加藤美弥子先生! 「二十四節気」は1年を24に分けた季節のこと。この言葉はあまりな…中学生になると少し希望の光がさします。時間のある日は母から予算をもらっては買い物に行き、献立を考えて、夕飯をつくるようになったのです。料理本を参考にやりくりしているはずが、調子に乗って8品目も食卓に並べて叱られたこともありました。さらに小学校でも給食時間の憂鬱は続きます。なぜご飯に牛乳? どうしてこの組み合わせ? 疑問は広がるばかり。しだいに、将来は給食の献立を考える人になりたいと思うようになりました。「私の食が細く、アトピー症状があったので、母はなおのこと食事に気を遣ってくれました。外で働いてもいたのに、家ではきちんとだしをとるなどこだわりを持っていた人で、電子レンジや冷凍食品を“信じられへん”って言って使いませんでしたね」中川さんは神戸市出身。幼い頃から、料理好きで勉強家の母親を見て育ちました。祖母の身体が弱かったこともあり、母親は中学生時代から台所仕事を厭わなかったといいます。湘南地方の一角にある静かな住宅地で、木立に囲まれるようにして建つ中川さんのお宅。すっきりと整ったシンプルなリビングでは、収穫したての梅が甘酸っぱい香りを放ちます。「二十四節気」をテーマに、季節の移り変わりを花や植物で感じながら…毎日の食卓では、地域周辺で獲れた旬の素材を中心に、地産地消を心がけているそう。 「その方がおいしいし、栄養が豊富で身体に合っていると思うので」。「器なら手で持ってしっくりくる感触、グラスなら口当たりのよさそうな薄さもポイントにしています」。 こんなに素敵なカッティング・グラスが並ぶと、なんでもない日の食卓もちょっと華やいだムードに。 普段使いの食器へのこだわり――それは、家族と囲む食卓への愛着のように思えます。 なんでもない日の食事に彼女がどんなに心を注いで、家族をもてなしているか。その積み重ねが絆を育むと同時に、それぞれの健やかで朗らかな日々の幸せにつながっているのでしょう。人気の水引細工に新しい提案。モード&シックにアレンジした、おもて…つくりら文化祭でのフラワーノリタケさんのワークショップは、著書『…ビーズ・フェルト刺繍作家のPieniSieniさん、ニット&刺繍…料理家。神奈川県・逗子で、夫と高校生の娘と暮らす。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、2008年に独立。季節の野菜や果物を活かしたレシピ、洗練されたスタイリングを書籍や雑誌などで提案している。逗子を拠点にイベントにも精力的に参加し、ジャムなどの保存食を提供するほか、伝統を受け継ぎながら今の暮らしに寄り添い、季節のエッセンスを加えた手仕事に日々勤しんでいる。著書に『「たま食堂」の玄米おにぎりと野菜のおかず』(主婦と生活社)、『一汁一菜の朝ごはん』(成美堂出版)、『暦の手仕事』『旬弁当』(2冊とも日本文芸社)がある。現在、果物のレシピ集を制作中。春夏秋冬のフルーツを最大限に楽しむ方法を提案。ジャムなどの保存食…一方、大分県に住む父方の祖父母からも、よく農作物が届いていました。夏休みになると中川さんも大分に出かけ、自然のなかで過ごしたそうです。保存食は、母や祖母が手づくりするのを見て身体で覚えました。「今でも生産者の顔が見える作物が、安心できて、好きなんです」。 彼女の五感はこうした環境で育まれ、のちに料理のみならず、自然の移ろいをいきいきと綴る文章にも活かされるようになります。「日常の家事を楽しみながら、ありのままの私を出して、その先に仕事があるっていう考え方のほうが私らしい。仕事と家事をいいバランスで回したいですね」3月5日より二十四節気は啓蟄となりました。冬ごもりをしていた虫や…大切にしているのは、素材の組み合わせや調理法を変えるなどして家族に飽きられないよう工夫すること。そうした料理の多くは、直感的なひらめきから生まれるといいます。幼少期からの記憶が断片的に頭の中の引き出しにあって、インスピレーションとして弾けるのだとか。「市販のお菓子も、欲しがれば“ほどほどに”提供します。たとえ親が禁止してもよそで口にしたり、欲求が満たされないまま大人になると、そればかり求めてしまう可能性もありますから」と思慮深い母親の口調に。 同様の理由から、嫌いなものを強要したり、小細工したりすることもないとか。 「嫌いなものを無理して食べる行為が、子どもの負担を増やす気がしますね」おっとりしたソフトな話し方ですが、時代の風潮に流されず物事の本質をとらえる人という印象を受けました。著書から受けた印象どおり、強くてあたたかな母性に引き込まれるような時間でした。おいしかった思い出も多いけれど、つらい経験から考えさせられたこともあります。 子ども時代、友だちの家に招かれ、喜んでごちそうの席へ。ところが、どの料理も口に合わず、外へ飛び出してしまったそう。 「家に帰って泣きました。申し訳なくて」。以来、人の家に招かれるのが怖くなります。大人になった今なら分かる。あのときの味は、神戸、大分と西側の味に慣れ親しんだ中川さんには、なじみのないものだったのです。 そして学びました。子どもは少しずつ世界を広げるものだと。「私のなかに味の着地点のイメージはありましたが、その他は縛りがなくて自由度が高い状態でした。そのほうが独りよがりにならず、風通しがいいんですよ」苦手野菜をすりおろしてごまかして食べさせても、苦手を克服したことにならないし、栄養価は他から摂取できます。一口は食べてみてと勧め、それでも拒否されたら無理に食べさせない。子どもの偏食は、まるで親に頭の体操をさせてくれる材料のようですが、ときに時間が解決してくれることもあります。たとえば、幼稚園の給食で出されたミックスベジタブルも要はグリンピースが問題でした。大人になって生のグリンピースを試して初めて、あの冷凍とは別物と分かり、おいしく食べられるように。だからこそ、「いつか受け入れる日まで、ゆったり構えるつもり」と微笑みます。「主人も料理好きなので、的確なアドバイスをくれます。私を怒らせない程度に(笑)。娘の意見も参考になります。さめるとおいしくないとか。子どもは味覚に純粋に反応するから。あの子は好きな物を食べたくなると張り切って包丁をもつんですよ」。 父娘で顔が揃うと、その日のお弁当の意見交換会になることも。まさに食がとりもつ親子のコミュニケーション。食器棚をのぞくと、多くは白か乳白色で無地の和食器。料理をイメージしやすくて、さらには料理がおいしそうに見えるかどうかが選ぶポイントになるのだとか。既存の器との相性も視野に入れて。喜多村光史さんの粉引、磁器なら岡田直人さんの素朴で気どりのない作品が好きだそう。風光明媚な環境で自然の恵みや旬の食べ物を大切に暮らす一方で、料理のアイデアを考案したり、執筆したり。忙しいはずなのに、なんだかスローな空気感を漂わせる人。日々の料理がつくり出されるご自宅におじゃましてお話を伺いました。それでも高校生になると、いかにも年頃の女の子らしく洋服のスタイリストにあこがれ、一度は服飾の道へ進みますが、阪神大震災で被災。改めて食のありがたさを知ったことから料理への関心が再燃。上京して自然食品店に勤めながら食の安全性や農作物について学びました。その後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、2008年に独立。 料理家、中川たまはこうして誕生しました。「だから親になった今、自分の価値観で子どもに食のストレスを与えないように注意しているんですよ」。どうやらこの辺りの“食育”への展開が、彼女らしさのようです。反面、味覚が敏感なあまり困ることもありました。幼稚園の給食で出されたミックスベジタブルがどうしても喉を通らないのです。それなのに食べるまでは帰れない。急いで口に含み、頬をふくらませて歩き、自宅に着くなり吐いてしまった――そんな苦い思い出も忘れられません。薬もダメ。化学的、人工的なものを受けつけず、市販のお菓子も、香料に拒絶反応を示しました。のびのびと楽しそうなスタイルは、住まいのある海沿いの町の雰囲気に育まれたのかもしれません。 料理の撮影ではスタイリングも引き受け、器も普段使いなれたものから選びました。 担当編集者によれば、「先生の世界観を大事にしたかったのでおまかせした」とのこと。 #ニッポン放送 #DAYS #中川家DAYS #days1242 #糖業協会 #めっちゃええレシピ #加藤美弥子 #今日のレシピ #旬のレシピ #ウクライナ #伝統料理 #ウクライナの伝統料理 #世界三大スープ #ボルシチ #ビーツ #冬に美味しいメニュー #テーマ #体を温める #寒さ対策 #手づくり #ホームメイドクッキング #料理教室 Beautiful days 「つくりら」とは? ABOUT つくりらTOP > つくり手を訪ねて ... その後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、2008年に独立。 料理家、中川たまはこうして誕生しました。 がまんできずに泣いた、つらい経験を子育てに活かす. 『糖業協会プレゼンツめっちゃええレシピ~中川家と食卓~』 毎日の食卓を助け、今日から作れるめっちゃええレシピをご紹介! 教えてくださるのは・・・ 「料理教室 ホームメイドクッキング」でメニュー開発を手がけている. 「中川家DAYS」放送後記(2020/5/19)麒麟の川島さんが生出演!リモート出演の田村さんと格差トーク!?⑥竹串がスーッと入るくらいに里芋が柔らかくなったらいかを戻し入れ、森田豊、森永卓郎、尾木直樹、三宅裕司……各界のコメンテーターが不安・疑問・質問に続々回答逆に精製度が低いものほど風味や香りが複雑で味に濃厚さが出てきます。5月25日(月)『安東弘樹DAYS』(ニッポン放送・毎週月13時~)に、諏訪中央病院名誉院長:鎌田實氏が電話出演し、『新型コロナウイルスと認知症』の予防について解説し...木更津出身 氣志團・綾小路 翔も登場~『千葉県民の日』6月15日はニッポン放送が千葉の魅力・情報 を発信「中川家DAYS」放送後記(2020/6/9)ロバートの秋山さんとパンサーの豪華2組がゲスト出演!アラフィフのおじさんたちがお送りする『DAYS』。火曜日を担当するのは、中川家の剛さんと礼二さん。 2時台には、ゲストにお笑いトリオ「ロバート」から...「安東弘樹 DAYS」(5月25日放送) 『新型コロナウイルスと認知症に打ち勝つために 自然免疫力を高めることの必要性 鎌田實医師の見解』「安東弘樹DAYS」に氣志團團長 綾小路翔が出演。 パーソナリティの安東弘樹(千葉在住)からの「千葉県が他の都道府県に勝っていると思う点は?」という...「安東弘樹DAYS」(2020/06/15)『僕らにとって海の向こうは横浜。氣志團團長 綾小路翔さん。千葉県を語る』6月2日(火)に放送されたニッポン放送「中川家DAYS」に、ケンドーコバヤシさんが出演。同時期に入所した養成所や二丁目劇場時代の思い出を振り返った。  ...あっさりした料理に仕上げたいときには上白糖やグラニュー糖というように、「料理教室 ホームメイドクッキング」でメニュー開発を手がけているアラフィフのおじさんたちがお送りする『DAYS』。火曜日を担当するのは、中川家の剛さんと礼二さん。 3時台のゲストコーナー『午後のアポイントメント』...「中川家DAYS」放送後記(2020/6/2)同期のケンドーコバヤシさんと養成所、二丁目劇場時代を振りかえる「僕らにとって“海の向こう”といえば、横浜」氣志團團長 綾小路翔、 千葉県を語る