その後もダウンしてもダウンしてもなお立ち上がるロッキー。試合は最終ラウンド判定までもつれこむ。リング上で愛するエイドリアンの名前を叫ぶロッキー。リング上で抱き合うロッキーとエイドリアン。 「ロッキー」感想 ロッキーザファイナルという映画は、「ロッキーシリーズ」の中で最高の評価を得て「名言」すらある映画です。そのあらすじ(ネタバレあり)や動画・キャストを交え紹介したいと思います。 もう30歳にもなるのにロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)は未だに無名のボクサーだ。賭けボクシングと高利貸しの現金回収アルバイトで生計を立てている。 しかしジムを追われ、想いを寄せるエイドリアン(タリア・シャイア)にも冷たくされ、失意のどん底に落ちたロッキー。 デッドプールがアベンジャーズ出れなかった理由がやっとわかった 引用元: 映画好き名無し 2019/05/20(月) 12:27:5...エヴァンゲリオン新劇場版破とかいう平成No. ロッキーは亡き妻エイドリアンの名を付けたイタリア料理店を経営し、息子とは疎遠ながら、地元の名士として穏やかに暮らしていた。 ... 」と叫ぶなど、 ロッキーネタが使われている。 本作で描かれるのは栄光を手にしたロッキーの挫折、そして一念発起して再び真の栄光を手にするまでの道中であり、まさに神話の構造をそのままなぞった作品とも言えるだろう。退院してからのロッキーのはしゃぎぶり、浪費ぶりは観ていてハラハラさせられるが、それも中盤以降の食い扶持に困って食肉加工の仕事を始めるもクビになるなどの困窮ぶりとの落差を見せるためだろう。ヒット作の続編は往々にして駄作になることが多いけれども、本作は前作を超えて素晴らしい作品になったと思う。本作は話が単純な上に尺が短く、さらに途中はミュージカル劇かと思うほど挿入歌を聞かせるシーンが多い。サントラも誰もが一度は聞いたことのあるような名曲が多く、本作を魅力あるものにしていると思う。アポロ対ドラゴのシーンで、アポロの入場に合わせてJBブラウンが歌うシーンは最大のみどころだ。映画を面白くするのには魅力的な悪役を配置するのが鉄則だが、イワン・ドラゴを演じたドルフ・ラングレンはその重役をしっかり全うしている。身長198cmの大柄で、対するスタローンが小さく見える。鍛え上げた肉体と、冷徹な表情がいかにもソ連人ぽく見せているが、本人はスウェーデン人。また、ドラゴ夫人を演じたブリジット・ニールセンのこれまたソ連人ぽい髪型もイイ。ニールセンはロッキー4出演後になんとスタローンと結婚する(のちに離婚)というオチもある。「ロッキー3」も前作と同様、栄光>慢心>挫折>復活という、物語の王道を行くようなストーリー展開である。話の流れがあらかじめわかっているので、観る方も安心して見ていられるというものである。例えば、深夜街角にたむろす少女をロッキーが家に送り届けるなんということないシーン。「悪い奴らと付き合うな、いい仲間と付き合っていい人間になれ」とロッキーがその少女に教え諭すのだけど、その少女、マリーはのちに「ロッキー・ザ・ファイナル」にヒロインとして登場してくる。「ロッキー2」で描かれたのがロッキーとエイドリアンの家族愛だとすれば、本作で描かれたのはロッキーとアポロの友情、はっきりといえばブロマンスである。二人の合同トレーニングシーンの和気藹々ぶり、特に砂浜を二人でダッシュして、ロッキーのトレーニングが完成したと悟るや喜びを爆発させた二人が海に飛び込んでじゃれあうシーンはマニアであれば垂涎ものだろう。最後にはリングに復活したロッキーがトミーを叩きのめして大団円、という流れを期待しているとさにあらず、王者決定戦をものにしたトミーがその足でロッキーのもとを訪れ、口論しているうちに大乱闘のストリートファイトが始まってしまうというとんでも展開。曲がりなりにもプロボクサーと元プロボクサーが街で喧嘩しちゃあかんだろ。ボクシングを冒涜していると思う。まさにハングリー精神の塊みたいな野蛮な男で、アポロの言う「虎の目」を持っているのだが、「ロッキー1」でもロッキー自身が虎の目を見せたことは記憶にない気がする。しかし、この「虎の目」、"Eye of the tiger"と題された本作の主題歌はなかなか格好いいと思う。本作の見所は、やはりロッキーをはじめとする登場人物たちが皆、社会から除け者にされている、社会の片隅で誰からも認められることがなくひっそりと生きてきた人物であるという点だと思う。ロッキー然り、エイドリアン然り、またポーリーも。ボクサーとしての素質に恵まれながら三流ボクサーに甘んじていたロッキーは、アポロに与えられたチャンスを必死の努力で見事にモノにして、まさにアメリカン・ドリームを勝ち取った。映画の終盤、満場の観客から上がるロッキーコールには胸が熱くなるものを感じた。1作品鑑賞するごとに記事を更新していくつもりです。あらすじも感想もネタバレ全開でいくので、そこんとこよろしく。ロッキー5を観たけど、なんなのこのクソ映画は。ボクシングを冒涜してるだろ。ボクサーがストリートファイトで決着つけるとかあり得ないだろ。しぞーかじん歴4年。最近アラがとれたアラフォーのおっさんです。サザンオールスターズと加山雄三が好きです。でも横山剣さんの方がもっと好きです。ブロマンスつながりでいば、ラングとのリマッチ前にアポロが自身の星条旗柄のパンツをロッキーに渡すシーン。これが後に「クリード」へと繋がっていくので、ここを見逃していると「クリード」での感動が半減してしまうだろう。ロッキーシリーズ全作はAmazon Prime ビデオで見ることができるので、この機会にぜひご登録を本作では第1作の「ロッキー」にちらっと出演していた少女、マリーが大人になって再度登場するのも、これまでに全作を見返してきた私としては感動ポイントだった。夢を追い求めて、決してあきらめなければいつか必ず叶うという、力強いメッセージがこの作品には込められている。心が弱った時にはいつも見返したい作品である。シリーズの原点、映画「ロッキー」が公開されたのは1976年、今からもう40年以上前の作品ということになる。シリーズ全作を見た上で改めて見返してみると、後々の伏線といってもいいような事象が多々本作で描かれていることに気づいた。「クリード2」はアポロ・クリードの息子アドニス・クリードが、父をリングで殺した宿敵イワン・ドラゴの息子と因縁の対決をする話になっています。アポロ対イワンの対決、その後のイワン対ロッキーの死闘が描かれるのは「ロッキー4/炎の友情」なので、少なくともそこまで見ておけば「クリード2」の予習としては十分かと思いますが、できればその後の5、6そして「クリード」までは見返したいと思っています。そんなロッキーの姿は当時のスタローン自身の状態の鏡像と言える。スタローンは本作で脚本・主演を兼ねているが、当時俳優としては全く芽が出ていなかったスタローンは、自身が書き上げた脚本を、自身が主演するという絶対条件の元映画会社に売って本作の制作にこぎつけたという逸話が残っている。本作によってスタローンはスターダムにのし上がり、その後の大活躍は皆さまもよくご存知のことだろう。いやね、途中まではすごくいい映画の予感をさせるんですよ。ロシアから帰還した父とやっと水入らずで過ごせると思っていたロッキーJr.が、突如現れたボクサー志望の若者によって自分の「息子」としての地位を脅かされて。父に認めてもらおうとボクシングのトレーニングをしたり、学校の不良を叩きのめしてみたり。でもロッキーはトミー・ガンに夢中で、全く振り向いてくれない。しかしそれほどまでに入れ込んだトミーにロッキーはあっさり裏切られてしまう。本作のメインのテーマはロッキーとエイドリアンの深い絆であろう。特に、深い昏睡から目覚めたエイドリアンが、それまではアポロとの試合に反対していたにも関わらず「(アポロに)勝って」と言うシーンは白眉であった。その後のアポロとの死闘も、前作よりもスケールアップした感があってとても良かった。2以降のロッキーシリーズでは、過去の回想シーンがちょくちょく挿入されるのだけど、驚くべきことに本作では前作の「ロッキー5」のシーンは全く見られなかった。ロッキーの歴史的には「ロッキー5」はなかったことにされているということだ。ストーリーの内容も「ロッキー5」と似通ったところがあり、実子との確執や、傲慢な若手ボクサーに対してロッキーが試合を通してボクサーとしてのあり方を教える展開など、「本来はこうあるべきだった『ロッキー5』」を本作で描いたと言ってもいいのではないだろうか。今回のロッキーの対決相手、クラバー・ラングは「B.A.バラカス。通称コング。メカの天才だ。大統領でもブン殴ってみせらぁ! でも、飛行機だけは勘弁な。」でお馴染み、コングことMr.Tが演じている。Aチームを見て育った自分には「ロッキー3」でほぼ同じ格好のMr.Tが粗野なヘビー級ボクサーを演じている姿を見るのはそれなりに衝撃的であった。「ロッキー5」はロッキー正史の中でもなかったことにされている作品である。 ロッキーは自分がただのゴロツキではないと証明したのだ。 エイドリアンとの結婚 【ロッキー2】 激戦を終え、救急車で搬送されるロッキーとアポロ。 お互い車椅子に乗り、ロッキーは鼻の骨が折れて手術をしなければいけないほどの重症だった。 映画『ロッキー(1976年)』のネタバレ感想・解説を紹介しています。「ロッキー」はシルヴェスター・スタローンの代表映画です。落ちぶれたボクサーがチャンスを掴んでいくボクシング映画です。