「アホとは戦うな」といいながら、副題には「アホになることのススメ」という文字が隠されていることに、 著者自身が気づいているのかどうか。 けれども、この書が共感を呼んでロングセラーとなるのも、日本のデフレ経済が長引き、 成長路線が見いだせず、退路が乏しい時代になったこと 田中記者は「防衛大学の同期でトップの座を争ってきたのに戦闘機乗り出身の秋津が艦長となり海上自衛隊出身の新波が副長になったから納得できないだろうな」とつぶやきます。パイロットの命を奪ってしまい副長は「躊躇いはなかったのか」と口にするが、秋津は「力を持つと言うことは必要なときに怯むことなく使うことだ」と言います。救助要請を出す漁船を発見するが現場海域へと向かう途中に敵潜水艦からの12発のミサイル攻撃を受けます。ミサイルを破壊するが1発だけ防ぐことは出来ず激しく揺れます。沖ノ鳥島の西方450キロ波留間群島初島に国籍不明の武装集団が上陸し海上保安官を人質に国旗らしきものを掲げます。海上自衛隊は小笠原諸島沖で訓練航海中だった第5護衛隊群に出動を命じるが、その旗艦は自衛隊初となる航空機搭載型護衛艦「いぶき」だった。4機撃墜し、すべてのミサイルにロックされたパイロットは脱出して無事でした。パイロットを救助したヘリは敵も一人保護し、2つの命が助かったのだから朗報だと総理は言います。しかし敵は運ばれる途中で銃を奪い取り返そうとしたパイロットが射殺されてしまいました。針路上には敵の空母艦隊までもが姿を現し総理大臣は「速やかに国土を奪回するつもりです。同盟国として貴国の力をお借りすることになるかもしれません」と電話します。「戦闘はしても戦争にまで発展するな、どこから戦争なのか」と副長は悩むが「国民に被害が及ぶときが戦争だ」と秋津は言います。初島にいた敵もすべて島を離れました。本多記者は目の前で見た出来事を世界に配信し「戦いを戦争にするかしないかは全員に委ねられている。辛くても犠牲を払っても踏みとどまる努力を争いが亡くなる日までしなければ」と伝えます。パイロットを射殺した敵に銃を向ける仲間、そこに撃ってはいけないと説得する秋津の映像が流れました。専守防衛という自衛隊の基本方針などをめぐり艦長と副長は反撃に出るのかで対立。各国の潜水艦が姿を現したとき敵空母から10機が「いぶき」に向かっているとイーグルアイが知らされます。第92飛行群軍事令の淵上はアルパトロス隊に「出撃が近い、チームワークが必要だ」と伝えます。副長は創設以来、誰一人命を落としていないのが自衛隊の誇りだったはずだと述べるが秋津は「国民に対して誰一人戦死者をだしていない事が誇りなのだ」と言います。「空母いぶき」に「今後の外交交渉に影響する戦闘は極力回避されたし」と通達が入ります。「日本は戦争はしない」、これはごもっともだが「防衛」だけでは危険な気がする。やられたらやり返すならまだしもそれでもやり返さない、「遺憾に思う」と言っているだけだ。「いぶき」に魚雷が向かっていると連絡があり秋津は「1本も被弾するな、回避せよ」と命じます。日本人らしい考えなのか、今まさに攻撃される現場で相手の命を考えるのは他国の映画ではあまり見受けられない、逆に言えば偽善にもちょっと見えてしまう。「はやしお」の艦長は魚雷を命中させると150人の命を奪ってしまうため「止め」と命じ体当たりします。また「はつゆき」は1本の魚雷を命中出来なかったとして「いぶき」を守るために護衛艦に魚雷をぶつけました。「いぶき」には取材のため東邦新聞の田中記者とネットニュース者の本多記者が乗車していたが訓練ではなくなったので取材中止となり部屋から出ないよう言われます。護衛艦「あしたか」に撃墜せよと命じするが任務を完了すると「いぶき」の搭乗員は俯いてしまい秋津は「この事を忘れるな」と言います。敵艦が向かってきます。戦争にさせないため秋津は「いそかぜ」の主砲なら沈まないと思い付き副長も同意します。射程圏内にはいるためには危険な距離だがミサイルを撃墜し敵艦に命中させていきます。砲撃をなんとか交わし敵艦を無力にさせることに成功しました。「いぶき」を第5護衛隊群が囲むように直進すると、このままでは「いぶき」は魚雷を回避できても近距離にいる「はやしお」は危険だとして秋津は攻撃するべきだと言います。敵機の8発のミサイルをレーダーでキャッチし対空ミサイルを発射して撃墜するが秋津は秋津は5機いたはずだと言います。「一機2発ずつ撃ったとして一機は撃っていない」と伝えると低空飛行でむかってきているのに気付きます。国連軍が来たときに何で中国国旗だけ見せるのかは絵的にちょっと疑問に思ったかな。実際に領海侵入してきている国なのに。しかも調べたら原作は仮想国ではなく中国なんですね。一方的な建国宣言をしこれまでにも領海侵犯を繰り返してきた東亜連邦の仕業だと政府関係は話し合うがまだ敵がはっきりしないので小笠原諸島沖で訓練航海中の第5護衛隊群に出動を命じます。波留間群島初島に向かった偵察機が撃墜され自衛官に戦死者が出たことで総理大臣は覚悟を決め「防衛出動」を発令します。第92飛行群軍事令の淵上は「自分が敵を討つ」と率先するが秋津は「戦場でその思いに捕らわれると指揮が曇る。我々がやるのは仇討ちではない。軍事侵略が無謀なことか、力でしか分からないなら力で知らしめる。防衛出動とはその力の事だ」と論じます。「いぶき」は「あしたか」と「いそかぜ」と共に初島に向かいます。武力など使わなくても平和は維持できると思って来た日本がそれは幻想だと気付かされた最初の総理となってしまった垂水は責任はどうやってとればいいか迷います。秋津艦長に指揮権が移ったと知った総理大臣は「新しいオモチャを手にすると使ってみたくなります。それを手にする者の強い心構えが問われると思っております」と初めて会った時に言われた事を思い出します。「はやしお」は緊急浮上し「はつゆき」は「いぶき」の盾となりました。「しらゆき」と「いそかぜ」に秋津は救助に当たるよう命じます。「はやしお」の艦長は魚雷を撃っておけば「はつゆき」が盾になることはなかったと悔やみます。群司令は潜水艦を沈めれば敵に新たな攻撃の口実を与えてしまうので攻撃態勢を維持したまま直進せよと命じるが倒れてしまい医務室に運ばれます。群司令は「直進だ」と決めます。「戦闘配置」のアナウンスが流れると状況が分からない記者の二人は慌てます。政治と現場、そしてせめて記者は一人にしぼった方が「勢い」で面白かったと思う(笑)秋津は出撃命令を出し「まずは警告、向こうが撃つまで撃つな。一機も失うな、迷ったら撃て」と伝えます。敵は東亜連邦だとはっきりするが直進すれば間違いなく撃ってくると思われ副長は迂回するべきだと言うが秋津は「時間とのたたかい、奪還も救助も難しくなる」と反対します。しかし敵潜水艦が放った10本の魚雷が別れ5本が敵空母に向かっていると知りパイロットに中止して離脱しろと命じます。向かってきた魚雷が手前で爆発し敵艦隊周辺でも爆発が起こります。物語としてはアクション的には面白かったし敵は存在しない仮想国だった。裏で手を引いている国はどこなんだと思ったが考えてみれば言えるわけですね。「我が国の主権を侵そうとする者に対して正面から立ち向かうためにはハードルを越えなければならない」と秋津は考えます。ミサイルを撃墜、魚雷を回避することだけを徹底します。日本は一機だけなので秋津は低空で飛び敵空母のカンバンに穴を開けろと命じます。これ、実際になったらどうなるんだろう。攻撃されるまで待っていたらやられる一方なのではないか。正直、領海侵犯を受けても何もしないのは政治に詳しくないがちょっと怖い。最初に「いぶき」を攻撃した潜水艦のスクリュー音を潜水艦「はやしお」がキャッチします。敵はまだ気付いていないが「やらなければ空母がやられる」として魚雷準備に入ります。自衛のための戦闘、そのために軍事力は必要だと思うし自衛隊には感謝しかない。現場海域に向かうといきなり敵潜水艦からのミサイル攻撃を受け針路上には空母艦隊まで出現した。護衛官「はつゆき」「あしたか」「しらゆき」「いそかぜ」、潜水艦「はやしお」、旗艦は自衛隊初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」であり計画段階から議論の的となり総理大臣は「攻撃のためではなく防衛のためのもの」だと説明しました。ちょっとコンビニの場面はいらなかったな、そして記者ももっと野心家ありそうな人だったらよかったけど最初は怖くてさっさとヘリに乗りたがっているような人だった。やる気を見せていく過程もなかったし何かしっくりこない。それにより長ったらしく途中で感じてしまった。これによりネットで広がり多くの国民が知る事になってしまいます。日本は戦争はしないと国民との約束があるため総理は理解を求めるため会見を開きます。ネットニュース社は「いぶき」から煙りが上がっている映像を入手し、たった今本多記者が乗車していると気付き「日本初の空母いぶきが太平洋上で極秘行動」と記事を作り始めるが「はつゆき」が燃えている映像が届き驚きます。 阿呆(あほう、あほ)とは、日本語で愚かであることを指摘する罵倒語、侮蔑語、俗語。 近畿地方を中心とした地域でみられる表現で、関東地方などの「馬鹿」、愛知県などの「タワケ」、石川県・富山県・島根県出雲地方などの「ダラ」に相当する。