〇 今回の事例を受け、結核院内感染対策の強化に努められています。 3 県の対応 両事例については、本日厚生労働省に報告をしました。 初発患者の発生届直後から、感染拡大防止を図るため当該医療機関と連携して、 接触者健康診断を実施しました。 医療機関で結核の集団感染が相次いでおり、看護の現場では感染への警戒がいっそう求められています。同一の感染源と断定できない事例もあり、保健所では院内感染を防止するため「長引く咳嗽(がいそう)」などを診察する際は「結核を念頭においた診療」を行うよう求めています。 結核は過去の病気と思われがちですが、日本の結核罹患率はアメリカなどの先進国と比べて高く、依然として結核蔓延国といわれています ※4 。感染者の半数以上は70歳以上の高齢者であり、医療施設の職員が結核に感染する確率は高いといわれています。 この男性を含めた入院患者・職員など計10人が結核を発病。このうち7人の結核菌の遺伝子検査を行ったところ、初発の男性患者とその後に発病した6人の型が一致した。仕事・恋愛・育児・復職・美容・心の悩みなど、あなたの悩みを投稿しませんか?もしかしたら、スペシャリストが答えてくれるかも?!日本医科大武蔵小杉病院のケースでは、17年8月以降、職員や元入院患者が結核を発病したが、感染源が不明であり、同一の感染源からの感染とは特定できなかった。その後も発病者が相次ぎ、18年7月に発病した3人の結核遺伝子型が一致したことを確認。8月に開かれた集団感染対策委員会で、感染源の特定には至っていなかったが「集団感染事例」と判断したという。大田区保健所管内の病院のケースでは、2017年11月下旬、全身衰弱で搬送されてきた60歳代の男性が緊急入院した。入院から6日後に肺結核と診断され、結核病棟のある病院に転院。その3日後に結核で死亡した。やっと努力が報われるでしょう。さらに臨時収入まで舞い込む幸運日。自分に何かごほうびを。川崎市も9月、同市内の医療機関で職員6人と入院患者5人が結核を発病したと発表。17年8月から12月にかけて、5人の結核発病が分かったが、感染源が不明であり、同一の感染源からの感染とは断定できなかった。18年9月に5人の結核遺伝子型の一致が確認され、集団感染事例として、厚生労働省に届け出たという。医療機関で結核患者が発生したことを3月に同省に届け出た札幌市は、「結核は過去の病気ではない」と注意を促している。医療機関で結核の集団感染が相次いでいる。東京都福祉保健局は24日、「大田区保健所管内の病院で、結核に集団感染する事例が発生した」と発表。接触者健診の対象者が100人を超え、現在も保健所が健診を続けている。9月には日本医科大武蔵小杉病院(川崎市)が患者と職員が結核を発病したと発表。当初は同一の感染源からの感染とは断定できなかった。保健所は、こうした院内感染を防止するため、「長引く咳嗽」などを診察する際は「結核を念頭に置いた診療」を行うよう求めている。【新井哉】リーダーに抜擢されそう。やりがいのある仕事に意欲が増します。教え上手な点が高評価。周りの空気を敏感に読み取れます。些細な気遣いが感謝される日。思いやりを持って過ごして。都福祉保健局は、感染拡大の主な要因として、▽結核を疑わず、感染性飛沫を大量に誘発する医療処置(たんの吸引)が行われた▽初発患者が入院していた病室の扉が常に開放されていた▽病室の換気が不十分だった―ことを挙げている。 病院によると、MDRAに感染したのは結核病棟で入院していた58~97歳の男女19人。 2017年2月から今年8月にかけて見つかったという。 一般病院における院内感染対策の具体策-東京臨海病院における日頃の取り組みを含めて-東京都院内感染対策全体講習会 東京臨海病院 呼吸器内科 山口朋禎 2019.02.12 ~結核~ ① 主治医は、結核を疑った時点で空気感染予防策を行うよう当該病棟責任者に指示 する。その後、感染管理室に連絡し、院内感染防止対策について相談する。 ② 主治医は診断した時点で速やかに「結核発生届」を記載し、医事課を通し保健所に 提出する。 2.結核の院内感染防止対策 1998 年から2007 年の10 年間に445 件の結核集団感染事例があり、25%が学校、23%が病院であった。 また、男女ともに看護師の結核罹患率は、それ以外の日本人の4 倍になることも報告されている。 ※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。同月、病院から別の感染症の調査依頼を受けた外部の医師がMDRAの感染に気づいた。遺伝子検査の結果、院内感染と判明。感染経路は分からないという。今年1月、発症による肺炎の悪化で死亡した男性患者(71)について、主治医はMDRAへの感染を把握していたが病院に報告しなかった。このため、病院から所管の保健所への報告義務も守られなかった。四條畷保健所が厳重注意した。阪奈病院は、国内有数の結核病床数(123床)を備え、症状の重い患者の治療にもあたっている。川瀬一郎院長は17日、朝日新聞などの取材に対して「院内感染の認識が甘かった。反省している。主治医も、保健所への届け出を重要視していなかった」と話した。大阪府大東市の阪奈病院で、8月までの2年半の間に、抗生物質がほとんど効かない細菌の多剤耐性アシネトバクター(MDRA)に結核の入院患者19人が感染し、1人が発症して死亡していたことがわかった。感染症法は医療機関に対し、発症が確認されれば報告を義務づけているが、約7カ月間放置していた。ほかに17人が死亡したが、病院は「明らかな因果関係は認められない」と説明している。病院によると、MDRAに感染したのは結核病棟で入院していた58~97歳の男女19人。2017年2月から今年8月にかけて見つかったという。