやバックミラーも見る余裕があるからこそ、危険を察知して未然に事故を防ぐことができるのです。もちろん、すべての外科医がここまでの余裕を持って手術ができているわけではないでしょう。しかし、執刀医やスタッフに経験や自信に裏打ちされた心の余裕があるからこそ、安全に手術を行うことができるのです。職業柄、今回に限らず様々な名医の手術を見学していますが、その数20回は下らないと思います。そんな私の経験からしても、医療ドラマの手術シーンには、本当の手術とは似て非なるものがあります。どこが違うのか、大きな点を3つあげてみました。この8月、「週刊文春」で2週連続で「ライバルが認める『がん手術の達人』」という大型特集を担当しました(2017年8月17日・24日夏の特大号と8月31日号)。その取材の一環で、7月には国立がん研究センター中央病院(東京都)で行われた肺がん手術を見学させていただきました。「これから、〇〇式〇〇術をはじめます」「メス」「メッツェン」「汗っ!」……ある心臓外科医を取材した際にはこんな経験もしました。その医師は、「今日は時間がないから、まだ質問が残っているなら、あとは手術室で話を聞いて」と言うのです。どうすればいいのかと戸惑っていたら、「手術している背中越しに話かけてくれて大丈夫」とのこと。そのときは人工心肺を使わない「冠動脈バイパス術」という手術だったのですが、術野に目を落としながら手を止めることなく、私の質問に答え続けてくれました。こんな感じで、医療ドラマでは、まるで厳粛な儀式であるかのように手術のシーンが描かれがちです。しかし、日常的に手術を行っている外科医や看護師から見ると「そんなわけあるかー」と突っ込みどころ満載なのではないかと思います。ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。 手術シーン後の私ですw」と、手術着を着たまま横になる比嘉の姿が公開された。 過酷なシーンも多い同作について「みんな根気と体力をフル活動して撮影に挑んでいます」と現場の様子を綴ると、「そんなコードブルー 今夜第2話放送です ぜひご覧下さいませ」とファンへメッセージを送った。 さて次は…、メインの藍沢の現場手術シーンです! 身体に何かが刺さるのは、コード・ブルーでは定番です(笑)。鉄筋や木材などの刃物以外が刺さった創のことを「杙創(よくそう)」と言います。このことは3rd seasonの医療解説でもお話ししました。
みなさんは、本当の手術がどんなものかご存知でしょうか。昨今、「医龍」「ドクターx~外科医・大門未知子~」「a life~愛しき人~」「コード・ブルー」など、医療ドラマが大人気です。そうしたドラマ …