石狩; 東京; 大阪 さくらインターネットの石狩データセンターが60時間の停電を乗り切りました。 僕は、これは凄いことだと思うのですが、ツイッターには当たり前だという意見も・・・ 最後に復旧の瞬間があ […] 小林 さくらインターネットは東京や大阪、石狩など複数の拠点がありますが、震災当時はそれぞれの拠点で役割を分担してのオペレーションが行われたんですよ。拠点同士では、Slackやテレビ会議などを駆使して、活発にコミュニケーションをとり続けていました。 さくらのvpsはリージョンが3地点から選べるようになっている。これはdr (ディザスタリカバリ=災害復旧) 的な観点からのもので、1台だけ借りるなら、基本的にはどれでもいい。 ただし、施設のナウさでいくと. さくらインターネットは、これからのリモートワークを前提とした新たな働き方に向けて、東京支社のオフィスを業務のための場から、コミュニケーションやイノベーションを生むための場へと再構築いたします。 All Rights Reserved.かつ、作業における前提条件も併せて記載しています。例えば、「どのような知識やスキル、経験を持ったうえで作業を行うすべきか」「どういった権限を持った人が実施するべき作業か」などの情報です。前提を把握してから作業に入ることで、誰が担当しても行動指針がブレなくなります。クラウドはその逆です。運用負荷が相対的に低く、アプリケーションレイヤーでさまざまな操作を完結できるといった特徴が挙げられます。社内にインフラエンジニアがいなくてもサーバーを持てるのは大きな利点です。その反面、プラットフォームの制約を受けやすくなるので、オンプレミスと比べるとハードウェアの自由度はどうしても低くなってしまいますね。──ハウジングサービスを利用し、石狩データセンターにサーバーを配置する場合、他社のデータセンターと比べて優れている点はありますか?それから完了条件を示すことも重要ですね。何をもって完了とするかわからない作業手順ですと、作業者が戸惑ってしまったり、仮にオペレーションミスがあった場合に検知できなくなったりしてしまいます。IT関連にとどまらず、多種多様なビジネスにおいて、データを集め、活用することが命題化した現在において、“データの集積地”であるデータセンターはインフラのひとつといえるでしょう。そしてインフラであるからには、いついかなる場合も、「当たり前のように動いている」ことが求められます。隙間を埋めるために使われるこの素材は、購入すると何万円もしますが、安価なものを使って社員が自作することでコストを大幅に抑えています。これも、なるべく手頃な料金でお客さまにサービスを提供するための工夫ですね。ですが当然ながら、運用で使われる機器は都合の良い長さになっているわけではありません。さまざまな長さのものが入り混じり、必ずし山形に配置できるわけではありませんも。そこで、長短の差をカバーするために、ブランクパネルと呼ばれる目張りをし、サーバーとサーバーの間に熱が滞留しないように工夫しています。──1号棟と2号棟の運用実績をふまえて、3号棟を建てるにあたり工夫された点は?──日常的な運用の想定外の事態、2018年9月6日未明に北海道で発生した震災は、多くの施設に甚大な被害を与えました。石狩データセンターの専用サーバーの一部でも、停電に伴う電源切替時に動作異常が発生したとか。それでも、既存のサービスは提供を続けたそうですね。障害発生を未然に防ぎ、ときに大地震という災禍に遭遇しつつも、石狩データセンターを当たり前のように稼働させる運用の裏側を、石狩データセンター センター長の玉城智樹さんとハードウェアグループ 部長の小林潤さんに聞きました。加えて、弊社の場合、石狩・大阪・東京の3ヶ所にデータセンターを持っており、各拠点をつないだトライアングル形式のネットワーク回線を構築しています。災害などでいずれかの経路がダウンしても迂回路を提供できます。かつ、MPLS(Multi Protocol Label Switching)という技術を採用しており、スムーズなルーティングの切り替えが行われるため、ネットワークの断絶のリスクを低減しています。──安定運用を生み出すのは、運用を担う“人”であるということが伝わってきます。最後に、お二人が運用のために大事にされていことを聞かせてください。──大切な家族が危険な状態では、仕事にも身が入らないですよね。インフラ運用に携わる方には「乾パンだけで人は働けない」ということをぜひお伝えしておきたいです。災害時こそ、美味しいものを食べなきゃいけない。──運用の属人化を回避するために、ドキュメンテーションにおいてどのような工夫がされていますか?──データセンターの存在が社会的インフラに近しいものならばこそ、当たり前のように動いていることは重要です。「当たり前のサービスを当たり前のように提供する」を実現できる体制をつくるために、大事にされたことがあれば教えて下さい。──なんらかのサービス運用者がサーバーの運用方法を検討する際、オンプレミスで自社サーバーを持つ、ハウジングサービスを依頼する、クラウドサービスを使うなどさまざまな選択肢が考えられます。それぞれの手法の利点と欠点は何でしょうか?そして、改善し続けていくチームをつくるために、なによりも大事にしているのはメンバー同士のコミュニケーションです。オーダーをただ一方的に投げるんじゃなく「○○という方針なんだけど、どう思う?」という問いかけが一言あるだけで、チームの雰囲気は変わってきます。──オペレーションのみならず、施設やサーバーなどハード面での工夫に関しても教えてください。?──震災の最中には、どのような運用体制をとっていたのでしょうか?その不安を解消するために、「社員のご家族にオフィスで生活してもらおう」と決めました。いま私たちがいるいるこのフロア、見ていただくとわかるように、非常に広いですしキッチンやシャワーなどの設備もあります。非常用電源設備があるので明かりもつくし調理もできます。自宅にいるよりもずっと快適だったんです。家族が安全な場所にいると思うと、落ち着いて仕事ができ、それが安定運用にもつながるだろう、と。石狩の現地では、玉城を中心としてサーバー運用を平常に保つためのオペレーションを。一方、東京や大阪ではサービス運用方針について議論や救援物資の輸送などを行っていました。──もうひとつ、サーバーは運用者が設計し、サーバーの設置環境と環境維持をデータセンターが提供する、いわゆるハウジングサービスも選択肢に挙げられます。いまや社会的なインフラのひとつといえるデータセンター。インフラであるからには、いついかなる場合も、「当たり前のように動いている」ことが求められます。さくらインターネット社の石狩データセンターに安定運用を支える技術と志を聞きました。被災して大変な状況だったにもかかわらず、メンバーたちはちゃんとシフト通りに出勤して、サービスを守ってくれました。僕はそれが何よりもありがたかったです。──さて、データセンターにデータを預けるとなると、気になるのはデータセンターやサーバーの安定運用です。石狩データセンターでは、安定稼働を実現するために、どのような工夫をされているのでしょうか。──サービスをきちんと維持するためにも、しっかり食べてパフォーマンスを発揮する必要がありますからね。発電機の一部がうまく動いていないとわかったため、設備担当のメンバーは復旧に回りました。そして、他の箇所は平常通りのオペレーションを維持できるように体制構築をしたのですが、システムは早期に復旧し、非常用電源設備による運用に切り替えられたんです。 当社は、「全従業員がリモートワークを前提とした場合、よりよくオフィスを活用するための対話」を2020年3月より従業員と重ねてきました。対話の中で、新たなオフィスへの要望だけではなく、現状の環境では継続的にリモートワークを行う上での課題を指摘する声も多く挙がりました。今後はこれらの課題を解決し、新たな働き方にあったオフィスの在り方を追求していく方針です。さくらインターネットは「『やりたいこと』を『できる』に変える」の理念のもと、従業員だけでなく、ご来社いただくお客さまなど当社に関わるすべての方にとってより価値のある場にすべく、今後も従業員との対話を重ねオフィス活用の最適化を進めます。インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:田中 邦裕)は、これからの新たな働き方に向けて、東京支社のオフィスを業務のための場から、コミュニケーションやイノベーションを生むための場へと再構築いたします。第一弾として、東京都新宿区に構える東京支社については現在の出社率を踏まえ、オフィスのスペースを4フロアから2フロアとし、検討される案のうち可能なものから順に実現して参ります。「さぶりこ」(Sakura Business and Life Co-Creation)とは、会社に縛られず広いキャリアを形成(Business)しながら、プライベートも充実させ(Life)、その両方で得た知識や経験をもって共創(Co-Creation)へつなげることを目指し、2016年12月に策定した制度です。