【tv】「デトロイト暴動真実を求めて」 キャスリン・ビグロー監督の映画『デトロイト』(公式サイト)が見たいと思っていたので、たまたまテレビ欄で見かけた番組を録画しておいた。まさに映画の題材となったアルジェ・モーテル事件のことを取材する番組だったので、メモを取りながら鑑賞。

デイビット・セナックという白人警官が首謀者だった。 事件から3年前、黒人差別を禁止する法律が制定された。 モーテル事件を告発する集会を教会で開こうとした。3000人の黒人がその様子を見ていた。模擬裁判の結果は全員有罪だった。 2010年代 アルジェ・モーテル事件 アルジー・スミス ウィル・ポーター 監督 キャスリン・ビグロー 社会派映画 特集「令和の新春ベストコレクション」 デトロイト(英: Detroit [dɨˈtrɔɪt] )は、アメリカ合衆国 ミシガン州南東部にある都市。 南北をエリー湖とヒューロン湖に挟まれており、東はカナダのウィンザー市に接する。 アメリカ中西部有数の世界都市。. 事件当時23歳だったデイビッド・セナックのみが3人の警官の中で現在も存命であり、ノンフィクション「アルジェーズ・モーテル事件」の著者であるジョン・ハーシーの孫キャノン・ハーシーが、ドキュメンタリーにおいて彼と接触を図ろうとしていた。 その暴動3日目に、アルジェ・モーテルで起きたある事件を描く。 アルジェ・モーテルで銃声を聞いたとの通報を受け、大勢の市警と州兵が殺到した。そこで警官たちがモーテルに居合わせた若者へ暴力的 … アルジェ・モーテルでは中心的な役割を果たした。クラウスのモデルとなったデヴィッド・セナックは3人の警察官の中でも唯一存命中であり、家族にも恵まれて穏やかな老後を過ごしているとのことです。 主要産業は自動車産業であり、「自動車の街」とも呼ばれる(後述)。 アルジェ・モーテル事件の皮切はいたずらだ。 ... 側の白人警官で唯一生存しているデイヴィッド・セナックであろう。デイヴィッド・セナックは現在75歳。事件以後隠遁し、白人中心地のブライトンで生活 … 1973年生まれ。元はジャーナリストで、後にポール・ハギスの脚色により『告発のとき』(2007年)として公開された原案となる記事を執筆しました。『ハート・ロッカー』(2008年)でアカデミー賞脚色賞受賞。以降はキャスリン・ビグローとのコンビで『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012年)と本作を手がけました。また、2019年にNetflixで配信されたJ・C・チャンダー監督の『トリプル・フロンティア』(2019年)の脚本も執筆していますが、こちらも当初はキャスリン・ビグローが監督する予定で、トム・ハンクスがキャスティングされていました。クラウスみたいな人間も、暴動という異常事態が起こらなければ、普通の警官として人生を送ったかもしれません。むしろ使命感の強さから、立派な警官になった可能性すらあります。しかし、町全体を包み込んだ暴動という異常な空気感があって、警察署は満員だからある程度は現場判断で処理しなければならないというシチュエーションまでが出来上がっていたために、彼のマイナス面が一気に噴出してしまった。クラウスはモンスターでしたが、果たして自分は異常事態の中でクラウスのようにならずにいられるのかという問いまでを突き付けられたような気分になりました。序盤では、1967年7月23日から27日にかけて起こったデトロイト暴動の発生から拡大までがテンポよく描かれるのですが、直前の市街地の爆発寸前の空気感に始まり、闇営業の酒屋の摘発と、現場での警察の手際の悪さからついに街の空気に引火して、一気に暴動が広がって行く様が実に見事に描かれていました。そこからの警官隊の動員、州兵の動員と事態はどんどん悪化していき、やんごとなき状態でアルジェ・モーテル事件の夜を迎えるという流れの作り方もよくできており、街全体の緊張感があのモーテルに集約されていくように見せています。1951年生まれ。高校卒業後にはアートの世界に進んだものの、後に映画に転身し、コロンビア大大学院で映画理論を専攻。ウィレム・デフォー主演の『ラヴレス』(1982年)で長編監督デビューし、その同時期にGAPの広告モデルも務めるという異例の才色兼備ぶりを発揮しました。以降、西部劇と吸血鬼映画を融合させた異色のホラー『ニア・ダーク/月夜の出来事』(1987年)、女警官が恋に落ちた相手がサイコキラーだったというサスペンス『ブルースチール』(1989年)、キアヌ・リーブス主演のアクション映画『ハートブルー』(1991年)と映画ファンから注目される作品を次々と送り出したものの、なかなか一般受けまでは獲得できませんでした。キャリアの分岐点となったのはイラク戦争を描いた『ハート・ロッカー』(2009年)であり、製作費1500万ドルの低予算映画ながら全世界で高評価を獲得。アカデミー賞では作品賞・監督賞。脚本賞、編集賞、音響編集賞、録音賞の6部門を制覇し、史上初の女性の監督賞受賞者となりました。1954年イギリス出身。1990年代にはケン・ローチ監督のドラマ作品を手掛けていたのですが、911テロを描いた『ユナイテッド93』(2006年)からポール・グリーングラスと組むようになり、『グリーン・ゾーン』(2010年)、『キャプテン・フィリップス』(2013年)、『ジェイソン・ボーン』(2016年)を手がけました。また、キャスリン・ビグロー監督とは『ハート・ロッカー』(2008年)で組んでおり、同作でアカデミー撮影賞にノミネートされました(受賞は逃した)。本作後には、Netflixで『アウトロー・キング 〜スコットランドの英雄〜』を手掛けています。そうして完璧な閉鎖空間が出来上がってからは、ホラー映画同然の空気となります。こちらは身の潔白を証明しなければならない、しかし相手は「お前らが犯人だ」と決めつけてきて、それ以外の情報はウソだと言って切り捨ててしまう。容疑を認めても地獄、認めなくても地獄という出口のない恐怖がそこにあります。この映画が素晴らしいのは、人種差別というワンポイントに絞り込んだ作品ではなく、バカが権限を持ち、使命感を持って自分は正義だと信じ込んで迷いがなくなった時に、どれほど恐ろしいことをしでかすかという、より普遍的なテーマにまで内容を拡大していることであり、対岸の火事とは言っていられない怖さがそこにはありました。アルジェ・モーテルはまさに修羅場です。「この町の平穏を取り戻すんだ」という使命感が暴走しており、そこに人種的偏見も加わって抑えの利かなくなったデトロイト市警のクラウスとフリンが場を席捲し、容疑者を一つの答えに導くために尋問を開始します。現場には当初、州警察や州兵などデトロイト市警以外の機関も来ており、彼らは意外と冷静な目を持っていたのですが、クラウスがあまりに異常なので「関与していると俺らまで巻き込まれるし、かと言って地元警察と喧嘩してまで目の前の蛮行を止める義理もないし」という感じで現場から離れていく様の絶望感にも筆舌に硬いものがありました。いよいよ、異常者だけになってしまうという。その演出スタイルの特徴は、感情を排したリアリズムとその中にある映像美にあります。アクションを撮らせれば骨太な内容にしてみせるし、複数のカメラを同時に回して役者に死角を与えず、全力で役になりきらせるという鬼演出も行うことから、ハリウッド一男前な女性監督と言えます。1989年にはジェームズ・キャメロンと結婚したものの、1991年に離婚。そのキャメロンが脚本を書いた『ストレンジ・デイズ/1999年12月31日』は初の大作でしたが、製作費4200万ドルに対して全米興行成績がたったの800万ドルという大爆死。とにかくヒットに恵まれない監督なのでした。事件の再現映画として優れているだけでなく、ホラー映画としての緊張感や、普遍的な社会考察まで織り込んだ守備範囲の広い作品となっており、見終わった後に多くのことを考えさせる優れた社会派映画として仕上がっています。オスカーを受賞した『ハート・ロッカー』に並ぶ完成度の作品だと感じました。 無制限の水上滑走艇ボートレース APBA ゴールドカップは1990年以来毎年デトロイトで開催される。このレースはBelle Isle 近くのデトロイト川で開催される。それから数年後、2018年現在のデトロイトの失業率は7%台にまで回復するなど、急激に景気が回復しており、また、全米各地から労働人口が流入している。スラム化したダウンタウンには活気が戻り、空洞化したオフィスビルには人が出入りしオフィス占有率は90%台まで回復、激減した市域人口も下げ止まりした。下落した地価を逆手に取って、安い賃金を武器に積極的なスタートアップ企業やエンターテイメント産業を誘致した結果である。超高層ビルはダウンタウンのニューセンター地域に集中しており、都市近郊の大部分は低階層建造物と一戸建の住宅からなっている。都市中心から外側に高層住宅がウッドワードの西からパーマー・パークとグロス・ポイントの方向に向かって建設されている。デトロイトは北米で4つの主要なスポーツを代表するプロフェッショナルチームの本拠地である。デトロイトでアール・デコスタイルを採用した超高層ビルは、有名なフィッシャー・ ビルディングルを始め、ガーディアン・ビルディング(ユニオン・トラスト)、ペノウスコット・ビルディング、キャデラック・プレイスがある。