選手とともに死ぬ覚悟を固めている 曺(チョウ) 貴裁 ... 曺さんは,日立製作所本社サッカー部を経て,浦和レッドダイヤモンズ,ヴィッセル神戸でプレー。1997年限りで現役引退後,川崎フロンターレ・セレッソ大阪・湘南ベルマーレでコーチやユース監督などを歴任。 二人の共通する言葉は「闘将」 二人の名言から見えてくるものは・・ *シメオネ. 自己評価は厳しすぎるくらいでちょうどいい. 昨日のルヴァンカップの試合終了後の表情をみてもわかる。 やっとつかんだ初タイトル。 実際に、何人かの選手たちは大黒柱としての働きが認められ、また輝くポテンシャルを発揮して、移籍していきました。「お客様に楽しんでもらう」というのがよく表れているのが、例えリードしていても攻撃の手を緩めないところです。いくつかのベルマーレ関連本、曺監督関連書籍がありますが、この本はまさに曺監督を知る、曺監督のチームマネジメントを知る、そしてこれまでの湘南ベルマーレというチームを知るという意味での原点です。曺監督の気持ちを推しはかって、父親は京都韓国中学ではなく、地元の中学校に通わせることにしたようです。そうやって、ベルマーレで影響を受けた選手が他のチームで活躍し、またベルマーレで得たものを共有することで、ベルマーレはサッカー界を支えるクラブとして根をはっていきます。そして、現在のこのベルマーレのサッカーの特徴、戦術やフォーメーションを表すだけでなく、次のことが「湘南スタイル」を表すものと曺監督は書いています。2015年2月に発売された「指揮官の流儀 直球リーダー論」(曺貴裁 著 /株式会社KADOKAWA)を改めて読み直してみました。さらなる成長を求めてきた選手がもがきながらも成長し、ベルマーレを勝利に導いたり昇格させたりという原動力になりました。ボクはこのエピソードを読んで、曺監督はこのときすでにサッカーに対して真っ直ぐでひたむきで真剣で、周りの人の心を動かす力のある人そのものだったのではないかと想像しました。武富孝介は柏レイソルに戻ったあとも活躍し、2018年からは浦和レッズでプレイします。小学校4年生からサッカーを始め、父親が京都韓国中学に勤めていたことと教育方針から、父親は曺監督にサッカー部のない京都韓国中学に通わせることを考えていたため、曺監督のサッカー人としてのあゆみは消える可能性があったそうです。【イギリス関連本】『池上彰の世界の見方 イギリスとEU』のわかりやすい解説でイギリスの歴史と文化を知りブレグジットの背景をつかもう!【イギリス・小説】2019年の本屋大賞を獲得した『カササギ殺人事件』(アンソニー・ホロヴィッツ著)は独創性に溢れた極上ミステリー。サポーターからすると彼らの成長を見続け、喜びを共有してきた選手が応援するチームを去っていくことに寂しさを感じるのは当然のことだとおもいます。武富孝介、丸山祐市は2014年のJ2優勝に多大な貢献をし、彼らのキャリアの中でもたくさんの試合で活躍しました。【イギリス関連本】pen(ペン)2019年10/15号の特集は「ウイスキーをめぐる旅。」スコッチからブレンデッド、日本のウイスキーを知る入門書。「はじめての人のための3000円投資生活」は投資のことを考えるきっかけとなる一冊。2012年から指揮を執る曺監督のこと、ベルマーレのコーチから監督になり、現在までに至るベルマーレの歴史を振り返るのに最適な1冊ですので紹介します。この本の10ページに、ベルマーレのサッカー的な部分での特徴として、以下の3点が挙げられています。「監督たちの流儀」で見る反町監督と曺監督の指向性と湘南スタイル。2014年シーズンではJ2をぶっちぎりで優勝しましたが、ボールを失っても相手にすぐにプレッシャーをかけてボール奪取、そこから縦への素早い攻撃展開が際立っていました。実際に、ベルマーレの選手も疲れ切っているであろう時間帯に、ロングカウンターから長い距離を走った選手がゴールを決めるシーンがありました。この本が発行されるまで3年間、曺監督は湘南ベルマーレを指揮しています。でも、両親や他の家族は曺監督のサッカーに対する想いとひたむきさを充分感じ取っていて、地元の中学に通わせることを決断したのだと思います。攻める姿勢をとことん貫くことでお客様に楽しんでもらい、プレーしている選手たちも充実感を覚えるースタンドとピッチが同じ気持ちを共有しながら、スタジアム全体に「これがベルマーレのサッカーなんだ」と胸を張れる空間をつくり出すことが「湘南スタイル」の原点であり、定義でもあると今は思っている。2018年2月に湘南ベルマーレの曺監督に関係する書籍が2冊ほど発売されることもあって、「指揮官の流儀 直球リーダー論」は他に、ミーティングを何よりも大切にすること、責任を負うこと、自立すること、など興味深く今のベルマーレに繋がるテーマがたくさん書いてあります。曺監督は、監督として「預かった選手を必ず成長させる」というのを念頭においてチームを指揮しています。丸山祐市はベルマーレに期限付き移籍する前はFC東京でプレイの機会は少なかったけど、FC東京に戻ってからは日本代表に選出されるほどになりました。【イギリス関連本】pen(ペン)2019年9/1号はイギリス特集「英国の流儀。」ブレグジットからイギリス文化・アート・ファッションまで網羅されたイギリスの近現代がよくわかる一冊。今いる選手に目を向けると、2016年に浦和レッズから期限付き移籍してきた岡本拓也は2018年も期限付き移籍を延長し、ベルマーレで3年目のプレイとなります。同じ柏レイソルで将来を渇望されている小林祐介は2018年から期限付き移籍で加入しています。今年は、山田直輝が浦和レッズに復帰しました。3年間プレイして身につけたもの、そして本来持っている技術を思う存分発揮してレッズで輝いて欲しいと思います。このときすでに、周りの人の心を動かす力を放っていたのでしょう。本の前半部分は「指揮官へのあゆみ」というタイトルで、曺監督の小学校時代から書かれています。こうして選手の顔触れは変わりながらも、湘南ベルマーレというクラブは確実に右肩上がりに成長しています。例えば、終了間際になると無難なボール回しをしたり、相手のコーナーフラッグあたりで時間稼ぎをするというのは常套手段だと思いますが、ベルマーレは普段通りに攻め続けることがほとんどでした。つまり、去っていく選手もいるけど、「ベルマーレに自己の成長を求めて愛着のあるクラブを離れて移籍してくる選手がいる」という循環が起きています。この本が発行されてから迎えた2015年シーズンはJ1で8位と、湘南ベルマーレが大きな存在感を示したシーズンでしたね。そして、実はこの「選手をいかに成長させられるか」というのが「湘南スタイル」との両輪となって近年の湘南ベルマーレを作ってきたと言えると感じます。© 2020 English × U.K. blog All rights reserved.父親は職場の立場上の問題もあってそれでも京都韓国中学に入れようと考えていたかもしれません。10人も子供が大挙して同じことを訴えてきたので、父親は曺監督という存在が周りに与える影響はよっぽどのものと実感したのではないでしょうか。2017年に柏レイソルから期限付き移籍で加入した秋野央樹も期限付き移籍を延長し2018年は背番号10をつけます。2015年シーズンをJ1リーグ8位で終えたのち、主力選手だった永木亮太、遠藤航、古林将太、秋元陽太らが新天地へ旅立ちました。2012年に曺監督が湘南ベルマーレの監督に就任して、チームをJ1昇格に導き、いつからかよく使われるようになった言葉の一つに「湘南スタイル」という言葉があります。ここから曺監督のサッカー人生は高校、大学、プロ、そして指導者への道と繋がっていきます。今振り返ってみると、上記に挙げた「湘南スタイル」の原点はボクたちサポーターにも十分に共有されていますし、スタジアムで観戦すると選手たちのひたむきな温度が客席にも伝わってきます。父親の元に直訴したクラスメイトは1人や2人の話ではなく10人と書いてあります。しかし、サッカー少年団で共にプレーしていた同級生のチームメイトが曺監督の父親のもとを訪れ、「中学校でも貴裁くんとサッカーがしたい」と直訴。しかし、湘南ベルマーレで過ごした日々が他のチームからも必要とされる存在になったというのは喜ばしいことで、他の選手たちやユースでプレイする選手にも勇気を与えます。