今回は官能小説の映画化「フィフティシェイズオブグレイ」での体当たり演技が話題になったダコタジョンソンを紹介します。2世女優としても知られるダコタジョンソン。あまり表面的なことしか知られていない彼女ですが、魅力的な面を見て 30歳を迎え、女性としてもますます洗練されてきた女優ダコタ・ジョンソン。両親の離婚や大きな環境の変化、自身の病気など、重なる困難を乗り越えてきた。その経験で培われた温かさと共感力の調和によって生み出された演技で、難しい役に次々と挑戦。 30歳を迎え、女性としてもますます洗練されてきた女優ダコタ・ジョンソン。社会現象を巻き起こした大ヒット映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で一躍脚光を浴びた後、『胸騒ぎのシチリア』や『サスペリア』といった作品で存在感を光らせ、順調にキャリアを積んでいる。その言葉を裏付けるように、撮影現場では自身の演じたキャラクターにそぐわないと思うシーンについて、脚本家に率直な感想を伝えることもあったという。ダコタは仕事への向き合い方について、こう語る。(c)marie claire style/photo:Steven Pan/text:Masami Shimura一方で、2019年の秋にはNetflixの元幹部とともに、映画やテレビの制作会社「Tea Time Pictures」を設立。女優だけにはとどまらない才能にも、注目が集まっている。最新作『The High Note(原題)』で共演した女優トレイシー・エリス・ロスも「彼女は情熱的で、物事を深く感じ取る一方で、遊び心があってとてもチャーミング。自分の立ち位置や自分自身がどんな人間かということを理解しているだけでなく、はっきりと意見を言うことも恐れていないのよ」と、ダコタのことを高く評価する。両親の離婚や大きな環境の変化、病気のことなど、自分に降りかかる一連の出来事を乗り越えてきた経験、そしてそこで味わった緊張感こそが彼女をスクリーン上でより説得力のある存在にしているのだ。事実、これまでの作品でも、彼女が持つ温かさと共感力の調和によって生み出された演技で、難しい役の数々を演じ切っている。どんな現場でも、貪欲に学び続ける姿勢を崩さないダコタ。自分が望むものを正確に把握しつつ、次の大きな目標に向かってすでに走り始めているようだ。「私の脳は毎分100万マイルで動いているような感じで、つねにたくさんの感情や考えが渦巻いているから、それらを頭の外に追いやるのは大変なことなの。私は多くの複雑さを抱えてはいるけれど、それをさらけ出したりしないし、自分自身で解決しているわ」「私は仕事をするとき、絶えずそのことだけを考えていて、それがいつも頭の中で大半を占めているわ。もちろんすべてのプロジェクトが素晴らしいメッセージを持っているわけではないけれど、どんな作品にも、全身全霊を注ぐに値する何かがあるの。私にはメソッドと呼べるようなものはないし、それが必要だとも思わないわ。作品選びで大事なのは、直感的で感情的であることよ」そんなダコタに対し、順風満帆なイメージを持つ人も多いかもしれないが、その裏では苦悩を抱えており、14歳の頃からうつ病と闘い続けていることを米国版『marie claire』誌で告白した。専門家たちからの助けを得るようになってから、「ああ、確かにこれは私が陥りがちなことだわ」と自覚できるようになり、今ではありのままの自分を受け入れ、自身に起こる症状ともうまく向き合えるようになったという。「観客たちをよい気分にすること、そして、たとえつかの間であっても、彼らを映画の中の世界に引き込み、『自分の夢は夢ではないのかもしれない。もしかしたら……』と感じさせることは、本当にステキなことだと思っているわ。これからも素晴らしい人たち、そしてよいものを作り上げようとする人たちと一緒に働くことが私の願いよ」さまざまな作品や出会いによってさらなる成長を遂げているところだが、19年に出演し、好評を博した映画『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』(日本では20年2月より公開)では、共演者のダウン症の俳優ザック・ゴッツァーゲンから人生観を完全に変えるほど大きな影響を受けたという。これまでのダコタは、ミュージシャンで恋人のクリス・マーティンについて、ほとんど語ることはなかったが、今回のインタビューでは、クリスが所属するコールドプレイの楽曲「Cry Cry Cry」のMVで監督を務めたことを打ち明けた。そこには彼女ならではの感性が詰め込まれており、今後の幅広い活躍を予感させる。「私は長い間、映画の仕事に携わっているけれど、作品に対して発言できずに蚊帳の外で傍観しているように感じることもあったわ。なかには、思っていたものとは違う作品にでき上がってしまって、納得いかなかったことも……。だからこそ、キャスティングや脚本といったプロジェクト全体の重要な決定にもっと関わっていきたいの。そして、私の技術や芸術性、さらにはアイデアが認められて、話題になってほしいと強く思っているわ。映画作りのプロセスの一部になりたいし、私には間違いなく審美眼があるはずよ」と仕事への強い意欲を見せた。 俳優の息子ジェシー・ジョンソンもいますが、娘さんのダコタ・ジョンソンが、今特に注目されています。 官能的なシーンが話題を呼んだ全米大ヒット作『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(2015)で主演を務めた女優ダコタ・ジョンソン(29)。 映画『フィフティ・シェイズ』のダコタ・ジョンソンが、毎月自身を悩ませている“現象”に言及。女性の体の不思議に関する疑問について語った。(フロントロウ編集部) アメリカ生まれの女優、モデル「ダコタ・ジョンソン」。父で俳優のドン・ジョンソンと、母で女優のメラニー・グリフィスの2世で、現在29歳。 数多くの映画に出演していますが、官能小説の映画化「 … 「(生理期間中は)バストのサイズが通常より8倍くらい大きくなるの。それが毎月起こるって、もうトラウマ級でしょ。未だに全然慣れない」「どの種類の避妊用ピルが自分の体質に合っているかを見定めるのって結構難しい。ピルを飲むこと自体、本当に安全なのかどうかも不安だし。グローバル・シチズンの女性の生殖教育推進担当である私としては、これは重要な問題。女性の体を持つ本当の意味って? 自分の体を大切に、正しく扱うってどういうこと? 化学的な薬を使わずに、心穏やかに過ごす方法はないの? これらは注目すべき疑問よ。」本サイトに掲載されているコンテンツ(記事・画像)の著作権は「株式会社オウトグラフ・プロダクション」に帰属します。他サイトや他媒体(テレビ、ラジオ、キュレーションサイト、バイラルメディア、まとめサイト、ニュースサイト、アプリ、ブログ、雑誌、フリーペーパーなど)へ、弊社著作権コンテンツ(記事・画像)を無断で引用・転載することは禁止です。無断掲載にあたっては掲載費用をお支払いいただくことに同意されたものとします。ご了承ください。そんなダコタが、最近行われた米InStyleとの電話インタビューの中で、毎月頭を悩ませているという、生理時の辛い症状について言及。グローバル・シチズン・フェスティバルのステージでスピーチしたダコタ。29歳となり、初潮からもう十数年が経った現在でも、未だに理解できないことが多く、コントロールができないもどかしさ語ったダコタは、さらに、女性たちを悩ませている低用量ピルの使用についてもコメント。「美容に関することで、いまだに理解できないことは? 」という質問を投げかけられたダコタだったが、コスメや美容法にまつわる回答をする代わりに、自身が日頃から抱いている女性の体の不条理についてストレスを爆発させた。世界の貧困を撲滅することを目的として活動し、毎年秋に募金者が抽選で参加できる大規模な音楽フェスティバル「Global Citizen Festival(グローバル・シチズン・フェスティバル)」を主催していることでも知られるチャリティ団体グローバル・シチズン。「正直、私の人生は生理周期中のホルモンバランスの変化にめちゃくちゃにされてると思う。毎月よ。本当、信じられない。逆に素晴らしいって関心しちゃうくらい。まったく制御することができないの。生理が来るたび、自分の体や脳に起きていることに憤慨してる」最後に、「私は自分の体を理解したいし、もっとスムーズにコントロールできるようになりたい。自分の体の中で一体何が起こっているのか、一体何を取り入れているのかを知りたい」と締めくくったダコタ。女性なら誰でも一度は経験がある生理中の辛さや、それを制御することのできない歯がゆさを語った彼女に、たくさんの女性たちから共感の声が上がっている。(フロントロウ編集部)