本日のマンガ紹介は 「銭ゲバ」です。 作者 ジョージ秋山 出版社 小学館 掲載誌 週刊少年サンデー 発表期間 1970-1971 巻数 文庫版 全2巻 あらすじ 長野県松本市で生まれ育った蒲郡風太郎(がまごおり ふう … 終わってしまったよ…。 大切なのは「金」か「心」か。 「本当の幸せ」とは何か。 そんな、人生においての永遠の課題を突きつけたドラマ「銭ゲバ」。 金に翻弄された風太郎の、人生の最後の瞬間…。 死を目前にして、風太郎が思い描いた“幸せ”な人生。 >男の子にとって母親の存在はとてつもなく大きいような気がします。ブログユーザー、Twitter、Facebook、Google+などSN…>さらにの造船会社を乗っ取ってやるというのも企業モノとは違うかもしれないけど興味あります。>むしろ、そこまでお金に執着する!?と切なくなっちゃいましたわぁ・・・見ていて辛かったけど・・・でも、松山君の演技に惹きこまれて、最後まで真剣に見てしまいました。さらにの造船会社を乗っ取ってやるというのも企業モノとは違うかもしれないけど興味あります。作家や作詞家がお母さんやおふくろさんについての作品をいくつも発表していますが、作者はたいてい男性ですよね~むしろ、そこまでお金に執着する!?と切なくなっちゃいましたわぁ・・・自分が子供の頃、貧しい家って少なくなかったから、(うちもだよ~。)、私は、松ケンがやってると言うのに1話では好きになれなかったの。これは、全く救いが無くて、なんか見終わって虚しかったわ–;でも、1話完結じゃないから一回抜けちゃうと、戻れそうもないし~> 貧しくても明るさとユーモアで乗り越えた「佐賀のがばいばあちゃん」の方が実話で、銭ゲバは創作という所が興味深いです。>自分が子供の頃、貧しい家って少なくなかったから、(うちもだよ~。)、松山クンも、凄い「陰」な雰囲気出しているし、音楽は昭和風だし、ダメってワケではないんだけど。。。何というか面食らってしまいました~^^;私、このドラマを見るのに、今後もあのシーンが尾を引きそうです。貧しさゆえに母が死んでしまった、これが大きく違うのではないでしょうか・・・>見ていて辛かったけど・・・でも、松山君の演技に惹きこまれて、最後まで真剣に見てしまいました。裏も良い映画を持ってきてるから、流されそうな自分がいます^^;貧しくても明るさとユーモアで乗り越えた「佐賀のがばいばあちゃん」の方が実話で、銭ゲバは創作という所が興味深いです。ドラマのシーンとセリフを切り取ったあらすじレビュー(復習ネタバレ)と感想を中心としたブログです「ハリポタ」は途中から見たくなかったので、私は我慢しました~。刑事である萩野の兄と、三國の娘・緑と、風太郎の今後の絡みは気になるけれども。。。>松山ケンイチの演技は見たかったので、少しだけ見たけどオヤジが金を奪って突き飛ばすシーンで見るに耐えずハリーポッターにチャンネル変えました。ちょっと違和感ありましたが、ニノや松ケンだと違和感ないですね。>前情報を知らずに見たので、あまりの暗い感じにびっくりしてしまいました。松ケンだから明るい感じだと勝手に思っていて。>松山クンも、凄い「陰」な雰囲気出しているし、音楽は昭和風だし、>風太郎、登り詰めて、最後は捕まっちゃうのかな・・・・捕まらないといけないとは思うけど。風太郎、登り詰めて、最後は捕まっちゃうのかな・・・・捕まらないといけないとは思うけど。これは、視聴は続けるかも知れないけれども、毎週のレビューはしないかも。前情報を知らずに見たので、あまりの暗い感じにびっくりしてしまいました。松ケンだから明るい感じだと勝手に思っていて。金持ちのクセにマカロンくらいで大騒ぎするからだよ。まったく。。。–;男の子にとって母親の存在はとてつもなく大きいような気がします。 あの菩薩のような顔のみどり(ミムラ)は、やはりそんな風太郎の汚れきった魂を浄化する役割を果たすらしい。たぶん。どうすれば風太郎(松山ケンイチ)は救われるのか。…誰か、救ってやってほしい。りょうさんのコメディエンヌぶりも結構良かった。いつも、できる女役が多いから。これを見ていて思い出したのが、「わたしたちの教科書」。坂本裕二さんがいじめが原因と疑われる自殺を暴く、ものすごく重いテーマを真っ向勝負で書いていたが、あまりの重さに途中で息切れしたような気がしてならなかった。すごく良かったので本当に残念だった。これでまだ第5話なんて。見ている私の精神力は最終回まで耐えられるんだろうか。…というか、作っている皆さんも大丈夫なんだろうか。風太郎(松山ケンイチ)を追い詰めてきた存在が、伊豆屋の人々、茜ちゃん(木南晴夏)、緑(ミムラ)、父(椎名桔平)、刑事(宮川大輔)。そんなわけで、貧乏人の持つ「成り上がり志向」に何となく共感を抱きながら見始めた……と、ぎりぎりまで予告を待ったが、結局予告は無し。HPを確認するも、こちらにも画像は無し。これは気になる~。それから、木南晴夏さん。今日の妄想バージョンの茜はかわいかった。しぐさや表情でかわいい子にも陰気な子にもなれる。天才的。芽生えかけた義父(山本圭)との情愛にも、同じ境遇の男(柄本時生)との間の友情にもあえて目をそむけて「銭ゲバ」となることを誓った風太郎。今までよりも増大した狂気を隠した表情でついに社長就任。結局、私たちは、彼(風太郎=松山ケンイチ)の罪が暴かれ、罪を償い、もとの無垢な心を取り戻すことを望みながら見るしかないわけだ。何て辛いのか。そしてそれを、ぬくぬくとした部屋で見ていることは偽善じゃないのか?…と、まあ、ここまで追い詰められてしまうのだ。もう、見守るしかないよ。風太郎!早くあのころの無垢な笑顔を取り戻してよぉぉ~。そんな事をしたらドラマが終わっちゃうと思いつつも、金をばらまきながら風太郎が今にも飛び降りてしまうのではないかと、しかも、もう風太郎は死によってしか救われないのではないかと思ってしまう回だった。それからもうひとつ、本当に男は悲しいくらいにマザコンなんだなぁと。あと、このドラマを見てきて好きになったり、「やっぱりすごいや」と思った俳優さんがたくさんいたのがとても嬉しい。三國家から不信感を持たれていた風太郎が、金で雇った男にお嬢様を襲わせ、体を張って助ける事で信頼を勝ち取った。そして、その筋書きを見破ったお坊ちゃま(田中圭)を殺ってしまった…。風太郎を唯一理解した茜ちゃんの死は風太郎を狂わせ、これまで全くなかった罪悪感・喪失感が表出するように…。風太郎がよくしゃべりすぎかな。あと、松ケンの二役やら、アカネの顔がお札になっちゃうCGやら、父登場やら、死体掘り起こしやら、出来事や趣向を凝らした演出が多くて、いつもより俗っぽくなってしまったような…。お札CGはいらなかったよなぁ。さて、風太郎を追い詰めることによって救済する可能性のある人物はあと二人。父と緑。風太郎の思い出の中の母親も入れたら三人か。そして、金に目がくらんだ伊豆屋の人々の醜い行動…自分は金に魂を売ったが、金に支配されない人々もいる。この事実はこれまで風太郎の銭ゲバとしての生き方を否定するものでもあり、しかし、羨望の対象となる存在でもあったはず。母のような清貧な人々が金の前にもろくも崩れる姿に風太郎は何を思ったか。空中を見ると「茜ちゃん?」とばかり思ってしまうが、そうでもないような気もして…。アカネとの結婚を断ったあとのぐるぐるまわる画面の中での、「お前らはこういう貧乏人が好きなんだ。」という序盤の長い独白と、土に埋まった白川(田中圭)に花を持ってルンルンの笑顔での陽気なおしゃべり。更に、今日、盛り上がったのは定食屋でついに行方不明の青年(松山ケンイチ 二役)が現れたこと。絶対登場しないといけないって流れでもなく出てきたので、まあ、これはサービスって感じでしょうか。単純に松山ケンイチのカメレオンっぷりが堪能できておもしろかった。…さて、今回の銭ゲバはいつもとちょっと違うな、と思ったのは私だけでしょうか。あろうことか、このドラマ。主人公の思い通りになればなるほど、主人公がそら恐ろしく感じるとともに、哀れに感じ、つらくなる。そういう風に作られている。まず、父(椎名桔平)。風太郎(松山ケンイチ)のいかれっぷりの更に上をいくかと思われる狂人ぶりで、この父を呪えば呪うほど、風太郎は自身のDNAをも呪うことになるに違いない。もちろん、松山ケンイチさん。…特に今日のような妄想シーンで全く別のキャラクターを見せられると、恐ろしいものすら感じる。…だから、悲しいラストだったけれど、すっきりはした。ただ…最後の最後でもう一回、爆破前にシーンを巻き戻して風太郎の独白シーンがあったのは、別になくても良かったような気はする。銭の恐ろしさ、金に支配される世の中の虚しさ、…にも関わらず銭に振り回される人々の存在…みたいなことを再確認してたようだけど、それはわざわざセリフにしなくても、このドラマを見ていた人みんなに伝わっていると思う。しかも、風太郎の一番の敵であり、一番の理解者が父親なんだなぁと、悲しくなる場面だった。ここが良かった。残酷だと思ったが、ここで止めて何になるというのか。むしろ、しっかり恐怖を味わって、幸せを熱望して果てたことで、償い…にはならないが、罰を受けることはできたのかも知れない。脚本の岡田さん、演じている松山さん(この若さでこの怪演!)、ミムラさん、木南さん、椎名さん…演出をしている皆さん。心配しています。まあ、それにしたって、今期ダントツナンバー1の面白さは変わらないので、次週も心待ちにして見る予定です。しかし…今回だけで、物理的に追い詰める存在であるはずの荻野も、無償の愛を注いでくれた茜ちゃんもいなくなってしまった。まあ、とにかく色々考えるきっかけになるし、松山ケンイチの怪演は見ていてゾクゾクする凄さなので、非道な主人公から視聴者が離れていかないように、何とか支持率(同情率?)アップにつながる場面を増やして欲しい。そして、初めて「死にたくない」ともがきはじめた風太郎。あたかも直前で緑が何か事を起こすんじゃないかと思わせるような、小屋の外から風太郎を映す思わせぶりなアングルが増え…しかし、緑は最後まで見届けた。どんなラストでも賛否両論でそうですが、こんなハードルの高い仕事に取り組もうとしている作り手の皆様に改めて敬意を感じます。よってどのような展開でも楽しみに待ちます!で、一番の本命が先週覚醒した女神(…と私は呼んでいる)、緑お嬢様(ミムラ)。風太郎の背丈を計った柱にまるで少年時代の風太郎に同情を寄せるかのように触れながらも、風太郎の父に「死ぬんですものね。」と言い放つ冷淡さは、女神のようでもあり魔女のようでもあり、やはり最強キャラだ。犯罪者が主人公の悲しいドラマと言えば、「白夜行」とか「砂の器」があるが、いずれも主人公が追い詰められてこその終結だった。(白夜行は主人公の死。砂の器は主人公の逮捕。)銭ゲバでは最後まで全力疾走できるのか。本当に身をすり減らすような仕事なのではないかと推察するが、頑張ってドラマ史に残る作品をぜひ作ってほしい。そしてミムラさん。他の女優さんとちょっと違うのが演技でじゃなくて、素で「芯が強い」のだろうなぁと思うところ。こういう強い役を演じているところをどんどん見たい。椎名桔平さんは今日のスーツ姿を見て、改めて「やっぱりかっこよかったんだなあ」と思い出した。そして、とどめは父が使いきれない金を返しにきたこと。金のために転落する人を目の当たりにし、金を得ても幸せになれない父を目の当たりにし、すべてに自分の姿を投影した結果、死を選ぶしかなくなった。貧しさゆえに邪悪な悪魔にとりつかれてしまった風太郎(松山ケンイチ)。犯した罪はあまりに重く、もはや死をもってさえ償えるかどうか分からない。しかも自分ではもう、自身に巣くった悪魔をどうすることもできない。定食屋のシーン。…単純に面白いし、風太郎が唯一無防備な姿を見せる場所だから。ミムラ演じるお嬢さんとの関わりは、風太郎の闇を晴らすのか?それとももっともっと深いところに落ち込んでいってしまうのか?…これは生半可な覚悟じゃ見守れません。でも、人のものは盗っちゃダメだぞ。風太郎。来週も見るから(*´σー`)このドラマ、スポンサーが降りたり、クレジットに名前が載るのを拒否したりしたとか。(wikiより)確かに「有害図書」が原作では危険すぎる。でも、こんな不況下、金が無くて、仕事が無くて、世の中が憎くて、何もかもが恨めしくて…そんな社会が生み出した醜悪な感情から目をそらさずに作ったドラマなら、作品として必要なんじゃないか?まず、異常に長い回想&妄想シーン…。風太郎が描いていた「幸せ」像と、現実とのあまりの違い、それなのに、現実と全く同じセリフが随所にちりばめられてるから、案外リアリティがある。だからこそ、ほんのちょっとのボタンの掛け違いで、風太郎はこっちの人生を選ぶことができたんじゃないかと…。風太郎の強烈な後悔がわかるから、息が詰まる。三國家のっとりという目標。そのためにお嬢様に近づくことにも、気難しい妹の心に上手くつけこみ、まんまと成功。そして、茜(木南晴夏)の無償の愛。同じく伊豆屋の皆さんの清貧さ。貧しくとも心美しく、風太郎を愛し続けた母親を思わせる、「北風と太陽」でいうところの「太陽攻撃」で風太郎を精神的に追い詰める存在。白夜行、砂の器、銭ゲバ…犯罪を犯した主人公は、最後の最後、きっちり追い詰められて初めて救われます。人の事は言えませんが、銭ゲバをここまでずっと見てきた人たちは、ドラマにえらく重いものを求める人々ですよね?うるさ型というか…(笑)。呆然とする風太郎と一緒に、私もテレビの前で呆然とした。絶望した。ラストに向けて、次々と最終攻撃が始まり、茜ちゃん・刑事が散り、今週はついに伊豆屋の人々が散ってしまった。ちょっとした身の上話をすると、どどんこ家もちょっと貧乏だったらしく、学生時代は家賃23000円の風呂なし4畳半のぼろアパート(風太郎のおうちと似ている!)に住み、奨学金を借りながら卒業した。まあ、しっかり5科目勉強して国立に行けばよかったわけなので、自業自得なんだけど。