なお、完全に余談ですが、県庁の新規採用職員研修の時、県立病院に勤めることになった看護師さんも一緒に研修に参加していました。これは医師(勤務医)の場合も全く同様のことが言えます。(一方で医師の場合、開業医がダントツでお給料が高いのですが)※給与収入は、年齢別の推計平均年収を累積(21〜59歳)して算出した。民間の看護師と比較すると、公務員看護師の年収が圧倒的に高いことが分かります。民間の看護師と比べると、公立病院勤務の看護師のほうが、2500~4000万円程度生涯年収で上回るということになります。以上、地方公務員看護師のお金に関するデータについてまとめてみました。※(給料+地域手当(平均額14,769円)+扶養手当(0円))×4.45月(2018年の支給基準)で算出→扶養者がいる場合は2万円程度(人によってはそれ以上)高くなると想定辞めた人がかなり多いということも聞きましたが、事務職の同期で辞めたという人はほとんどいなかったので、やはり色々と厳しい世界なんだろうなぁというのを強く実感した記憶がありますね。(企業規模1000人以上のところは平均年齢が35歳と若いですが、ここを公務員と合わせて40歳と仮定した場合でも、せいぜい年収は520~530万円程度ということになりますので、やはり大きな差があります)いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!その時は同期の仲間として一緒にお酒を飲んだりして楽しんでいましたが、あれ以来会う機会は全くなかったです(笑) 301,447円(平均年齢40.3歳)(総務省:平成29年4月1日地方公務員給与実態調査より。以下同じ) ここに各種手当が加わったものが給与(月収)ですので、正直あんまり意味のない数字です。(給料が大きく絡むのは、特に退職金の算定時です) 新婚看護師の夜勤問題!続ける看護師と退く看護師の特徴とは? 看護師お役立ちコラム・日常 2017.9.12 病棟看護師と訪問看護師の違いとは?病院経験しかない人へ 看護師お役立ちコラム・日常 2015.11.29 男性看護師が病院を辞めたいと思った理由ランキング 看護師の割合は圧倒的に女性が多く、また人気も高い職業です。 医療機関や病院で働くので、手厚い福利厚生や給与条件の良さなどもあり人気を集めています。 看護師の正社員として働いている方の平均年収がこちら。 20代:平均年収324万円 看護師が患者からお礼を受け取るのってありなの!? - 53,211 views; 心臓カテーテル検査と看護≪目的や手順≫ - 51,991 views; フィジカルアセスメント 呼吸 腹部≪目的や方法≫ - 49,557 views; 日赤 看護師 給料≪年収や退職金や初任給≫ - 45,827 views 看護師等の教育 看護大学の運営など、質の高い看護教育で社会に貢献; 血液事業 輸血を必要とする方は年間約120万人。その人びとのために; 救急法等の講習 緊急時の手当て、事故防止に必要な知識や技術の普及のために; 青少年赤十字 そういった状況もあってか、私を含め、そこまで給料に不満がある看護師はいなかったような覚えがあります。日本赤十字社医療センターは、スキルアップのための研修などは、そんなに頻繁に行われていた印象はありませんでした。また、母体が「赤十字」であるため、安定した環境の中で働けるのも、とても良い点なのではないかと思います。もちろん、「人間関係が原因で退職してしまった」という話もありました。これは、全国に赤十字系の大学があることと、この病院が「お礼奉公」の制度を導入していたことが要因だと思われます。また、医師も利用していたこともあり、この寮は常に「満室」のようでした。今は分かりませんが、私が勤務していた頃は、院内の労働組合に所属する看護師達が積極的に活動を行ってくれていました(たまに、「スト」に入ることもありました。)ただ、すぐ近くにコンビニやスーパーがないのは、不便そうでした。看護師だけではなく、医師も若い人が多かったので、病院全体に活気があった印象があります。ここは、看護師だけではなく、独身の医師(主に研修医)も利用している寮でした。私は、2011年~2014年の間に、日本赤十字社医療センターの一般病棟で3年間勤務していました。当時を一言で振り返ると「本当に大変だったけど、若いうちにここで経験を積めて良かった」というのが、正直な感想です。私が勤務していた病棟もそうでしたが、どこの部署でもよく「飲み会」などが行われていました。(当時私が知っていたのは、感染症看護専門看護師1名と、皮膚・排泄ケア認定看護師3名のみです。)私が働いていた頃は、正直、どこの部署でも「タテ社会の人間関係」があるように見受けられました。「赤十字」ですから、そもそも救護員としての活動がしたくて、この病院に入った人もいます。ただ、大多数の看護師は基本的に「赤十字云々」ということは関係なく、普通の病院看護師の業務をこなしていました。様々な病棟でしっかりと経験を積み、上層部にその働きを認められ、所定の研修を受けた人は、新卒・中途入社に関わらず、着実に出世できる仕組みになっていました。日本赤十字社医療センターでは、新卒から入社している看護師が多くを占めていますが、もちろん中途採用も行っています。そのため、どの病棟も外来も、若手とベテラン層で何とか運営していました。また、病棟の窓から見える「東京タワー」は本当に絶景で、よく夜勤の疲れを癒しに、この景色を見に行っていました。赤十字系の大学出身の看護師が多いとは言っても、別に「派閥」があるわけではありません。といった状況であり、「貯金ができない」という意見はよく聞かれました。そういった看護師達が言うには、日本赤十字社医療センターは、「他の大学病院などと比較して休みがしっかり取れるので働きやすい」そうです。それでは、実際の職場の雰囲気や給料事情など、詳しく聞いていきましょう。今回は、東京都港区広尾にある「日本赤十字社医療センター」で、新卒から3年働いた看護師の方に、評判を聞いてみました。最先端医療の中でバリバリ働きたい看師には、給料面や待遇面を含め、オススメできる病院です。なお、大学病院等とは異なり、「看護研究」も必須ではありませんでした。院内の空間デザインなども比較的凝っており、あまり「病院」ということを感じさせないような配慮がされていました。どこの急性期病院でもそうかもしれませんが、結婚・妊娠・出産によってライフスタイルの変化を迫られることが多い中堅層の看護師は少ない印象がありました。そのため、自然とスキルアップできる環境にあったように思います。私の同期は、この病院で5年勤務した後、郊外の病院へ転職しました。そこでは、上記3つの環境が全て排除されるため、「当時とは比較にならないほど貯金ができる」と喜んでいました。日本赤十字社医療センターでは、結構、有給休暇が貰えていた覚えがあります。私は住んでいませんでしたが、日本赤十字社医療センターの病院の敷地内には「レジデンス宮代」という独身寮がありました。また、勉強会の開催頻度は、病棟によって差があり、正直私が勤務していた病棟では2ヶ月に1回程度しか行われていませんでした。資格取得支援制度はあるようですが、それを利用している人の話も聞いたことはありませんでした。なお、救護員研修の受講は必須ではありません。受講の条件を満たした希望者のみが、受講します。私が勤務していた頃は、認定・専門看護師の人はほとんどいませんでした。ただ、即戦力として働ける中途採用の人は、あまり「タテ社会」に巻き込まれている様子はなかったように思います。「レジデンス宮代」は、新卒の地方出身者を優先して入寮させていたため、当時は、「中途採用でこの寮に入った」というケースは聞いたことがありませんでした。「レジデンス宮代」には、同期が住んでいたため何回も遊びに行ったことがあります。よく同僚達と、「ここで働くのに慣れてしまったら、もう古い病院では働けないよね」などと言い合っていました。そのため、赤十字系の大学出身じゃないからといって、「職場に馴染めない」ということは一切ないはずです。今思えば、労働組合の方達の努力もあり、「残業代未払い」などの被害には遭わずに済んだのかもしれない、と少し思うところはあります。