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物語の主人公。 悪いことをしていなくても悪役令嬢と呼ばれます。 キャラクターが独り立ちした影響で、ポジション名となっています。 概要.

『小説家になろう』サイトの作者を検索します。 悪役令嬢 小説家になろう 作者検索 ... ある日、他の女性を隣に置き公衆の面前で私に婚約破棄 を突きつけた私の婚 >>続きをよむ. この世界が乙女ゲーム『ルーヴェ学園恋物語~令嬢と5人の貴公子~』の世界で、私は1年後に断罪され、婚約破棄されてしまう悪役令嬢だと知ってしまったのですから。 ーーもし記憶を取り戻すのが、もう少し早ければ運命は変わったのかもしれませんわね 登場人物 悪役令嬢.

無料 恋愛 婚約破棄の小説一覧。イケメンとの甘々な恋愛から悪役令嬢などの異世界転移ものまで、胸キュン、切ない、純愛などの多彩な恋愛小説が満載です。 婚約破棄された悪役令嬢は、気ままな人生を謳歌する 朧月あき/著 ファンタジー・SF・冒険 | ベリーズカフェは恋愛小説からミステリー小説まで、様々なジャンルの小説が無料で楽しめる大人の女性の為の小説サイトです。簡単に投稿できて、人気作品は書籍化も! 「ヒロインさんが私にひどいことをされているとおっしゃっているということですが、いつ? 証拠は? 目撃者がいるというのならどなた?」男性キャラクター(婚約者&その他)とヒロインは、警備を担う者たちにより退場させられます。ここは悪役令嬢の性格と、今後の展開により、作品によってかなり違います。しかし男性キャラクター(婚約者)は、ヒロインを愛してしまいました。ここでは、小説紹介をするときに使用する用語について解説しています。男性キャラクター(婚約者)は、ヒロインと男性キャラクター(その他)とともに、会場に乗り込みます。「こんな場でふざけたことを抜かすな!」と叫びたいのをこらえます。男性キャラクター(婚約者)は、「かわいいヒロインになんてことを!」と憤慨し、ほかの男性キャラクターたちとともに悪役令嬢を糾弾し、その場で婚約を破棄することにします。そんなときヒロインから、「悪役令嬢にひどいことをされている」と打ち明けられます。このあとは、新しいお相手が現れるもよし、趣味に没頭するもよし、いろいろな展開が想像できます。1行目で「お前との婚約を破棄する!」と宣言するのがスタンダード。物語の主人公という意味ではなく、乙女ゲームでいうプレイヤーを差します。最初にインパクトのあるセリフを持ってきて、読者を引き込みます。悪役令嬢を陥れるはずが、苦しい立場に追いやられたのは、男性キャラクター(婚約者&その他)とヒロインのほう。キャラクターが独り立ちした影響で、ポジション名となっています。そんな悪役令嬢の追及に、どんどんボロがでてくる男性キャラクター(婚約者&その他)とヒロイン。悪役令嬢という存在が、乙女ゲームからきたものなので、こちらもポジション名となりつつあります。「いやいや、お前浮気しておいて何言ってんだ!?」というツッコミもあるでしょう。悪役令嬢の婚約破棄ものでは、主要男性キャラクター全員に好意を寄せられている状態の、逆ハーレムになっていることが前提です。

悪役令嬢+婚約破棄+乙女ゲーム+逆ハーレムという、複数の要素を混ぜたことで生まれた、物語のテンプレート。.

「いやいや、そもそも先にお前を嵌めようとしたのアイツだから。って言うか、リュシエンヌ、ちゃんと否定しろよ!」ここは、王国の貴族の子女が通う学校、リベルタス学院だ。十三歳から十六歳までの子女は、王都にある建国より続くこの学院で、学問に励み人脈を築くのだ。気付いたら私は、殿下に押し潰されていた。というか、これは殿下の腕が私の背中に回って──抱きしめられてる!?私は予想外の殿下の言葉にぽかんとする。どういうことなのかしら。え、運命の恋は?そんなまさか……。場所を移して話すことになった私達は、そのままの状態で隣室へと連れて来られた。なお、既にオデット様はパーティー会場に戻っているらしい。悔しい、逃げられた。「何を仰っているのですか?私達は親同士が決めた婚約者ですが、私は殿下を愛していますよ?」とはいえその意匠や宝石の大きさから、バルニエ侯爵の権力が分かることが大切だ。悪役令嬢は、権力のある家の娘で、かつ誰もが憧れる男性の婚約者でなければならないのだ。「断罪イベント?ってオデット嬢が言ってたやつか。……あんなの勝手に言ってるだけだろう。大体突き落とそうとしたのお前じゃないだろ?普通にいい迷惑だ」「リュシエンヌ様には、人前で私を辱めようと私の言動を非難されたり、エルネスト殿下とダンスをした後で嫌味を言われたり……。それに、先日には!私を階段から突き落とそうとしましたわ!そんな女、殿下の婚約者には相応しくありません!!」話しているうちに楽しくなってきたわ。思わず頬に手を当ててしまう。あら?ジョエル殿下の元気が無くなってきたわ。「酷いのはお前だリュシエンヌ!そんなに俺と結婚したくないのか?!そんなに嫌いか?!」「ですがさっきの断罪イベントは──私のこれまでの罪が白日の下に……」まさに今、この学院の卒業パーティーが大広間で開かれている。国王と王妃も参加するパーティーは、学生達も制服を脱いで華やかなドレスや正装を身に纏っている。「初めてオデット様を知ったとき、確信しましたの。彼女はヒロインになるべくして学院へいらしたのだと!平民に育てられながら、その美しさによって領主である男爵に養子に出された……なんて、ヒロインの鉄則ですわ。それに殿下、あの髪の色は王家の血が流れている証拠ではございませんか!」さぁ、続けて!あの台詞を!王道ロマンス小説のヒーローの名台詞!生で聞ける幸せったらないわ。まして、最愛の彼のものならより素晴らしい!!「違いますわ、ジョエル殿下。貴方を最高に輝かせる為にこその!私の悪役令嬢スタイルなのですわ」「お前は俺のヒロインだ。決して悪役令嬢にはなれない。俺が他の女なんて見るわけがないんだ。それが分かるまでここにいろ」ああ!ジョエル殿下の意地悪ぅ。私の様子に、宰相であるお父様が嘆息して国王陛下と王妃様に頭を下げた。先に私に文句を言ってきたのは、殿下ではなくその取り巻きの公爵子息と騎士見習いだった。そうそう。そうでなくっちゃ。そして、殿下が決め手になるあの言葉を言うのよ!私の言葉に、殿下は呆れ顔だ。あ、今溜息ついたな?酷い、リュシエンヌ傷付くわー。この後、パーティに戻った私達は盛大に冷やかされ、オデット様は王宮に保護され、私はお父様にきつく叱られるのだけれど。とりあえずそれは次の機会に。元々、私がこの作戦を思い付いたのは、大好きなロマンス小説を読んでいる時の事だった。ロマンス小説では、素敵な王子様が、身分が離れていても──大抵は実は有力貴族の隠し子だったり王族だったりするのだが──真実の恋に落ち、権力を笠に着ている元々の婚約者と婚約破棄をするのだ。「貴女との婚約を、白紙に──……戻す訳がないだろ馬鹿かお前?!」私はなかなか分かってくれないジョエル殿下に嘆息して、殿下にも分かってもらえるよう丁寧に説明しようと試みた。私のお父様の言葉も途中でぶった切ったジョエル殿下は、顔を赤くして肩で息をしている。そろそろ可哀想だ。せっかくの美男が台無しになってしまう。私も姿勢を正して礼をとった。まだデバガメを続けていた周囲の人々も一斉に頭を下げたから、まさに物語の中の光景のようだ。ジョエル殿下は溜息をついて、今にも座り込んでしまいそうな程に落ち込んでいる。「はぁ?!何言ってんだお前!じゃあ婚約破棄する理由なんてないだろ!」殿下の絶叫で、周囲の人々がこれは只の痴話喧嘩であると判断したのか、問題が何もなかったかのようにパーティーが再開された。殿下の取り巻きの騎士見習いの背後に隠れているつもりのオデット様は、顔を真っ赤にさせてプルプルと震えている。何もしないのでは気が済まない。私の今日までの努力は全て水の泡だ。何の為に悪役令嬢になりたかったのか、分からなくなってしまった。「それで?……まずはリュシエンヌの話を聞こう。どうして俺と婚約破棄したいと思ったんだ?」バルニエ侯爵家はこの王国で建国以来侯爵であり続けていて、私の父は王国の宰相を務めている。王家とその血族の貴族を除けば、王国で一、二を争う有力貴族だ。権力、財産、知性、美貌──私を除いてこの王国で完璧な悪役令嬢が務められる人間など、いるはずがない。だって、子供の頃から王妃となるべく教育を受けてきたのだもの。「ロマンス小説では、幼い頃からの婚約者がいるヒーローが、身分のあまり高くないヒロインとその壁を乗り越えて結婚するのですわ。そして二人はいつまでも幸せに暮らすのです」一応王太子のはずのジョエル殿下が、涙目で叫んでいる。まったく、威厳も何もあったものじゃない。手でオデット様を示すと、オデット様は小動物のようにぴゃっと跳び上がった。「あらあら、オデット様。弱い犬ほど良く鳴くと言うんですのよ?」ジョエル殿下は自分に縋り付いているオデット様を困惑の瞳で眺めている。私は扇で口元を隠し、ふふふと笑った。この騒ぎの当事者の一人であるはずのジョエル殿下はこの私の言葉にどう反応してくれるかしら?考えると楽しくなる。殿下は顔を私の首元に埋め、きつく抱きしめて離してくれそうもない。さっきから扉の隙間から国王様と王妃様と私のお父様まで覗いているんだけれど……。「ええと、そうですわね……ジョエル殿下に幸せになって頂きたいからですわ」「だから、ジョエル殿下が幸せになるには、悪役令嬢である私を断罪し、ヒロインであるオデット様と結ばれる必要があるのですわ!」すぐに反論するジョエル殿下に、傷ついたような表情のオデット様。私はといえば、対応に困ってしまってただひたすら彼らの目線に入らないようにしようとした。そんな華やかなはずの会場が、バルニエ侯爵令嬢である私、リュシエンヌが入場した瞬間、シンと静まり返った。中央には最愛の婚約者と、その取り巻きと、一人の女性の姿。参加者の皆が私と彼らを見ている。ジョエル殿下は胸を張って私に指を突き付けた。私は殿下の話に、悪役令嬢になれなかった自らの詰めの甘さを思い知った。私の評判と言えば、金の髪に紫の瞳を持つ美しい令嬢、らしい。今日は父がオートクチュールでオーダーメイドさせてくれたお陰で、最高の悪役令嬢らしいドレスだ。華やかに薔薇の生花をあしらった深紅のドレスに、大粒のアメジストで揃えた装飾品を身に付けている私の姿は、ロマンス小説の悪役令嬢そのものだ。……それにしても、どうして悪役令嬢って大抵赤いドレスなのかしらっ!私、赤ってあまり似合わないのよね……。私は殿下に近付き、両手でぽかぽかと胸元を殴る。くそう、無駄に厚い胸板のせいで全くダメージがなさそう。コメディタッチなのを書きたかったので。憧れの悪役令嬢ものです。あら、何か勘違いしていらっしゃる?ジョエル殿下は何も分かって下さっていないのね。悲しいわ。私が悪役令嬢としての汚名を流せばきっと物語のように、ジョエル殿下は真実に愛する(であろう)令嬢であるオデットと、末永く幸せに暮らしました。めでたしめでたし──と、なるはずだ。既にオデット様は蚊帳の外だ。あぁ、私のロマンス小説の素敵ヒロイン。誰か気付いてあげて。……気付かないのね、じゃあ、私が主役に戻してあげるわ。「あのなぁ……その事件が起きたとき、お前は俺と一緒に食堂にいただろうが!!」はっと振り返った先には、国王様と王妃様。そして宰相を務める私のお父様。ジョエル殿下は慌てて居住まいを正し、礼をとって返答した。オデット視点スピンオフ『悪役令嬢にヒロインを押し付けられた令嬢は冷徹騎士に陥落する』2019年2月2日に投稿しました!目の前には不機嫌な私の婚約者様。二人で話し合えって、お父様達も逃げてしまったのよね。私の望んだロマンス小説は、目の前でそのヒーローであるはずのジョエル殿下に壊されてしまった。殿下の取り巻きの公爵子息と騎士見習いは、目と口をぽかんと開いている。とりあえず私の処遇は置いておいて、愛するジョエル殿下には幸せな結婚生活を送って欲しい。そうして私は、この夢のない現実世界で、最高のロマンス小説を完結させるのだ。「なんだ?私達の席まで、お前達の婚約破棄の話は届いているぞ?」「ヒーローはヒロインを好きになるものですわ。実際にここ最近、殿下はオデット様の側に良くいらっしゃいましたもの」ジョエル殿下はしげしげと私を頭から足の先まで眺める。一拍置いて、はっと何かに気付いた表情で額を押さえた。「私の娘がお騒がせ致しまして申し訳ございません。ご不快でしたらどうぞ、婚約を破棄──」悲劇のヒロインよろしく人々の視線を集め、はらはらと涙を流しながら私を指差している桃色のドレスの令嬢は、オデット・ラマディエ男爵令嬢だ。彼女は光が当たると独特の桃色に光る銀髪を振り乱し、夕暮れ色の瞳で私を睨んだ。「最後には悪役令嬢は断罪されて、ヒロインは実は高貴な血筋だったことが分かるのです!約束されたロマンスですのよ!」抱きしめている腕は緩めてくれなくて。ついでに首元で話すからくすぐったくて。というか国王様達に覗き見られていて。それでも動かないこの駄々っ子をどうしたら良いのでしょう。「──いい加減にしろ!何が楽しくて愛してる女と婚約破棄しなくちゃいけないんだ!好きなら素直に俺と結婚しろ!!」「だからこそ、その婚約者は悪役なのですわ!プライドの高い悪役令嬢は、恋敵に色々な意地悪を仕掛けるのです。そして試される愛の力、乗り越えて得る幸せ……」私は、彼女こそ正にロマンス小説の主人公に相応しいと思った。そして愛する婚約者であるジョエル殿下こそが、そのヒーローに相応しいと。だって殿下は本当に素敵だもの。彼は物語のヒーローとして相応しいわ。だって、髪は輝くプラチナブロンドで、サファイアブルーの瞳なんて、本当に物語の中の王子様じゃない!だからこそ、初めてオデット様を知った時には、素晴らしい逸材であると感服したわ。最終学年が始まった時期に転校してきた彼女は、平民に育てられながら、その美しさによって領主である男爵に養子に出されたという。しかし彼女は──他に誰も気付いていないらしいが──この国の王族の女性特有の、光が当たると独特の桃色に見える銀の髪を持っていたのだ。もしかして国王の御落胤だったりするのかしら──。「オデット嬢が父上か誰かの隠し子の可能性もあるから、様子を探って報告するよう言われてたんだよ」