ちのに「樵になって、1番高い木で自分たちの家を造り・・・」など、心にしみる台詞が多く、高力の嘘に振り回され悩む信蔵とちのの心情など、さりげない中に男と女の本質を見ているように思います。 安羅井人はユダヤ人景教徒? [校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / <> -> 漁 [西(右書)] 海 [元][類][紀][訓読]一昨日も昨日も今日も見つれども明日さへ見まく欲しき君かも[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 利 -> 煎 [類][紀][細][仮名]おほさきの かみのをばまは せばけども ももふなびとも すぐといはなくに[仮名]ちちぎみに われはまなごぞ ははとじに われはまなごぞ まゐのぼる やそうぢひとの たむけする かしこのさかに ぬさまつり われはぞおへる とほきとさぢを[校異]並之 -> 並 [元][紀][細] / <> -> 愛 [万葉集注釈] / 矣 [西(上書訂正)][元][紀][細] / 舡 -> 船 [元][紀][細] / 崎 -> 埼 [元][細] / 合 -> 令 [元][紀][細] / 草 -> 莫 [玉勝間][左注]右一首今案 吾松原在三重郡 相去河口行宮遠矣 若疑御在朝明行宮之時 所製御歌 傳者誤之歟[原文]百礒城乃 大宮人者 今日毛鴨 暇<无>跡 里尓不<出>将有[仮名]さくはなの いろはかはらず ももしきの おほみやひとぞ たちかはりける[事項]雑歌 作者:葛井大成 羈旅 佐賀 土地 叙景 漁夫 地名 属目[事項]雑歌 作者:丹比屋主 行幸従駕 望郷 羈旅 三重 天平12年10月 年紀 家主 地名[仮名]かせのやま こだちをしげみ あささらず きなきとよもす うぐひすのこゑ[原文]鯨魚取 濱邊乎清三 打靡 生玉藻尓 朝名寸二 千重浪縁 夕菜寸二 五百重<波>因 邊津浪之 益敷布尓 月二異二 日日雖見 今耳二 秋足目八方 四良名美乃 五十開廻有 住吉能濱[事項]雑歌 作者:田辺福麻呂歌集 難波 大阪 新都讃美 地名[仮名]うまのあゆみ おさへとどめよ すみのえの きしのはにふに にほひてゆかむ[校異]歌 [西] 謌 [西(別筆訂正)] 歌 / 短歌 [西] 短哥 [西(訂正)] 短歌 / 納 -> 汭 [万葉集略解][仮名]たまきはる いのちはしらず まつがえを むすぶこころは ながくとぞおもふ[訓読]我が宿の梅咲きたりと告げ遣らば来と言ふに似たり散りぬともよし[仮名]かはぐちの のへにいほりて よのふれば いもがたもとし おもほゆるかも[仮名]こととはぬ きすらいもとせと ありといふを ただひとりこに あるがくるしさ[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 短歌 [西] 短謌 [西(訂正)] 短歌 / 辨詳 -> 拝 [元][類][紀] [古](楓) 利[原文]白珠者 人尓不所知 不知友縦 雖不知 吾之知有者 不知友任意[仮名]たちかはり ふるきみやこと なりぬれば みちのしばくさ ながくおひにけり[事項]雑歌 安倍虫麻呂 宴席 京都 久邇京 地名 天平16年1月5日 年紀[校異]橘 -> 橋 [西(訂正)][元][類][紀] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 此歌 [西] 此謌 [西(訂正)] 此歌[原文]従古 人之言来流 老人之 <變>若云水曽 名尓負瀧之瀬[原文]奥真經而 吾乎念流 吾背子者 千<年>五百歳 有巨勢奴香聞[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 宴歌 [西] 宴謌 [西(訂正)] 宴歌 / 此 -> 古 [元(赭)] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / <> -> 輙 [西(右書)][類][紀][原文]父公尓 吾者真名子叙 妣刀自尓 吾者愛兒叙 参昇 八十氏人乃 手向<為> 恐乃坂尓 <幣>奉 吾者叙追 遠杵土左道矣[仮名]こまやまに なくほととぎす いづみがは わたりをとほみ ここにかよはず [わたりとほみか かよはずあるらむ][訓読]味凝り あやにともしく 鳴る神の 音のみ聞きし み吉野の 真木立つ山ゆ 見下ろせば 川の瀬ごとに 明け来れば 朝霧立ち 夕されば かはづ鳴くなへ 紐解かぬ 旅にしあれば 我のみして 清き川原を 見らくし惜しも[仮名]やちほこの かみのみよより ももふねの はつるとまりと やしまくに ももふなびとの さだめてし みぬめのうらは あさかぜに うらなみさわき ゆふなみに たまもはきよる しらまなご きよきはまへは ゆきかへり みれどもあかず うべしこそ みるひとごとに かたりつぎ しのひけらしき ももよへて しのはえゆかむ きよきしらはま[仮名]うなはらの とほきわたりを みやびをの あそぶをみむと なづさひぞこし[題詞]八年丙子夏六月幸于芳野離宮之時山<邊>宿祢赤人應詔作歌一首[并短歌][原文]瀧上乃 三船之山者 雖<畏> 思忘 時毛日毛無[原文]春去者 乎呼理尓乎呼里 鴬<之 鳴>吾嶋曽 不息通為[題詞](十二年庚辰冬十月依<大>宰少貳藤原朝臣廣嗣謀反發軍 幸于伊勢國之時)美濃國多藝行宮大伴宿祢東人作歌一首[仮名]あきつかみ わがおほきみの あめのした やしまのうちに くにはしも さはにあれども さとはしも さはにあれども やまなみの よろしきくにと かはなみの たちあふさとと やましろの かせやまのまに みやばしら ふとしきまつり たかしらす ふたぎのみやは かはちかみ せのおとぞきよき やまちかみ とりがねとよむ あきされば やまもとどろに さをしかは つまよびとよめ はるされば をかへもしじに いはほには はなさきををり あなあはれ ふたぎのはら いとたふと おほみやところ うべしこそ わがおほきみは きみながら きかしたまひて さすたけの おほみやここと さだめけらしも[仮名]わがおほきみ かみのみことの たかしらす ふたぎのみやは ももきもり やまはこだかし おちたぎつ せのおともきよし うぐひすの きなくはるへは いはほには やましたひかり にしきなす はなさきををり さをしかの つまよぶあきは あまぎらふ しぐれをいたみ さにつらふ もみちちりつつ やちとせに あれつかしつつ あめのした しらしめさむと ももよにも かはるましじき おほみやところ[訓読]白雲の 龍田の山の 露霜に 色づく時に うち越えて 旅行く君は 五百重山 い行きさくみ 敵守る 筑紫に至り 山のそき 野のそき見よと 伴の部を 班ち遣はし 山彦の 答へむ極み たにぐくの さ渡る極み 国形を 見したまひて 冬こもり 春さりゆかば 飛ぶ鳥の 早く来まさね 龍田道の 岡辺の道に 丹つつじの にほはむ時の 桜花 咲きなむ時に 山たづの 迎へ参ゐ出む 君が来まさば[事項]雑歌 作者:車持千年 吉野 行幸 従駕 宮廷讃美 羈旅 養老7年5月 年紀 動物 地名 枕詞[訓読]三香の原布当の野辺を清みこそ大宮所 [一云 ここと標刺し] 定めけらしも[原文]千鳥鳴 三吉野川之 <川音> 止時梨二 所思<公>[原文]八隅知之 吾大王乃 高敷為 日本國者 皇祖乃 神之御代自 敷座流 國尓之有者 阿礼将座 御子之嗣継 天下 所知座跡 八百萬 千年矣兼而 定家牟 平城京師者 炎乃 春尓之成者 春日山 御笠之野邊尓 櫻花 木晩牢 皃鳥者 間無數鳴 露霜乃 秋去来者 射駒山 飛火賀<す>丹 芽乃枝乎 石辛見散之 狭男<壮>鹿者 妻呼令動 山見者 山裳見皃石 里見者 里裳住吉 物負之 八十伴緒乃 打經而 思<煎>敷者 天地乃 依會限 萬世丹 榮将徃迹 思煎石 大宮尚矣 恃有之 名良乃京矣 新世乃 事尓之有者 皇之 引乃真尓真荷 春花乃 遷日易 村鳥乃 旦立徃者 刺竹之 大宮人能 踏平之 通之道者 馬裳不行 人裳徃莫者 荒尓異類香聞[仮名]いはばしり たぎちながるる はつせがは たゆることなく またもきてみむ[事項]雑歌 作者:笠金村 吉野 行幸 従駕 宮廷讃美 離宮 養老7年5月 年紀 或本歌 異伝 地名[校異]<> -> 之鳴 [西(左書)][元][類][紀][訓読]言問はぬ木すら妹と兄とありといふをただ独り子にあるが苦しさ[事項]雑歌 作者:大伴家持 行幸従駕 望郷 羈旅 三重 天平12年10月 年紀 地名[左注]右一首右大辨高<橋>安麻呂卿語云 故豊嶋采女之作也 但或本云三方沙弥戀妻苑臣作歌也 然則豊嶋采女當時當所口吟此歌歟[仮名]ゆのはらに なくあしたづは あがごとく いもにこふれや ときわかずなく[題詞](十二年庚辰冬十月依<大>宰少貳藤原朝臣廣嗣謀反發軍 幸于伊勢國之時)大伴宿祢家持作歌一首[仮名]ありがよふ なにはのみやは うみちかみ あまをとめらが のれるふねみゆ[仮名]ますらをは みかりにたたし をとめらは あかもすそひく きよきはまびを[事項]雑歌 作者:大伴家持 羈旅 行幸従駕 聖武天皇 伊勢 三重 天平12年10月 年紀 望郷 三重県 地名[仮名]しほふれば あしへにさわく しらたづの つまよぶこゑは みやもとどろに[仮名]しらくもの たつたのやまの つゆしもに いろづくときに うちこえて たびゆくきみは いほへやま いゆきさくみ あたまもる つくしにいたり やまのそき ののそきみよと とものへを あかちつかはし やまびこの こたへむきはみ たにぐくの さわたるきはみ くにかたを めしたまひて ふゆこもり はるさりゆかば とぶとりの はやくきまさね たつたぢの をかへのみちに につつじの にほはむときの さくらばな さきなむときに やまたづの むかへまゐでむ きみがきまさば[校異]臈 -> 猟 [西(左貼紙)][元][類][紀][題詞](十二年庚辰冬十月依<大>宰少貳藤原朝臣廣嗣謀反發軍 幸于伊勢國之時)丹比屋主真人歌一首[仮名]おほきみの みことかしこみ さしならぶ くににいでます はしきやし わがせのきみを かけまくも ゆゆしかしこし すみのえの あらひとがみ ふなのへに うしはきたまひ つきたまはむ しまのさきざき よりたまはむ いそのさきざき あらきなみ かぜにあはせず つつみなく やまひあらせず すむやけく かへしたまはね もとのくにへに[原文]咲花乃 色者不易 百石城乃 大宮人叙 立易<奚>流[題詞]((神龜元年甲子冬十月五日幸于紀伊國時山部宿祢赤人作歌一首[并短歌])反歌二首)[事項]雑歌 作者:紀鹿人 桜井 奈良 土地讃美 大伴荘園 地名[仮名]まそかがみ みぬめのうらは ももふねの すぎてゆくべき はまならなくに[仮名]いはつなの またをちかへり あをによし ならのみやこを またもみむかも[仮名]いにしへゆ ひとのいひける おいひとの をつといふみづぞ なにおふたきのせ[仮名]なつきにし ならのみやこの あれゆけば いでたつごとに なげきしまさる[仮名]みわたせば ちかきものから いはがくり かがよふたまを とらずはやまじ[仮名]やまのはに いさよふつきの いでむかと わがまつきみが よはくたちつつ[左注](右笠朝臣金村之歌中出也 或云車持朝臣千年作<之>也)[仮名]ももしきの おほみやひとは けふもかも いとまをなみと さとにいでずあらむ[訓読]御食つ国志摩の海人ならしま熊野の小舟に乗りて沖へ漕ぐ見ゆ[訓読]奥山の真木の葉しのぎ降る雪の降りは増すとも地に落ちめやも[左注]右年月不審 但以歌類載於此次焉 / 或本云 養老七年五月幸于芳野離宮之時作[仮名]みかのはら くにのみやこは やまたかみ かはのせきよみ すみよしと ひとはいへども ありよしと われはおもへど ふりにし さとにしあれば くにみれど ひともかよはず さとみれば いへもあれたり はしけやし かくありけるか みもろつく かせやまのまに さくはなの いろめづらしく ももとりの こゑなつかしく ありがほし すみよきさとの あるらくをしも[事項]雑歌 作者:橘諸兄 天平11年8月20日 年紀 宴席 長寿[仮名]あらかじめ きみきまさむと しらませば かどにやどにも たましかましを[校異]為等 -> 為 [元][細] / 弊 -> 幣 [元][細][事項]雑歌 作者:安倍豊継 行幸 羈旅 土地讃美 大阪 難波 天平6年3月 地名[題詞](冬十二月十二日歌儛所之諸王臣子等集葛井連廣成家宴歌二首 / 比来古儛盛興 古歳漸晩 理宜共盡古情同唱<古>歌 故擬此趣<輙>獻古曲二節 風流意氣之士儻有此集之中 争發念心々和古體)[訓読]鯨魚取り 浜辺を清み うち靡き 生ふる玉藻に 朝なぎに 千重波寄せ 夕なぎに 五百重波寄す 辺つ波の いやしくしくに 月に異に 日に日に見とも 今のみに 飽き足らめやも 白波の い咲き廻れる 住吉の浜[訓読]山の端にいさよふ月の出でむかと我が待つ君が夜はくたちつつ[原文]王 命恐見 刺<並> 國尓出座 <愛>耶 吾背乃公<矣> 繋巻裳 湯々石恐石 住吉乃 荒人神 <船>舳尓 牛吐賜 付賜将 嶋之<埼>前 依賜将 礒乃埼前 荒浪 風尓不<令>遇 <莫>管見 身疾不有 急 令變賜根 本國部尓[事項]雑歌 作者:田辺福麻呂歌集 久邇京 新都讃美 京都 地名[事項]雑歌 作者:按作益人 宴席 主人 も賸渧賖 佐為王 別悞 哀惜 地名 奈良[原文]立易 古京跡 成者 道之志婆草 長生尓異<煎>[仮名]ひさかたの あめはふりしけ おもふこが やどにこよひは あかしてゆかむ[題詞](雑歌 / 養老七年癸亥夏五月幸于芳野離宮時笠朝臣金村作歌一首[并短歌])或本反<歌>曰[訓読]いにしへゆ人の言ひ来る老人の変若つといふ水ぞ名に負ふ瀧の瀬[事項]雑歌 作者:車持千年 吉野 行幸 従駕 宮廷讃美 羈旅 養老7年5月 年紀 或本歌 異伝 枕詞 動物 序詞[原文]三香原 久邇乃京師者 山高 河之瀬清 在吉迹 人者雖云 在吉跡 吾者雖念 故去之 里尓四有者 國見跡 人毛不通 里見者 家裳荒有 波之異耶 如此在家留可 三諸著 鹿脊山際尓 開花之 色目列敷 百鳥之 音名束敷 在<杲>石 住吉里乃 荒樂苦惜哭[仮名]おもほえず きまししきみを さほがはの かはづきかせず かへしつるかも[仮名]をとつひも きのふもけふも みつれども あすさへみまく ほしききみかも[事項]雑歌 作者:車持千年 難波 大阪 住吉 離宮 宮廷讃美 羈旅 地名 枕詞[原文]八隅知之 我大王之 見給 芳野宮者 山高 雲曽軽引 河速弥 湍之聲曽清寸 神佐備而 見者貴久 宜名倍 見者清之 此山<乃> 盡者耳社 此河乃 絶者耳社 百師紀能 大宮所 止時裳有目[事項]雑歌 石上乙麻呂 流罪 久米若賣 密通 天平11年 土佐 高知 同情 歌語り[事項]雑歌 作者:笠金村歌集 車持千年 作者異伝 難波 大阪 比喩 恋愛 神亀5年 年紀 掛醎合媿 地名[事項]雑歌 石上乙麻呂 流罪 久米若賣 密通 天平11年 年紀 土佐 高知 同情 歌語り[左注](右年月不記 但称従駕玉津嶋也 因今檢注行幸年月以載之焉)[仮名]かむからか みがほしからむ みよしのの たきのかふちは みれどあかぬかも[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 短歌 [西] 短哥 [西(訂正)] 短歌[仮名]しらたまは ひとにしらえず しらずともよし しらずとも われししれらば しらずともよし[事項]雑歌 作者:市原王 宴席 天平16年1月11日 年紀 寿 京都 久邇京 地名[仮名]たちばなは みさへはなさへ そのはさへ えにしもふれど いやとこはのき[原文]D嬬等之 續麻繁云 鹿脊之山 時之徃<者> 京師跡成宿[原文]大埼乃 神之小濱者 雖小 百船<純>毛 過迹云莫國[訓読]吾が大君 神の命の 高知らす 布当の宮は 百木盛り 山は木高し 落ちたぎつ 瀬の音も清し 鴬の 来鳴く春へは 巌には 山下光り 錦なす 花咲きををり さを鹿の 妻呼ぶ秋は 天霧らふ しぐれをいたみ さ丹つらふ 黄葉散りつつ 八千年に 生れ付かしつつ 天の下 知らしめさむと 百代にも 変るましじき 大宮所[原文]泉<川> 徃瀬乃水之 絶者許曽 大宮地 遷徃目[仮名]わがやどの きみまつのきに ふるゆきの ゆきにはゆかじ まちにしまたむ[訓読]神からか見が欲しからむみ吉野の滝の河内は見れど飽かぬかも[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 七 [西(上書訂正)][元][類][紀][題詞]冬十二月十二日歌儛所之諸王臣子等集葛井連廣成家宴歌二首 / 比来古儛盛興 古歳漸晩 理宜共盡古情同唱<古>歌 故擬此趣<輙>獻古曲二節 風流意氣之士儻有此集之中 争發念心々和古體[事項]雑歌 作者:山部赤人 紀州 和歌山 行幸 神亀1年10月5日 年紀 土地讃美 羈旅 地名[事項]雑歌 作者:大伴家持 宮廷讃美 京都 天平15年8月16日 地名[事項]雑歌 古歌 唱和 伝誦 葛井広成 風流 天平8年12月12日 年紀 動物[仮名]おくまへて われをおもへる わがせこは ちとせいほとせ ありこせぬかも[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 能 -> 純 [元][類][紀][事項]雑歌 作者:豊島采女 三方沙弥 伝誦 高橋安麻呂 宴席 古歌 植物 鬱屈 天平11年8月20日 年紀[仮名]おくれにし ひとをおもはく しでのさき ゆふとりしでて さきくとぞおもふ[左注]右一首書白紙懸著屋壁也 題云 蓬莱仙媛所<化>嚢蘰 為風流秀才之士矣 斯凡客不所望見哉[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 超 -> 越 [元][類] / 子 -> 吾 [元][類][紀][細][原文]後尓之 <人>乎思久 四泥能埼 木綿取之泥而 <好>住跡其念[原文]橘者 實左倍花左倍 其葉左倍 枝尓霜雖降 益常葉之<樹>[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 宮 -> 官 [元][類][古][細][訓読]やすみしし 我が大君の あり通ふ 難波の宮は 鯨魚取り 海片付きて 玉拾ふ 浜辺を清み 朝羽振る 波の音騒き 夕なぎに 楫の音聞こゆ 暁の 寝覚に聞けば 海石の 潮干の共 浦洲には 千鳥妻呼び 葦辺には 鶴が音響む 見る人の 語りにすれば 聞く人の 見まく欲りする 御食向ふ 味経の宮は 見れど飽かぬかも[事項]雑歌 作者:聖武天皇 望郷 行幸 羈旅 三重 天平12年10月 年紀 叙景 三重県 地名[原文]真十鏡 見宿女乃浦者 百船 過而可徃 濱有<七>國[仮名]はまきよみ うらうるはしみ かむよより ちふねのはつる おほわだのはま[仮名]はつせめの つくるゆふばな みよしのの たきのみなわに さきにけらずや[題詞](十二年庚辰冬十月依<大>宰少貳藤原朝臣廣嗣謀反發軍 幸于伊勢國之時)天皇御製歌一首[仮名]たどかはの たきをきよみか いにしへゆ みやつかへけむ たぎのののへに[題詞]((雑歌 / 養老七年癸亥夏五月幸于芳野離宮時笠朝臣金村作歌一首[并短歌])或本反<歌>曰)[事項]雑歌 作者:笠金村 吉野 行幸 宮廷讃美 神亀2年5月 年紀 地名[左注]右一首<或云> 元興寺之僧獨覺多智 未有顯聞 衆諸<狎>侮 因此僧作此歌 自嘆身才也[原文]田跡河之 瀧乎清美香 従古 <官>仕兼 多藝乃野之上尓[事項]雑歌 作者:橘奈良麻呂 応詔 寿歌 祝媿 天平8年11月 植物[訓読]大君の 命畏み さし並ぶ 国に出でます はしきやし 我が背の君を かけまくも ゆゆし畏し 住吉の 現人神 船舳に うしはきたまひ 着きたまはむ 島の崎々 寄りたまはむ 磯の崎々 荒き波 風にあはせず 障みなく 病あらせず 速けく 帰したまはね もとの国辺に[事項]雑歌 作者:車持千年 吉野 行幸 従駕 宮廷讃美 羈旅 養老7年5月 年紀 地名[原文]有通 難波乃宮者 海近見 <漁>童女等之 乗船所見[原文]御食國 志麻乃海部有之 真熊野之 小船尓乗而 奥部榜所見[訓読]やすみしし 我ご大君の 常宮と 仕へ奉れる 雑賀野ゆ そがひに見ゆる 沖つ島 清き渚に 風吹けば 白波騒き 潮干れば 玉藻刈りつつ 神代より しかぞ貴き 玉津島山[訓読]あらかじめ君来まさむと知らませば門に宿にも玉敷かましを[仮名]ながとなる おきつかりしま おくまへて あがもふきみは ちとせにもがも[原文]白雲乃 龍田山乃 露霜尓 色附時丹 打超而 客行<公>者 五百隔山 伊去割見 賊守 筑紫尓至 山乃曽伎 野之衣寸見世常 伴部乎 班遣之 山彦乃 将應極 谷潜乃 狭渡極 國方乎 見之賜而 冬<木>成 春去行者 飛鳥乃 早御来 龍田道之 岳邊乃路尓 丹管土乃 将薫時能 櫻花 将開時尓 山多頭能 迎参出六 <公>之来益者[仮名]をとめらが うみをかくといふ かせのやま ときしゆければ みやことなりぬ[原文]味凍 綾丹乏敷 鳴神乃 音耳聞師 三芳野之 真木立山湯 見降者 川之瀬毎 開来者 朝霧立 夕去者 川津鳴奈<拝> 紐不解 客尓之有者 吾耳為而 清川原乎 見良久之惜蒙[事項]雑歌 作者:大伴東人 岐阜 羈旅 土地讃美 天平12年10月 年紀 養老瀧 地名[仮名]こらしあらば ふたりきかむを おきつすに なくなるたづの あかときのこゑ[訓読]父君に 我れは愛子ぞ 母刀自に 我れは愛子ぞ 参ゐ上る 八十氏人の 手向けする 畏の坂に 幣奉り 我れはぞ追へる 遠き土佐道を[原文]大夫者 御<猟>尓立之 未通女等者 赤裳須素引 清濱備乎[仮名]あかねさす ひならべなくに あがこひは よしののかはの きりにたちつつ[仮名]わがやどの うめさきたりと つげやらば こといふににたり ちりぬともよし[校異]太 -> 大 [紀][細][温] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌[原文]狛山尓 鳴霍公鳥 泉河 渡乎遠見 此間尓不通 [一云 渡遠哉 不通<有>武][事項]雑歌 作者:守部王 行幸 大阪 恋情 望郷 天平6年3月 年紀 地名[仮名]いまつくる くにのみやこは やまかはの さやけきみれば うべしらすらし[仮名]かりたかの たかまとやまを たかみかも いでくるつきの おそくてるらむ[題詞](九年丁丑春正月橘少卿并諸大夫等集弾正尹門部王家宴歌二首)[原文]明津神 吾皇之 天下 八嶋之中尓 國者霜 多雖有 里者霜 澤尓雖有 山並之 宜國跡 川次之 立合郷跡 山代乃 鹿脊山際尓 宮柱 太敷奉 高知為 布當乃宮者 河近見 湍音叙清 山近見 鳥賀鳴慟 秋去者 山裳動響尓 左男鹿者 妻呼令響 春去者 岡邊裳繁尓 巌者 花開乎呼理 痛A怜 布當乃原 甚貴 大宮處 諾己曽 吾大王者 君之随 所聞賜而 刺竹乃 大宮此跡 定異等霜[校異]謌歌 -> 歌 [西(訂正)] / <> -> 乃 [元][金][類][紀][仮名]みけつくに しまのあまならし まくまのの をぶねにのりて おきへこぐみゆ[仮名]みかのはら ふたぎののへを きよみこそ おほみやところ [こことしめさし] さだめけらしも[訓読]奥まへて我れを思へる我が背子は千年五百年ありこせぬかも[原文]石上 振乃尊者 弱女乃 或尓縁而 馬自物 縄取附 肉自物 弓笶圍而 王 命恐 天離 夷部尓退 古衣 又打山従 還来奴香聞[題詞]安積親王宴左少辨藤原八束朝臣家之日内舎人大伴宿祢家持作歌一首[訓読]石上 布留の命は 手弱女の 惑ひによりて 馬じもの 縄取り付け 獣じもの 弓矢囲みて 大君の 命畏み 天離る 鄙辺に罷る 古衣 真土の山ゆ 帰り来ぬかも[原文]神柄加 見欲賀藍 三吉野乃 瀧<乃>河内者 雖見不飽鴨[仮名]いもにこひ あがのまつばら みわたせば しほひのかたに たづなきわたる[訓読]ますらをの高円山に迫めたれば里に下り来るむざさびぞこれ[仮名]やすみしし わがおほきみの たかしかす やまとのくには すめろきの かみのみよより しきませる くににしあれば あれまさむ みこのつぎつぎ あめのした しらしまさむと やほよろづ ちとせをかねて さだめけむ ならのみやこは かぎろひの はるにしなれば かすがやま みかさののへに さくらばな このくれがくり かほどりは まなくしばなく つゆしもの あきさりくれば いこまやま とぶひがたけに はぎのえを しがらみちらし さをしかは つまよびとよむ やまみれば やまもみがほし さとみれば さともすみよし もののふの やそとものをの うちはへて おもへりしくは あめつちの よりあひのきはみ よろづよに さかえゆかむと おもへりし おほみやすらを たのめりし ならのみやこを あらたよの ことにしあれば おほきみの ひきのまにまに はるはなの うつろひかはり むらとりの あさだちゆけば さすたけの おほみやひとの ふみならし かよひしみちは うまもゆかず ひともゆかねば あれにけるかも[事項]雑歌 作者:田辺福麻呂歌集 羈旅 土地讃美 兵庫 地名[題詞]四年壬申藤原宇合卿遣西海道節度使之時高橋連蟲麻呂作歌一首[并短歌][訓読]八千桙の 神の御代より 百舟の 泊つる泊りと 八島国 百舟人の 定めてし 敏馬の浦は 朝風に 浦波騒き 夕波に 玉藻は来寄る 白真砂 清き浜辺は 行き帰り 見れども飽かず うべしこそ 見る人ごとに 語り継ぎ 偲ひけらしき 百代経て 偲はえゆかむ 清き白浜[校異]泄 [西(上書訂正)][紀][細] / 堵 -> 都 [元][紀] / 製 -> 副 [西(訂正右書)][元][紀][細] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 之也 [元][紀](塙) 之 / 歌 [西] 謌[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 左 -> 佐 [元][類][紀] / 河 -> 川 [元][類][紀] / 匠寮 -> 匠 [元][紀] / 饌飲 -> 飲饌 [元][紀] / 歌 [西] 謌[仮名]ちどりなく みよしのかはの かはおとの やむときなしに おもほゆるきみ[原文]吾皇 神乃命乃 高所知 布當乃宮者 百樹成 山者木高之 落多藝都 湍音毛清之 鴬乃 来鳴春部者 巌者 山下耀 錦成 花咲乎呼里 左<壮>鹿乃 妻呼秋者 天霧合 之具礼乎疾 狭丹頬歴 黄葉散乍 八千年尓 安礼衝之乍 天下 所知食跡 百代尓母 不可易 大宮處[仮名]おほきみの みゆきのまにま わぎもこが たまくらまかず つきぞへにける[左注]右年月不記 但称従駕玉津嶋也 因今檢注行幸年月以載之焉[仮名]ひとつまつ いくよかへぬる ふくかぜの おとのきよきは としふかみかも[事項]雑歌 巨勢宿奈麻呂 宴席 風流 神仙 遊び 天平9年2月[校異]無 -> 无 [元][類] / 去 -> 出 [類][古] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌[校異]戀 -> 變 [西(訂正左書)][元][類][紀][事項]雑歌 作者:大伴家持 羈旅 行幸従駕 望郷 天平12年10月 年紀 岐阜 地名[訓読]我が背子とふたりし居らば山高み里には月は照らずともよし[左注]右冬十一月九日 従三位葛城王従四位上佐為王等 辞皇族之高名 賜外家之橘姓已訖 於時太上天皇々后共在于皇后宮 以為肆宴而即御製賀橘之歌 并賜御酒宿祢等也 或云 此歌一首太上天皇御歌 但天皇々后御歌各有一首者 其歌遺落未得<探>求焉 今檢案内 八年十一月九日葛城王等願橘宿祢之姓上表 以十七日依表乞賜橘宿祢[訓読]白玉は人に知らえず知らずともよし知らずとも我れし知れらば知らずともよし[事項]雑歌 作者:田辺福麻呂歌集 荒都歌 久邇京 京都 地名[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 短歌 [西] 短謌 [西(訂正)] 短歌 / 在 [類](塙) 住 / 耶 (塙[全釈捄よる]) 耶思 / 果 -> 杲 [細][矢][京][校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 之 -> 乃 [元][類][紀][原文]今造 久<邇>乃王都者 山河之 清見者 宇倍所知良之[仮名]ゆふたたみ たむけのやまを けふこえて いづれののへに いほりせむわれ[仮名]やすみしし わごおほきみの とこみやと つかへまつれる さひかのゆ そがひにみゆる おきつしま きよきなぎさに かぜふけば しらなみさわき しほふれば たまもかりつつ かむよより しかぞたふとき たまつしまやま[事項]雑歌 作者:田辺福麻呂歌集 哀惜 平城京 荒都歌 動物 植物 奈良 地名[仮名]いそのかみ ふるのみことは たわやめの まどひによりて うまじもの なはとりつけ ししじもの ゆみやかくみて おほきみの みことかしこみ あまざかる ひなへにまかる ふるころも まつちのやまゆ かへりこぬかも[事項]雑歌 作者:大伴家持 宴席 天平16年1月11日 年紀 永遠 寿 京都 久邇京 地名[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / <> -> 畏 [西(右書)][元][金][類][仮名]いづみがは ゆくせのみづの たえばこそ おほみやところ うつろひゆかめ[訓読]三香の原 久迩の都は 山高み 川の瀬清み 住みよしと 人は言へども ありよしと 我れは思へど 古りにし 里にしあれば 国見れど 人も通はず 里見れば 家も荒れたり はしけやし かくありけるか みもろつく 鹿背山の際に 咲く花の 色めづらしく 百鳥の 声なつかしく ありが欲し 住みよき里の 荒るらく惜しも[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / <> -> 或云 [元][細] / 押 -> 狎 [代匠記精撰本] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌[仮名]たちばなの もとにみちふむ やちまたに ものをぞおもふ ひとにしらえず[原文]<山>高来 川乃湍清石 百世左右 神之味将<徃> 大宮所[事項]雑歌 作者:高橋虫麻呂 藤原宇合 羈旅 送別 大夫 天平4年8月17日 年紀 枕詞 植物 地名[事項]雑歌 作者:坂上郎女 聖武天皇 遊猟 不奏 天平11年 年紀 動物 奈良 地名[題詞]九年丁丑春正月橘少卿并諸大夫等集弾正尹門部王家宴歌二首[原文]安見知之 和期大王之 常宮等 仕奉流 左日鹿野由 背<匕>尓所見 奥嶋 清波瀲尓 風吹者 白浪左和伎 潮干者 玉藻苅管 神代従 然曽尊吉 玉津嶋夜麻[訓読]現つ神 我が大君の 天の下 八島の内に 国はしも さはにあれども 里はしも さはにあれども 山なみの よろしき国と 川なみの たち合ふ里と 山背の 鹿背山の際に 宮柱 太敷きまつり 高知らす 布当の宮は 川近み 瀬の音ぞ清き 山近み 鳥が音響む 秋されば 山もとどろに さを鹿は 妻呼び響め 春されば 岡辺も繁に 巌には 花咲きををり あなあはれ 布当の原 いと貴 大宮所 うべしこそ 吾が大君は 君ながら 聞かしたまひて さす竹の 大宮ここと 定めけらしも[仮名]うまこり あやにともしく なるかみの おとのみききし みよしのの まきたつやまゆ みおろせば かはのせごとに あけくれば あさぎりたち ゆふされば かはづなくなへ ひもとかぬ たびにしあれば わのみして きよきかはらを みらくしをしも[校異]部 -> 邊 [元][類][紀] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 短歌 [西] 短謌 [西(訂正)] 短哥 / 久 (楓) 之 / 之 -> 乃 [元][類][紀][原文]木綿疊 手向乃山乎 今日<越>而 何野邊尓 廬将為<吾>等[事項]雑歌 作者:山部赤人 行幸 大阪 難波 従駕 宮廷歌人 天平6年3月 年紀 地名[訓読]狛山に鳴く霍公鳥泉川渡りを遠みここに通はず [一云 渡り遠みか通はずあるらむ][校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 河 -> 川 [元][類][紀][題詞]十五年癸未秋八月十六日内舎人大伴宿祢家持讃久邇京作歌一首[題詞]夏四月大伴坂上郎女奉拝賀茂神社之時便超相坂山望見近江海而晩頭還来作歌一首[仮名]よろづよに みともあかめや みよしのの たぎつかふちの おほみやところ[訓読]岩綱のまた変若ちかへりあをによし奈良の都をまたも見むかも[原文]八千桙之 神乃御世自 百船之 泊停跡 八嶋國 百船純乃 定而師 三犬女乃浦者 朝風尓 浦浪左和寸 夕浪尓 玉藻者来依 白沙 清濱部者 去還 雖見不飽 諾石社 見人毎尓 語嗣 偲家良思吉 百世歴而 所偲将徃 清白濱[訓読]我がやどの君松の木に降る雪の行きには行かじ待にし待たむ[題詞]十一年己卯 天皇遊猟高圓野之時小獣<泄>走<都>里之中 於是適値勇士生而見獲即以此獣獻上御在所<副>歌一首 [獣名俗曰牟射佐妣][事項]雑歌 作者:聖武天皇 元正天皇 作者異伝 讃美 宴席 寿歌 祝媿 天平8年11月 植物[題詞]十二年庚辰冬十月依<大>宰少貳藤原朝臣廣嗣謀反發軍 幸于伊勢國之時河口行宮内舎人大伴宿祢家持作歌一首[左注]右一首大伴坂上郎女作之也 但未逕奏而小獣死斃 因此獻歌停之[左注]右内<匠>大属按作村主益人聊設<飲饌>以饗長官佐為王 未及日斜王既還歸 於時益人怜惜不猒之歸仍作此歌[左注]右案此歌者不有此<行>之作乎 所以然言 勅大夫従河口行宮還京勿令従駕焉 何有詠思泥埼作歌哉[訓読]やすみしし 我が大君の 高敷かす 大和の国は すめろきの 神の御代より 敷きませる 国にしあれば 生れまさむ 御子の継ぎ継ぎ 天の下 知らしまさむと 八百万 千年を兼ねて 定めけむ 奈良の都は かぎろひの 春にしなれば 春日山 御笠の野辺に 桜花 木の暗隠り 貌鳥は 間なくしば鳴く 露霜の 秋さり来れば 生駒山 飛火が岳に 萩の枝を しがらみ散らし さを鹿は 妻呼び響む 山見れば 山も見が欲し 里見れば 里も住みよし もののふの 八十伴の男の うちはへて 思へりしくは 天地の 寄り合ひの極み 万代に 栄えゆかむと 思へりし 大宮すらを 頼めりし 奈良の都を 新代の ことにしあれば 大君の 引きのまにまに 春花の うつろひ変り 群鳥の 朝立ち行けば さす竹の 大宮人の 踏み平し 通ひし道は 馬も行かず 人も行かねば 荒れにけるかも[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 五 [元][金][紀] 正[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 短歌 [西] 短謌 [西(訂正)] 短歌 / 上 -> 匕 [西(右貼紙)][元][金][事項]雑歌 作者:車持千年 吉野 行幸 従駕 讃美 羈旅 養老7年5月 年紀 或本歌 異伝 枕詞 恋情 地名[仮名]おくやまの まきのはしのぎ ふるゆきの ふりはますとも つちにおちめやも[仮名]いさなとり はまへをきよみ うちなびき おふるたまもに あさなぎに ちへなみよせ ゆふなぎに いほへなみよす へつなみの いやしくしくに つきにけに ひにひにみとも いまのみに あきだらめやも しらなみの いさきめぐれる すみのえのはま[訓読]なつきにし奈良の都の荒れゆけば出で立つごとに嘆きし増さる[仮名]みかのはら くにのみやこは あれにけり おほみやひとの うつろひぬれば[校異]弓 -> 山 [万葉考] / <> -> 徃 [西(右書)][元][古][紀][仮名]やすみしし わがおほきみの ありがよふ なにはのみやは いさなとり うみかたづきて たまひりふ はまへをきよみ あさはふる なみのおとさわく ゆふなぎに かぢのおときこゆ あかときの ねざめにきけば いくりの しほひのむた うらすには ちどりつまよび あしへには たづがねとよむ みるひとの かたりにすれば きくひとの みまくほりする みけむかふ あぢふのみやは みれどあかぬかも[仮名]くれなゐに ふかくしみにし こころかも ならのみやこに としのへぬべき[仮名]やすみしし わがおほきみの めしたまふ よしののみやは やまたかみ くもぞたなびく かははやみ せのおとぞきよき かむさびて みればたふとき よろしなへ みればさやけし このやまの つきばのみこそ このかはの たえばのみこそ ももしきの おほみやところ やむときもあらめ[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 樹 [西(上書訂正)][元][類] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 此歌 [西] 此謌 [西(訂正)] 此歌 / 御歌 [西] 御哥 [西(訂正)] 御歌 / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 其歌 [西] 其謌 [西(訂正)] 其歌 / 採 -> 探 [元][紀][校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 音成 -> 川音 [金][紀] / 君 -> 公 [元][金][類][仮名]わかのうらに しほみちくれば かたをなみ あしへをさして たづなきわたる[訓読]見わたせば近きものから岩隠りかがよふ玉を取らずはやまじ[事項]雑歌 作者:山部赤人 行幸 従駕 応詔 吉野 離宮 讃美 天平8年6月 年紀 地名[校異]歳 -> 年 [元][類][紀] / 歌 [西] 哥 [西(訂正)] 謌[訓読]思ほえず来ましし君を佐保川のかはづ聞かせず帰しつるかも[原文]安見知之 吾大王乃 在通 名庭乃宮者 不知魚取 海片就而 玉拾 濱邊乎近見 朝羽振 浪之聲糝 夕薙丹 櫂合之聲所聆 暁之 寐覺尓聞者 海石之 塩干乃共 <汭>渚尓波 千鳥妻呼 葭部尓波 鶴鳴動 視人乃 語丹為者 聞人之 視巻欲為 御食向 味原宮者 雖見不飽香聞[原文]不所念 来座君乎 <佐>保<川>乃 河蝦不令聞 還都流香聞[事項]雑歌 作者:豊島采女 伝誦 橘諸兄 宴席 天平11年8月20日 年紀[事項]雑歌 作者:大伴家持 安積皇子 藤原八束 宴席 京都 地名 久邇京[事項]雑歌 作者:大伴家持 岐阜 羈旅 宮廷讃美 大夫 天平12年10月 年紀 養老瀧 地名[事項]雑歌 作者:巨曽倍對馬 橘諸兄 天平11年8月20日 年紀 主人讃美 宴席 山口 長門 長寿 地名[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌[事項]雑歌 作者:坂上郎女 京都 羈旅 黒人 旅愁 天平9年4月[訓読]やすみしし 我が大君の 見したまふ 吉野の宮は 山高み 雲ぞたなびく 川早み 瀬の音ぞ清き 神さびて 見れば貴く よろしなへ 見ればさやけし この山の 尽きばのみこそ この川の 絶えばのみこそ ももしきの 大宮所 やむ時もあらめ[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / <> -> 人 [西(右書)][元][類][紀] / 將 -> 好 [元][類][紀] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 行宮 -> 行 [元][類][紀][温] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌[仮名]たきのうへの みふねのやまは かしこけど おもひわするる ときもひもなし[題詞](十二年庚辰冬十月依<大>宰少貳藤原朝臣廣嗣謀反發軍 幸于伊勢國之時)狭殘<行宮>大伴宿祢家持作歌二首[訓読]木綿畳手向けの山を今日越えていづれの野辺に廬りせむ我れ[事項]雑歌 作者:田辺福麻呂歌集 哀惜 平城京 荒都歌 植物 奈良 地名[題詞]十六年甲申春正月五日諸卿大夫集安倍蟲麻呂朝臣家宴歌一首 [作者不審][原文]前日毛 昨日毛<今>日毛 雖見 明日左倍見巻 欲寸君香聞[事項]雑歌 作者:山部赤人 行幸 従駕 応詔 吉野 離宮 宮廷讃美 天平8年6月 年紀 地名[仮名]せきなくは かへりにだにも うちゆきて いもがたまくら まきてねましを[訓読]玉敷きて待たましよりはたけそかに来る今夜し楽しく思ほゆ[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 短歌 [西] 短謌 [西(訂正)] 短歌 / 浪 -> 波 [元][紀][細] / 日 [元][温][矢] 々[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 尓 -> 邇 [元][類][紀][仮名]ふたぎやま やまなみみれば ももよにも かはるましじき おほみやところ[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / <> -> 化 [元][類][紀][訓読]ももしきの大宮人は今日もかも暇をなみと里に出でずあらむ[原文]三日原 布當乃野邊 清見社 大宮處 [一云 此跡標刺] 定異等霜[題詞]((十二年庚辰冬十月依<大>宰少貳藤原朝臣廣嗣謀反發軍 幸于伊勢國之時)狭殘<行宮>大伴宿祢家持作歌二首)[事項]雑歌 作者:山部赤人 紀州 和歌山 行幸 土地讃美 羈旅 地名 動物 神亀1年10月5日 年紀[仮名]あまをとめ たまもとむらし おきつなみ かしこきうみに ふなでせりみゆ[原文]吾屋戸乃 君松樹尓 零雪<乃> 行者不去 待西将待[仮名]ますらをの たかまとやまに せめたれば さとにおりける むざさびぞこれ[仮名]あかしがた しほひのみちを あすよりは したゑましけむ いへちかづけば[仮名]おきつしま ありそのたまも しほひみち いかくりゆかば おもほえむかも[題詞](八年丙子夏六月幸于芳野離宮之時山<邊>宿祢赤人應詔作歌一首[并短歌])反歌一首[訓読]ひさかたの雨は降りしけ思ふ子がやどに今夜は明かして行かむ[事項]雑歌 作者:大伴旅人 太宰府 福岡 二日市温泉 妻 地名 動物 恋情[仮名]みよしのの あきづのかはの よろづよに たゆることなく またかへりみむ[校異]歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌 / 短歌 [西] 短謌 [西(訂正)] 短歌 / 塊 -> す [元][細] / 牡 -> 壮 [元][紀][細][温] / 並 -> 煎 [定本] / 踏 [元][類](塙) 蹈[事項]雑歌 作者:田辺福麻呂歌集 久邇京 新都讃美 動物 植物 京都 地名[仮名]かむよより よしののみやに ありがよひ たかしらせるは やまかはをよみ[仮名]ふるさとは とほくもあらず ひとへやま こゆるがからに おもひぞわがせし[題詞]神龜元年甲子冬十月五日幸于紀伊國時山部宿祢赤人作歌一首[并短歌][左注](右年月不審 但以歌類載於此次焉 / 或本云 養老七年五月幸于芳野離宮之時作)[事項]雑歌 作者:山部赤人 紀州 和歌山 行幸 神亀1年10月5日 年紀 土地讃美 羈旅 地名 枕詞[事項]雑歌 作者:田辺福麻呂歌集 哀惜 平城京 荒都歌 奈良 地名[事項]雑歌 古歌 唱和 伝誦 葛井広成 風流 天平8年12月12日 年紀 植物[題詞](十二年庚辰冬十月依<大>宰少貳藤原朝臣廣嗣謀反發軍 幸于伊勢國之時)不破行宮大伴宿祢家持作歌一首[原文]山之葉尓 不知世經月乃 将出香常 我待君之 夜者更降管[仮名]わがせこと ふたりしをらば やまたかみ さとにはつきは てらずともよし[題詞](神龜二年乙丑夏五月幸于芳野離宮時笠朝臣金村作歌一首[并短歌])反歌二首[仮名]はるされば ををりにををり うぐひすの なくわがしまぞ やまずかよはせ[仮名]よのなかを つねなきものと いまぞしる ならのみやこの うつろふみれば[校異]<> -> 大宮 [西(右書)][元][類][紀] / 歌 [西] 謌 [西(訂正)] 歌[仮名]たましきて またましよりは たけそかに きたるこよひし たのしくおもほゆ[仮名]やまたかく かはのせきよし ももよまで かむしみゆかむ おほみやところ[題詞](神龜元年甲子冬十月五日幸于紀伊國時山部宿祢赤人作歌一首[并短歌])反歌二首[事項]雑歌 作者:大伴家持 叙景 羈旅 天平12年10月 年紀 三重 属目 地名 ふたりエッチ step1「オトコの気持ち♂勇者になりたい」(2000年) ふたりエッチ step2「オンナの気持ち♀感じてみたい」(2000年) ふたりエッチ step3「二人の気持ち いざハネムーン!」(2000年) アニメーション. ようこそ、この世界へ。もうね、言葉にできない。ritzが発したそのひとことが、しあわせ。大切な人が増えた。できた、んじゃなく、増えたんだねえ、そんなさりげない… 母と子ふたりの世界旅行 ひとり親家庭だからと諦めない。2歳の息子をつれて初めてシンガポールに行ってから、北欧・中東・アジア…世界を旅する冒険と、普通の日常の記録。 2002年よりovaとしてアニメ化されている。 ふたりぼっちのオタサーの姫 クール教信者 『小林さんちのメイドラゴン』などアニメ化多数の大人気作家が、初の週刊連載でyjに大登場! 「ヲタクさんたちに”ちやほや”されたい! [仮名]こらしあらば ふたりきかむを おきつすに なくなるたづの あかときのこゑ [左注]右一首守部王作 [校異]なし [事項]雑歌 作者:守部王 行幸 大阪 恋情 望郷 天平6年3月 年紀 地名 [訓異]こらしあらば,[寛]こらかあらは, ふたりきかむを[寛],

4,330 Likes, 56 Comments - ひぐち にちほ (@higu_nichi) on Instagram: “男らしいふたりの女子がイチャイチャしている動画です。 全巻無料漫画が12,000タイトル(32,000冊)読み放題!無料漫画がどこよりも多く読める。スキマオリジナルコミック、ホラー、コメディ、アウトロー、bl、tl、完結済の漫画が揃っています!