葬儀関係に就職したいと考えているのですが、実際には給料はどのくらい貰えるのでしょうか。あと、おすすめの葬儀屋などありましたら教えて頂けませんか?昔、テレビ朝日の「やるヌキ」という番組で、とある葬儀屋が特集されていたのです ここまで私の経験をお話ししましたが、最後まで読んでいただいたあなたの胸の中には今、どんな感情が生まれているでしょうか。この機会に、自分の中で葬儀屋を辞めたいと思っている理由と、現在まだ辞めずに続けている理由を整理してみてくださいね。葬儀屋の新卒初任給は、他業種に就職した同級生と比べると幾分良い方ではありませんでしたか?私も入社する前には、「やりたいことを仕事にできてお金も人よりもらえるなんて、就活成功したな」と思ったこともあります。人生は仕事だけでは成り立たないものですから、仕事以外にも余力を残しておけるようにしておきたいですよね。特に個人のお客様に気に入られることが重要なBtoCの営業職は丁寧な言葉遣いや身のこなしが好印象に繋がり、その好印象がダイレクトに契約に結びつきやすいため業績があげやすいと考えられます。順番間違いも誤字脱字も、他の職種であればもしかするとそこまで重大な事態にはなっていなかったかもしれません。あるいは大事になる前に職場の先輩や上司がフォローしてくれて、新人の頃の笑い話で済んでいたかもしれません。夜勤がない、土日休み、歩合が高いなど自分の大事にしたいポイントをしっかりと絞り込んだ上で転職活動に臨みましょう。「こんなに職場が忙しいのに、辞めるなんて言ったら怒られるんじゃないかな」「辞めると言ってから働く期間も気まずいだろうし、直前に言ってそこから有休消化で休んでしまおうかな」と思っていませんか?エージェントさんと面談をすると、適性診断や丁寧なヒアリングを経て、自分でも気づいていなかった長所や職業適性について教えてもらうことができます。その上で、適性や希望に合った求人を紹介してくれます。二つ目は、転職市場におけるあなたの価値が低くなってしまうということです。どの職種でもそうですが、やはり職歴が1年未満だと面接官は不信感を覚えますし、必ず理由を訊いてきます。新卒で葬儀屋になった人は若くしてそのレベルの接客をすでに会得しているといえます。あなたの持っているそのスキルは、他の接客業に就くうえで確実に役に立ちます。葬儀屋では自分より年上のご遺族と接する時間が多く、その上丁寧な接客を求められるため、自分でも気づかないうちに態度や口調が落ち着いてくるものです。毎日忙しい中この記事まで辿り着いてくれたあなたに、私の経験をお話しします。あなたが頭を悩ませていることを解決するために、少しでも参考になればと思っています。私は丁寧に遺族の方の話を聞いて葬儀のプランを立てようとしていると上司に「仕事が遅い」「金にならない」と叱責されたことがあります。やっぱり土日はきちんと休めて、長期休暇には実家に顔を出せる生活をしたいですよね。私がたまたまそういう社風のところに入社してしまったのかもしれないとも思いましたが、同業他社の人に聞いても同じような環境だと言われることは多かったです。でも、できることなら早く次の仕事を見つけてしまいたいですよね。転職活動に時間がかかってしまうと、焦りや金銭的な問題から望んでいなかった職業を選んでしまう可能性もあります。私は自分の5年先、10年先を考えた時に「もし配偶者や子どもができて、自分の仕事を最優先できない生活になったらもうこの仕事は続けられない」と思いました。私は現在、葬儀屋を辞めてデスクワークの仕事に転職し2年が経ちました。葬儀屋だったころよりも、幾分心に余裕のある生活が送れています。しかし、ここまでデメリットの部分を特にクローズアップしてお話してきましたが、葬儀屋を辞めた私が今思うのは「決して悪いことばかりの職業ではなかった」ということです。つらい労働環境でも支えあえる関係ならばまだ我慢ができますが、上司に恵まれないと仕事を続けていくのは難しいですよね。葬儀屋という職業に就いているとなかなか希望通りに休みが取れないこともあり、働きながら転職活動を行うのは至難の業です。必然的に、ほとんどの場合次の仕事探しは葬儀屋を退職してから行うことになるでしょう。その気持ち、私もとても分かります。しかし、退職の決意が固まったらできるだけ早めに上司に伝えることをお勧めします。月間の売り上げ成績が悪いと上司から責められるため、いつしか私は遺族の気持ちを思いやるより先に「どうやって高い葬儀にしよう」と考えてしまうようになりました。一つ目は、上記に当てはまる人は葬儀屋という職業の良いところをまだ経験していないのではないかということです。葬儀屋という職業はその過酷さに反して、長く働き続けている人が多いと感じたことはありませんか?その結果の選択がどちらであっても、一度立ち止まって考えたこの時間は無駄にはなりません。あなたがこれから進む道の参考として、私のお話が少しでもお役に立てば幸いです。今この記事を見てくれているあなたも、もしかしたら同じような境遇なのではないでしょうか。「俺らが若かったころは、休みの日に出てきてこっそり先輩の仕事を見て勉強していたんだ」と言われ、勤務時間中には雑用以外何もさせてもらえなかったこともあります。「亡くなった大切な人との最期のお別れをお世話してあげたい」「葬儀屋という特殊な世界を覗いてみたい」「お金をたくさん稼ぎたい」会館に担当のお客様がいる限り、朝は定時より1時間も2時間も前から出勤。担当する通夜がある限り、夜は終電近くになっても残業。交代で夜勤をこなし、やっと休みの日が来たと思っても忙しくなれば呼び出され、休日出勤。しかし蓋を開けてみると、予想をはるかに超える重労働と残業量。「心のケアを……」なんて余裕はなく、いつしか心身ともに疲れ切ってしまいました。しかしよく見ると提示された給与額には多額の見込み残業代や営業手当、夜勤手当が最初から入っていたりしますよね。その金額を差し引いて出勤日数から日給を計算してみると、実際は目も当てられないような金額になります。葬儀屋という仕事に就く以上「9時出勤、17時退勤」とはいかないだろうな…と覚悟はしていても、実際に働いてみると想像以上の勤務時間に愕然としませんでしたか?実際に私より先に辞めていった同期のうち半数ほどはホテルや企業の受付など、葬儀屋と同じく高い接客レベルが求められるところに転職していきました。呼び出しがあるかもしれないと思うとお酒も飲めないし、携帯電話の電源を切れないので映画にも行きづらいですよね。しかし一度心身のバランスを崩してしまうと、そこから立ち直るのは決して容易なことではありません。身体を壊してしまえばもうハードな仕事はできなくなりますし、心の病気になってしまえばその症状と一生付き合っていかざるを得ないということも考えられます。新卒の就職活動と違って一緒に頑張る仲間がいない中で、これほど心強いことはないですよね。その当時のことを振り返ってみると、面接官の反応から手応えを感じた・実際に良いフィードバックをもらって次の選考に進んだのはベンチャーやスタートアップ系の若い企業よりも、創業が古く社内の平均年齢が高い企業がほとんどでした。もちろん一人ひとり状況は違いますので、人によってはもう少し続けてみるべきということもあるかもしれません。私の職場もそうでした。この業界でずっと働いているベテランのおじさんが多く、仕事をひとつ教わるのにも「見て覚えろ」という圧力を常に感じていました。もちろん葬儀屋自体も好きで就職した仕事ですから、今でも懐かしく思い返すことはあります。しかし私にとっては、貴重な若い時間を全て葬儀屋に費やすのではなく、途中で気づいて他の可能性に目を向けられたことはとても幸せなことでした。何より私がメリットだと感じたのは、「納得できる転職先が見つかるまで、一緒に頑張って行きましょう」と言ってくれるエージェントさんと相談しながら転職活動を進められたことです。葬儀屋は上手くいけば多額の売り上げを得られてなおかつ感謝もされるやりがいのある仕事ではありますが、その分本当に毎日気を張り詰めて業務に取り組む必要がありますよね。十分な準備期間があれば、欠員補充や引継ぎなどもスムーズに行えます。職場の同僚や大切なお客様に迷惑が掛からないようにすれば、引き止められることはあっても怒られることはないでしょう。ここまで読み進めてくれているあなたは、気持ちの大小の差や多少の理由の違いはあれど「葬儀屋を辞めたい」と考えているのではないかと思います。社風にもよりますが、葬儀社で求められる接客レベルはかなり高度なものであることが多いです。時々は楽しいと感じることもある反面、「一生続けられる仕事ではないな…」と、ふと思ったりしませんか?上記に当てはまる場合、衝動的に辞めてしまうと後々後悔することになるかもしれません。理由は2つあります。供花の飾る順番を間違えたり、会葬礼状に誤字脱字があったり…新人の時にそんな一瞬の気のゆるみから生じたミスが、とんでもないクレームに繋がってしまった経験はありませんか?数時間立っているだけで腰が痛くなってしまうので、私はもう力仕事や立ち仕事はできません。そのこともあって、デスクワークに的を絞って転職活動を行いました。こちらは上の2つとは異なってかなりざっくりとした分類に見えますが、私自身が転職活動を進める中で実感したことです。私は転職活動の際、せっかくなら様々な企業を見てみたいと思い、多種多様な企業の面接を受けました。接客業から接客業への経験者採用となるため、転職活動も比較的容易なようです。その際に面接官を納得させられる理由を用意できれば問題ないのですが、さらに経験してきた業務がほぼ雑用だったり、仕事での成功経験を語れなければ「ただの堪え性のない人」と判断されかねません。葬儀屋になってから不規則な生活で体調を崩したり、肩や腰を痛めてしまってはいませんか?私は無理がたたって、まだ若かったのに椎間板ヘルニアを患ってしまいました。上記に該当した方は、すでに心身に限界が迫りつつあったり、葬儀屋という仕事から心が離れてしまっている印象を受けます。「自分はまだ若いから大丈夫だ」と思っているあなたも、身体は気づかぬうちに悲鳴をあげているかもしれません。土日も盆正月も関係なく仕事をしていると、だんだん友達と疎遠になってしまったような感じがしませんか?私は身を粉にして働いても、稼いだお金を使う時間も相手もいないことに耐えられなくなってしまいました。「数年働いてある程度慣れてくると楽になってくる」「営業スキルを身に着けると相応に稼げるようになる」「きついけれど、それ以上にやりがいがある」など、人によって葬儀屋を続けられている理由は様々でしょうが、新人で見習い期間のうちに見限ってしまうのは少し早いかもしれません。私も例に漏れず葬儀屋を退職後に転職活動を始めたのですが、やはり収入源がないという状況の中一人で職探しをするのはとても不安でした。葬儀屋で働いている人って、なんだか頑固な職人気質の人が多いですよね。冒頭でも少しお話ししましたが、私は大切な人を亡くした遺族の心のケアがしたいと思って葬儀屋になりました。私と同じ思いで葬儀屋を目指し、いざ入ってみると売り上げ重視の組織に嫌気が差してきた人も多いのではないでしょうか?場合によっては、今辞めたい気持ちがあるからといってすぐに辞めるべきではない人もいると思います。そうならないために、前もって退職後の行動指針やスケジュールを決めておきましょう。次はどんな仕事に就きたいかのビジョンを明確にすることや、例えば三ヶ月後までに内定を得られるよう逆算して段取りを組むことなどが大切です。葬儀の場であることを考えると無理もありませんが、たとえ新人であってもひとつのミスも許されないような、お客様にもスタッフにも余裕のない環境に耐えられなくなってしまう人は少なくないと思います。何より空白期間が長くなるとその理由を説明する必要があるなど、転職活動自体が不利になってしまいます。あなたも気づけば休日を心から楽しめなくなってしまったり、そもそもプライベートの時間がなくなってしまっていませんか?葬儀屋で培った振る舞いは、礼儀やマナー・誠実さを重んじる社風の企業から受けが良いのではないでしょうか。そして創立が古い老舗の企業ほど、そういった社風である傾向が強いように感じました。本当の限界が来てしまう前に、辞めるという選択肢を考えるのもひとつの手だと思います。そんな時に心強いのが、転職エージェントというサービスです。私はエンエージェントとリクナビエージェントという2つの転職エージェントに登録し、エンエージェントは電話で、リクナビエージェントは直接事務所に伺って面談をしてもらいました。葬儀屋で身に着けたスキルを直接活かせるという観点から、接客業と同じく営業職もおすすめです。「接客・営業職はもう嫌だ」と思っている方は、そういったポイントで企業を選んでみるのもひとつの手だと思います。私の場合は、上に挙げた三つの理由全てに当てはまっていました。遺族の心のケアをしながら、同時にお給料もバリバリ稼いでやるぞという野心で冠婚葬祭系の企業に新卒入社しました。私は「新卒で就職したら3年は働けと聞くし、もう少し我慢しようか……」と悩みつつも転職に踏み切りましたが、結果として当時の選択に後悔はありません。今は友人や大切な人と過ごすプライベートな時間をきちんと確保しながら、余裕をもって仕事に取り組むことができています。葬儀屋という仕事は、些細なミスも大きな損失に繋がりかねない大変な仕事ですよね。また世間では「営業職はキツい」と言われがちですが、遺族の複雑な事情に巻き込まれながら何日もつきっきりでお世話をし、加えて売上も求められる葬儀屋という職業を経験した方であればたいていの営業職は問題なくこなせると思います。