妊婦検診では動物と接する機会の多い妊婦さんにはトキソプラズマの抗体検査を勧められます。 目視では判断できない感染症なので、当てはまる場合は血液検査を受けてください。

く噛まれたり血が出るほど引っかかれたりしたとき、どのように対処すべきかご存知ですか?近年のペットブームで犬や猫を飼っている方は増えています。ペットは可愛い存在ですが、人間が感染すると重症化してしまうウイルスを持っていることもあります。ただし、免疫力の弱い方は重症化することがあります。また妊婦が初めて感染すると、胎児に影響を与えてしまう可能性もあります。ワクチンがない感染症なので、妊娠中は生肉を食べない・土いじりはあまりしない・猫との付き合い方を考えるといった予防策をとりましょう。なお、狂犬病のワクチンを人間が接種する場合、自費で約14,000円かかります。

妊娠中は免疫力の低下やホルモンバランスの変化で感染症にかかりやすくなります。感染症は母体の健康を損なうだけではなく、「母子感染」によって赤ちゃんにうつる恐れがあるため、注意が必要です。今回は、妊娠中に特に気をつけたい感染症についてご紹介します。 猫と赤ちゃん(新生児)の同居は難しい?妊婦や妊娠したら猫を手放さなければいけない?そんなことはありません。きちんとルールを守ることで、妊娠中も出産後も猫がいる生活を続けることができます。心配されるトキソプラズマの感染についてもお話しします。 犬や猫に強く噛まれたり血が出るほど引っかかれたりしたとき、どのように対処すべきかご存知ですか?今回は、犬・猫などの動物に噛まれたときに注意したい感染症・応急処置法・病院は何科に行くべきなのかなどを、医師の城田哲哉先生に教えていただきました。 妊婦は犬からもトキソプラズマに感染する? 猫を通じてトキソプラズマに感染する可能性があると聞くと、ペットを飼っている人は「犬やハムスター、鳥などほかの動物にも気をつけたほうがいいのでは?」と不安になるかもしれません。 妊娠中は、飼っている犬と接触しても大丈夫なのか?妊婦さんだと「アレルギー」や「トキソプラズマ」といった感染症が気になりますよね。そこでこの記事では、妊娠中に犬に触れても問題がないか?産婦人科の先生に聞いたことをまとめました。ワンちゃんを飼っている妊婦さんはご参考に。 妊娠初期は、胎児に感染する確率は低いものの、万が一感染した場合、重症化する傾向にあります。妊娠後期の場合、胎児への感染率は高くなりますが、感染したときの症状は比較的軽くなります(※2)。妊娠前にすでにトキソプラズマに感染したことがあれば、抗体ができているので、胎盤を通じて胎児がトキソプラズマに感染する恐れはありません。しかし、トキソプラズマに感染したことがない、もしくはわからないという人は注意が必要です。妊婦さんと赤ちゃんがトキソプラズマに感染するリスクを考えると、妊娠中はなるべく猫に近づかない方が無難です。過去に感染していれば問題ありませんが、妊娠後に感染したことがわかった場合は、治療を行います。猫のフンに含まれるトキソプラズマは、感染力を持つのに1~5日かかるので、こまめにトイレ掃除をすることも感染予防につながります(※3)。トキソプラズマの抗体検査の結果、陽性で、妊娠後の感染が疑われる場合、日本では「アセチルスピラマイシン」などの抗生物質で治療を行います(※3)。十分に加熱されていない生肉をエサとして与えるのは避け、ドライフードや缶詰など市販のキャットフードをあげるようにしてください。ほかの動物の体内にもトキソプラズマが寄生していることがありますが、フンと一緒にトキソプラズマを体外に排泄するのはネコ科の動物だけです。妊婦さんが犬などに触れてトキソプラズマに感染することは、ほとんど考えられません。ただし、妊婦さんがトキソプラズマに感染したからといって、必ずしも胎児が先天性トキソプラズマ症になるというわけではありません。胎児に感染する確率や影響の大きさは、妊娠時期によって異なります。お腹の赤ちゃんが「先天性トキソプラズマ症」にかかると、脳性麻痺や視力障害、精神・運動機能障害などが起きる可能性があります。また、死産や流産につながる恐れもあります(※1)。なお、過去にトキソプラズマに感染したことがある人であれば、体内に免疫(抗体)ができているため、胎児に感染することはありません。こそだてハック©ever sense, Inc. All Rights Reserved.陰性だった場合は、現在感染していないし、抗体も持っていないため、先に説明したお世話の注意をしっかりと守り、感染予防に努めましょう。妊娠中に猫からのトキソプラズマ感染を防ぐには、妊婦さん自身がフンの処理をしないなど、いくつかのポイントに気をつけてお世話しましょう。大切な猫とお腹の赤ちゃん、両方のことを想いながら、穏やかな妊娠生活を送れるといいですね。なお、猫だけでなく、生肉や土などからもトキソプラズマに感染するリスクがあります(※4)。妊娠中は生肉を食べない、ガーデニングなどで土いじりをしたあとは手をよく洗う、といったことにも注意しましょう。猫が家の外に出て、ネズミや野鳥をつかまえて食べたり、土をなめたりすることで、トキソプラズマに感染する恐れがあります。猫の腸内に住みついているトキソプラズマは、フンと一緒に猫の体外に出されます。妊婦さんが素手で猫のフンを処理して、そのあと手洗いが十分でなかったりすると、食事などを通して体内にトキソプラズマを取り込んでしまうことがあります。しかし、すでに猫と一緒に住んでいる場合、そういうわけにはいきませんよね。猫を飼っている妊婦さんは、なるべく感染リスクを避けるため、以下の点に気をつけてお世話しましょう。この治療薬を出産のときまで飲み続けることで、トキソプラズマが胎児に感染するリスクや、感染した場合に重症化する確率を下げることができるといわれています。もともと、妊婦健診の血液検査の項目としてトキソプラズマの抗体検査が含まれている産院もありますが、そうでない場合でも、気になる妊婦さんはかかりつけの産婦人科医に相談してみてください。人間がトキソプラズマに感染すると、トキソプラズマ症という病気を発症することがあります。HIV感染などの免疫不全がない人であれば、トキソプラズマに感染してもほとんどの場合は軽い風邪のような症状で治まり、なかには何も症状が出ない人もいます(※1)。妊娠中はできるだけ、猫のトイレ掃除はほかの家族にお願いしましょう。もし自分でフンを処理する必要があるときは、使い捨て手袋をつけ、処理の後は手をよく洗ってください。ペットは癒しを与えてくれる大切な存在です。しかし妊娠中に猫を飼っていると、「トキソプラズマ」に感染するリスクがあるということをご存じですか?トキソプラズマについて、お腹の赤ちゃんを守るためにも正しい知識を持っておきたいですね。今回は、トキソプラズマ感染による胎児への影響や、妊婦さんが猫と接するときに注意すべきこと、猫以外のペットからの感染リスクなどについてご説明します。ネコ科の動物の腸内には、捕食した動物や土などを通じて感染した「トキソプラズマ」という寄生虫が住みついていることがあり、フンを通して人間に感染する可能性があります。猫を飼っている妊婦さんは、念のためトキソプラズマの抗体を調べる検査を受けましょう。費用は病院によっても異なりますが、2,000~3,000円ほどです。妊娠中にトキソプラズマにはじめて感染しても、妊婦さん自身は上記のような症状で済みます。しかし、胎盤を通じて胎児に感染し、胎児が「先天性トキソプラズマ症」になる恐れがあるので注意が必要です(※2)。猫を通じてトキソプラズマに感染する可能性があると聞くと、ペットを飼っている人は「犬やハムスター、鳥などほかの動物にも気をつけたほうがいいのでは?」と不安になるかもしれません。過去に感染して抗体を持っている場合、もしくは妊娠後に初感染した場合は、この検査で陽性反応がでます。そのため、陽性の場合はさらに詳しい検査を行い、いつ感染したかを調べます。