左から、新政酒造「生成(エクリュ)2017」は、天然の乳酸菌を活用する伝統的な生酛造りとオーク樽熟成による桃のようなかぐわしい香り。三芳菊酒造「ワイルドサイドを歩け」は甘酸っぱいパイナップルの香り。英君酒造「英君」は、ライトな味わいでメロンの香り。美吉野醸造 「HANATOME」は、生米と蒸米を水につけて乳酸菌を増殖させ、その水を仕込み水とする水酛づくりでヨーグルトの香り。桝田酒造店「貴醸酒」は熟成感のあるチョコレートの香り。若駒酒造「延年」は 無加圧採りで、すーっとしたぶどうの香り。来福酒造「MELLOW」は仕込み水の一部に純米酒を使用。プリンの香りでデザート感覚。新政酒造「亜麻猫」は白麹仕込みで、レモンのようなすっきりした香り。桝田酒造店「VAN GAIHEN MASUIZUMI」は、ほのかに酸味と甘みを感じるりんごの香り。日本酒を知る第一歩として、ぜひさまざまな香りを試してみてほしい。食べ物のおいしさにおいて、最も重要なのは香りで、次が味と食感と言われている。日本酒の好き、嫌いも香りに影響されるところが大変に大きい。香りには、グラスから直接立ち上がる「上立香」と、口に入れて口の中から感じる「含み香」があり、そのどちらも、日本酒の味わいには欠かせない。では、これらの香りの違いは何によって生じるのか? 「酵母の選択と、発酵中に出る香りによります」と千葉さん。ん? いきなり話が難しくなってきた。酵母とは何か? それを知るために、日本酒の造り方をごく簡単に記そう。香りは繊細で、主観的でもあるため、爽やか、甘い、刺激的などの形容詞で表現するよりも、具体名を使用したほうが伝わりやすい場合が多い。では、日本酒の香りは何に例えられるのか。千葉さんいわく、「桃、パイナップル、メロン、ヨーグルト、チョコレート、ぶどう、プリン、レモン、りんごなど多彩な香りに分類される」とのこと。メロンやチョコレートとは意外だが、次々にその例を示され、見事にそのものの香りが立ち上がるのを実感すると、なるほどなるほど、そのように日本酒の香りを捉えたことがなかったと、驚かずにはいられない。そこで、恵比寿のGEM by moto(ジェム バイ モト)という日本酒バーで、日本酒のおいしさ、楽しさを伝える伝道師として活躍する店主の千葉麻里絵さんに、日本酒を理解するための、“日本酒の表現”を教わった。日本酒の表現とは? と思われる人も、どんな日本酒が好きか? と聞かれ、答えに窮した経験を思い出せば、その大切さがわかるだろう。香り、味、テクスチャー…、自分の飲みたい日本酒を的確に表現する言葉を学ぶことは、同時に、日本酒がどのように造られているのかを知ることでもある。第1回は、「香りの伝え方」だ。香りを具体的に表現することに、どんなメリットがあるのか? 「香りを表現できれば、酒の特徴を記憶することができ、他人とコミュニケーションを取ることができるのですよ」と千葉さん。確かに、覚えようとしても手からするするとこぼれていくような味覚の記憶も、言語化することによって定着させることができる、ということは容易に想像がつく。いまや、フランス料理店でのペアリングでも、注目されている日本酒。SAKEはすっかり、インターナショナルな飲み物だ。にもかかわらず、日本酒は醸造法が複雑で奥が深く、なかなか親しめないという人も多いのではないだろうか?これが大まかな日本酒の造り方だが、2の段階で加えるのが酵母。酵母の餌となるのが、糖分。糖分を餌にして成長と分裂を繰り返していき、アルコールと炭酸ガスを出す。この、酵母から排出された炭酸ガスには「カプロン酸エチル」や「酢酸イソアミル」など、リンゴやメロン、バナナなどに含まれる香り成分が含まれる。米と米麹で造られた日本酒から、果物のようなフルーティーな香りがする理由はこれだ。どんな酵母を選択するかで、排出される成分が異なり、さまざまな香りを有する日本酒が生まれるというわけだ。このほかにも、熟成する間に形成される熟成香もある。GEM by motoで飲める日本酒のなかで、これらの香りがする日本酒を具体的に9つの例をあげてもらった。 口当たりがなめらかで淡い味、キレがよく後味をひかない日本酒を表現します。長期熟成された日本酒の重厚で深みのある味を表現しています。カラメルやシェリー酒のような甘苦い深みのある香りを表現する際にも使われます。醸造アルコールを添加した日本酒は、「アル添(あるてん)」や「アル添酒(あるてんしゅ)」とも呼ばれ、そこには純米酒に比べて軽視する響きが含まれている...「日本酒の選び方がよくわからない」とお悩みの声を耳にします。お店やお酒売り場には、多種多様な銘柄の日本酒が並んでいて、選ぶのに苦心するのもうなずけ...かんきつ類や青葉、竹などのような香りを持つ、酸味のある日本酒を表現します。口のなかで米の旨味がふくらむような日本酒を表現します。また、稲穂やつきたての餅、栗や落花生など香ばしい香りを表現する際にも使われます。日本酒の味を表現できれば、愛好家同士で銘柄ごとの味のイメージを共有できて、日本酒のたのしみ方が広がります。日本酒の味を表現する基本的なフレーズや、直感的に感じた味をどう表現すればよいかなど、日本酒の味の表現について紹介していきましょう。次に、日本酒の味わいを表すのによく使われる形容詞を紹介しましょう。 日本酒の良さふたつ目は、47都道府県それぞれの味があることです。 日本酒は土地によってお米も水もちがいますし、蔵によって製法も異なりますから、味わいも … 皆さんは、日本酒の原酒を飲んだことはありますか?飲んだことがある方は、アルコール度数が高い、味わいが濃い、などという印象があるかもしれません。今回は、原酒とはどんなお酒なのか、その飲み方などについてご紹介します。 今回は、米焼酎と日本酒の違いや、米焼酎の特徴、おすすめの飲み方などをお伝えします。 米焼酎と日本酒の違い . 「マッチング」も「日本酒の甘口、辛口」も人によって感じ方が違います。 「しょうゆ顔」「ソース顔」論争と同じなんです。 ですが、あえて日本酒を甘口、辛口で分け、おつまみを薄味、濃味の二択でお話させてもらいます。 あなたは、「うま味がある日本酒」ってどんなものかわかるでしょうか? 「うま味があるってどういうこと?どんな味?」って疑問に思っている方もいるんじゃないでしょうか?「甘い」とか「すっぱい」とかっていうのはわかるけど、「うま味がある」っていまいちよくわからないですよね。 日本酒の酒蔵「今代司酒造」のホームページです。「発酵」をキーワードに、伝統の技を受け継ぎつつ新しい日本酒の愉しみ方を伝えていこうという「今代司酒造」の情報を紹介します。 米焼酎と日本酒は原料がお米であることは同じですが、製造方法などに違いがあります。 米焼酎は蒸留して造られる 日本酒度と酸度の2つのパラメータを統合して1つの数値で表したものです。 この値には公式が定められており、 【甘辛度=(193593÷(1443+日本酒度))-1.16×酸度-132.57】 となっています。 その結果、日本酒の味わいは下記の表のように分類されます。 日本酒好きに読んでほしい!悪い酒屋の保存方法と自宅での保存方法 日本酒 2017.2.11 【日本酒のオススメ】山形の米鶴がめっちゃ旨い!晩酌で3日目に完飲 日本酒 2017.3.28 【これは邪道か?】日本酒をブレンドして毎日違う味を堪能すること 日本酒 2018.5.15 香り、味、テクスチャー…、自分の飲みたい日本酒を的確に表現する言葉を学ぶことは、同時に、日本酒がどのように造られているのかを知ることでもある。第1回は、「香りの伝え方」だ。 日本酒は甘みや辛みや苦みなど、いろんな味がおり混ざっています。この記事を読んで「ちょっと日本酒飲んでみるか~」と思ってもらえたら、とてもうれしいです。【YUMMY SAKE】人工知能が自分好みの日本酒を判定?!実際に体験してきました「日本酒の選び方がわからない」「いつもお決まりの銘柄ばかり」こんな悩みをお持ちの方には、今話題の『saketaku』がおすすめです!saketakuは日本酒ソムリエが厳選したお酒を毎月届けてくれるサービス。日本酒を存分に楽しめるように、日本酒に合うおつまみやグラスのプレゼントなども行っています。もし「おいしくなかった」ということがあれば全額返金してもらえますし、解約・停止もいつでもOKなので安心して利用できます。まだ知らない、おいしい日本酒に出会ってみませんか?今回は、日本酒好きのわたしが日本酒の良さを伝えたいと思います。たとえば、お刺身は生臭さがあったり発酵食品は特有のクセがあったりしますよね。日本酒も同じで、冷奴やお刺身などはすっきりキレのある日本酒を、肉料理や煮込みなどは濃厚な日本酒を選ぶとより一層料理との相乗効果を楽しむことができますよ。ワインでも温かくして飲むホットワインがありますが、日本酒ほど温度でまったく違う味わいに変わるお酒はありません。人の味覚は違いますから、同じものを飲んでいても「熱燗が好き」「冷やしたのが好き」と好みが分かれます。日本酒の温度は10段階?!温度を変えるだけで違う味わいに大変身!ワインが分かりやすいのですが、肉なら赤ワイン、魚なら白ワインみたいな選び方をしますよね。マイナス面はしっかりかき消しつつ、日本酒の持つアミノ酸が料理の旨みをふくらませてくれます。© 2020 日本酒のトリセツ All rights reserved.日本酒の温度についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、よかったらご覧ください。その素材のマイナス面をプラスに変えてしまうのが日本酒なんです!だから日本酒ってひとことで「こんな味!」と言えないんですが・・・飲み屋さんに来て「日本酒の種類多すぎてどれを選べばいいのか・・・」ってなる方はこちらを参考にしてみてくださいね!日本酒は季節に合わせて造るお酒なので、春夏秋冬を楽しむことができます。お料理を旬のものに合わせれば、より「季節感」「今だけ」を楽しめます!温度を変えると、その甘みや辛みなどの味わいがひとつずつ変化してまったく別物のお酒になるんです。ここ数年、日本酒ブームが来ているらしく若い方や女性でも飲まれる方が増えてるようです。【日本酒の選び方】知識がなくてもOK!種類が多すぎて迷ったら4つの方法でパッと決めよう「なかなか旅行に行けない、でも地元のお酒には興味がある」という方はこちらもあわせてご覧ください!お酒はなんでもイケる口ですが、その中でも日本酒が一番好きです。日本酒のマナーって?ついやりがちなNG行為とスマートな飲み方を紹介飽くなき探求心で、自分好みの味に変化させられるのが日本酒の良さのひとつです!