野田秀樹作、野上絹代演出による『カノン』が、3月2日より東京芸術劇場シアターイーストで上演される。オーディションで選ばれた中島広稀、さとうほなみ、名児耶ゆり、永島敬三、大村わたるといった期待株のキャスト陣が発表されて、ベテランの渡辺いっけいも顔を連ねる。

野田 秀樹(のだ ひでき、1955年 12月20日 - )は日本の劇作家・演出家・役者。 多摩美術大学 教授 。 東京芸術劇場芸術監督。 朝日賞選考委員(2015年度より)。 公益財団法人東京都歴史文化財団のプレスリリース(2019年10月15日 16時00分) 東京芸術劇場 野田秀樹 作/野上絹代 演出による『カノン』上演! キャストは東京演劇大学連盟加盟校の在校生以外に、新進演劇人(演劇界での活動が概ね10年以下且つ35才未満)の枠が2名あります。※スタッフは加盟校の在校生のみ対象。 東京演劇大学連盟9月公演『カノン』 作:野田秀樹 演出:野上絹代 本公演は「浅間山荘事件」を扱っており、演出の野上が取り組んでみたいと思っていたテーマだという。人類の歴史的局面にはいつも思惑、思想が複雑に絡みついており、野上自身が“今”の“日本”に歴史的局面を感じていたこと、この戯曲には思想と理想、人間の本質、そして“若者”の焦燥と躍動が全部詰まっていて、戯曲を読み進めていくうちに本の中から登場人物たちが“自由”を求めて今にも弾けだしそうな勢いを感じたとのこと。第五弾となる今回は、ポップで柔らかなユーモアとハッとさせられる社会性を併せ持ち、常に演劇をアップデートしている劇団「快快」のメンバーとして活躍している野上絹代が2015年、演劇系大学共同制作Vol.3で上演された『カノン』の再演に挑むことになった。出演は、2010年に『告白』で映画デビューし、2018年に劇団た組。第17回公演『貴方なら生き残れるわ』で舞台初出演を果たした中島広稀、「ゲスの極み乙女。」ドラムス担当ながら2017年からは女優業に進出したさとうほなみ、野田秀樹演出など数多くの作品に参加している渡辺いっけいの他、応募総数1000人を超える大規模なオーディションを突破した俳優たちに決まった。東京芸術劇場は2009年芸術監督に野田秀樹を迎え、その優れた戯曲を気鋭の演出家の手によって上演するシリーズに取り組んでいる。2010年に第一弾として松尾スズキ演出による『農業少女』を、2014年2月には第二弾としてマルチェロ・マーニ演出による『障子の国のティンカーベル』を上演。第三弾は、演劇界若手で異色の存在感を放つ、マームとジプシーの藤田貴大が野田の劇団「夢の遊眠社」時代の代表作の一つ『小指の思い出』に挑戦し、第四弾は、シンガポールの鬼才オン・ケンセン演出の『三代目、 りちゃあど』を上演した。2020年3月に東京芸術劇場で、作・野田秀樹、演出・野上絹代による演劇『カノン』が上演される。また、10月26日(土)に東京芸術劇場で、画家・アーティストの荻野夕奈による本作のメインビジュアル作成過程を公開するライブペインティングの開催が発表された。また、作品のモチーフとなっている都の権力者、天麩羅判官の屋敷に保管されている絵画、ウジェーヌ・ドラクロアの『民衆を導く自由の女神』、そして沙金がファム・ファタールのイメージであることから、メインビジュアルは女性画家の「絵」を使用したいという演出家のリクエストがあり、画家でアーティストの荻野が担当することに。10月26日(土)に行われるライブペインティングでは、荻野が『カノン』をイメージしながらメインビジュアルを描いていく。 エントレ 演劇動画チャンネル 29,856 views 2020年3月に東京芸術劇場で、作・野田秀樹、演出・野上絹代による演劇『カノン』が上演される。また、10月26日(土)に東京芸術劇場で、画家・アーティストの荻野夕奈による本作のメインビジュアル作成過程を公開するライブペインティングの開催が発表された。 野田秀樹作品が中屋敷演出で現代に甦る! /舞台「赤鬼」ゲネプロ&囲み取材 - Duration: 4:47. ワークショップの狙いについて、野上に話を聞くと、「コミュニケーションの密度を高める」ことも重要視していた。[Alexandros]川上洋平の「ポップコーン、バター多めで PART2」「せっかくいろんなキャリアの方々がそろっているので、各々の持つ技を紹介してほしい」という野上の意向で、ワークショップの後半は出演者が講師役となる場面があった。1977年生まれ。週刊誌記者、映画雑誌編集者などを経て、現在は徳間書店・学芸編集部に在籍。同社で書籍編集を担当しつつ、演劇ライターとしても活動。「えんぶ」「週刊現代」などの雑誌や、演劇DVDのライナーノーツ、プログラムの執筆や編集に携わる。下北沢・本屋B&Bでは舞台にまつわるイベントを多数企画・出演。海外アーティストの現在と変化する洋楽ビジネス!奥浜レイラの【洋楽ハッスル!#67 StayHome Edition VOL.3】俳優たちはほかの参加者のあだ名とポーズを覚える。きぬちゃん、りょうちん、と名前を呼ばれたら、順を追ってポーズをつなげる。頭と身体を同時に使うゲームだ。本格的な稽古が控えるなか、11月某日に出演者ワークショップが開催された。この日集まったのは、演出の野上絹代を含めて11人。『カノン』の稽古を開始する前に、演劇の基礎的なトレーニングをすることがワークショップの主目的だという。クラシックバレエの経験があり、演出と振付を担当する野上。ワークショップの方向性は、俳優の身体性を意識したものだった。「ストレッチパーティー」と呼ばれる、メンバーそれぞれが独自のストレッチ方法を順番に紹介。リンパを流したり、股関節を緩めたり……。この日は11人が集まっていたので、計11通りのストレッチを体験することになった。フランク・ザッパからhideまで──テリー・ボジオが語る約50年にわたるドラマー人生とは【インタビュー後編/連載・匠の人】続いて、佐野功による筋トレの時間だ。殺陣師としても活躍し、柿喰う客などフィジカルな舞台作品にも多数出演している。身体の作用を意識したトレーニングで、硬くなった関節や可動域が面白いように柔らかくなり、広がっていく。予想以上に自分の身体が動いていき、出演者たちも驚いていた。野上がメンバーに声をかけ、車座になる。この日、ワークショップ初参加となった本多遼による自己紹介。元プロボクサーの本多は、シャドウボクシングを披露した。大平峻也と桜村眞がMCで贈る『エンスタ』、第8回ゲストにUMake&田村心 アルバム全曲紹介でRoselia、BiSHアイナも登場尾上松緑、「紀尾井町家話」を語る ~歌舞伎ファンの間で注目度上昇中の配信トークイベント身体にまつわるさまざまなメニューを経て、ワークショップは終了。『カノン』の演出について、野上に話を聞くことができた。【新連載】「野村義男のおなか(ま)いっぱい おかわりコラム」1杯目は10年来の友人ミュージシャンKが登場名児耶ゆりは、小劇場からミュージカルまで俳優として活躍している。音大で声楽科に進んだ彼女による「発声法」に関するレッスンだ。声を出すときのストレッチ方法や、声をつぶさないために何をしているかをレクチャーし、仰向けで寝そべり、身体の状態を意識しながら声を出す。近くで聞いている筆者も、各々の声がより深く広がったように感じられた。「今回のキャストには、あまり舞台の経験がない人もいるので、その方のためのワークショップでもあります。体を動かす動機として、たとえば、それぞれ呼んでほしいあだ名で呼び合うようにして、あだ名に合わせて自分独自のポーズを決める。名前を呼ぶとみんながそのポーズをとる。それはもう振付だし、コミュニケーションの第一段階にもなる」休憩を挟んで、さまざまなゲームが展開された。架空のボールをトスし、あだ名を呼んで指名しながら回すバレーボール。試合形式で見えないボールをつないだが、誰もが真剣勝負で、異様な盛り上がりを見せている。さらには腹筋、体幹のトレーニング。筋力アップのエキササイズのとき、なぜか野上はスマホで尾崎豊のナンバーをかけるが、メンバーは苦笑しながらヘトヘトになっていた。メンバーの耳にどれだけ音が入っていたかは誰も知らない。[Alexandros]川上洋平の映画連載スタート!初回は『mid90s』について語ります【新連載:ポップコーン、バター多めで PART2】