ドライウエイトとは何か?血液透析後の体重のことで、体の中にある余分な水分を取り除いた時の体重を言います。ちょうど良い適度な状態に保たれた体重という事になります。透析後はドライウエイトの3~5%の範囲内の体重増加に留めることが理想的で大事なことです。 FIPが疑われる症状を示し、上記のような血液検査の結果が得られた場合、確定診断のために次の検査を行います。MUTIAN JP(13)という日本のFacebookのグループがあります。MUTIANを取り扱っている協力病院の紹介やFIPに関する相談を行う場となっています。治療法は確立されていませんが、新しい治療法や新薬が提案されています。猫伝染性腹膜炎(FIP)は、発症するとほとんどが死に至る病気です。FCoV遺伝子検査、FCoV抗体検査、AGP検査の結果から総合的に判断します。ポリプレニル免疫賦活剤はtoll like receptorを介し、Th-1経路を活性化し、 細胞性免疫応答を誘導するとされています。アメリカでは猫ヘルペスウイルスによる鼻気管炎の薬として認可されています(8)。GS-441524の投与は4mg/kg SID(皮下投与)、12週間とされています(11)。考えられる副作用は肝酵素の上昇と消化器症状、免疫抑制による感染症です。副作用は皮下注射による疼痛と腫脹、幼猫での永久歯の発育不良が確認されています(10)。GC376の投与は15mg/kg BID(皮下投与)、12週間とされています(10)。GS-441524はヌクレオシド類似体でFIPVの増殖を阻害し、抗ウイルス作用を持つとされています。新しい治療法や新薬は、いずれも試験的治療の段階です。しかし、FIPはステロイド投与を行っても早くて10日以内には亡くなってしまいます(4)ので、新しい治療法や新薬は既存の治療よりは、有効ではないかと思います。シクロスポリンは、免疫抑制剤として犬猫のアレルギー性皮膚炎の治療に用いられています。猫伝染性腹膜炎(FIP)に関する遺伝子検査は、症状と一般検査でFIPが疑われる場合に行われます。FIPの診断は、症状や一般検査、遺伝子検査により総合的に行います。遺伝子検査で確定診断を行いますが、検査の感度(陽性を陽性であると正しく診断できる確率)は方法により、様々です。PIの投与は3mg/kgを週に3回とされてます。(鼻気管炎での投与量は0.5mg/kg BID)FIPを引き起こすウイルスは猫コロナウイルス(Feline Coronavirus:FCoV)でアルファウイルス属に属します。獣医師は症状、一般検査、遺伝子検査、抗体検査の結果から総合的に診断を行います。猫伝染性腹膜炎(FIP)に対して治療法は確立していませんので、獣医師の判断で次のような治療が行われることが多いです。FECVが単球系細胞で検出されたという報告がありますが、腸管上皮以外でFCoV遺伝子が検出された場合にFIPと診断します(2)(3)。全血検体はFIPウイルスRealPCR検査の検体として不適当であるという結果が出ています。 血液透析で使うダイアライザには、補充液が充填されている「ウェットタイプ」、補充液が充填されていない「ドライタイプ」、そして中空糸内にのみ補充液が充填されている「モイストタイプ」があります。 これら3タイプの違いを解説します。 ウェットタイプ、ドライタイプの猫に対して投与実験が行われています。 12週の治療で31例中26例(ウェットタイプは24例中19例、ドライタイプは3例中3例、混合型は4例中4例)で寛解が得られました。 ドライウェイト(DW)は、いったん決まったらずっと変わらないものといものではありません。このような方は食が細い方だったり、週末はしっかり食べるといった方が多いでしょう。あまり体重が増やしていない分だけ除水量は減りますし、透析時間を長くする日も入れるようにしたため、透析は楽になってきましたね。透析によって、老廃物や水分も抜けて、体重がドライウエイト(DW)にあわせていく、わけですが、健康な人の言う「体重が増えた」「減った」だとか、「ダイエットで●Kg減らすのを目標している」というのとは、まったくもって、その意味合いが違います。食事療法やシャントの自己管理などいろいろあるわけですが、それらのなかの1つに「ドライウエイト(DW)を維持し、管理すること」が挙げられます。年齢を重ねて(=透析歴も長くなって)いくと、食べる量も減ってきますし、体重が落ちてきて透析ができなくなったり、ドライウェイト(DW)の管理が困難になることへの懸念があるからです。健康な方と同じように、食べ過ぎれば太りますし、食べなければ痩せてしまいます。急速な除水によって、身体や脳が反応を起こし低血圧やこむら返りなどといった症状が起こしやすくなります。このような症状あるようでは透析を続けることが厳しくなるので、残りの除水は、次の透析まで持ち越しになります。なので暴飲暴食を控えるとともに、週末での宴会の席や旅行での飲食には、特に注意が必要です。透析者にとっては、日常茶飯事的に聞いている言葉(用語)なのですが、ドライウエイト(DW)は常日頃から注意しなければならないですし、気にしなければならない大事なことなのです。身体の状態によって変化していきます(ドライウエイトの決め方、無理なドライウエイトを設定した場合にどんな影響があるのかなどについては、別途お話しますね)。そのことは透析そのものや食事療法、そして自分自身の体調などにつながっていくからです。透析者にとって体のなかにある水分が過剰でもないし、脱水でもない状態を言います。ただ、血液透析は長期的な治療であって、日常生活おいて注意しなければならないことがあります。血液透析をするようになると以前の腎臓病(CKD)治療のように、腎臓を守るために激しい運動を制限したり、安静していたりといったことはなくなって、ほぼ健康な人と同じように生活をすることができます。学生の健康診断で腎機能の異常がみられるようになりました。学生生活も学業、ゼミ、サークル、バイト、ボランティア、旅行など何かスケージュールを入れていました。今でも良い学生生活だと思いますが、無理が祟ったのではと思います。1日半を5%の増加と分かっている、そのような体重増にしたうえで4時間透析というのは、身体への負担は増えます(←3%と比べたら当然、透析中の除水量は多くなるので)。腎臓病の治療をするも透析導入となりました。透析に至った病名は長期間かかりましたが判明しました。さすがに透析歴が長くなり年齢も重ねてきて、時間内に5%分を除水するのは体力的にきついなあと、度々感じるようになりました。さっそく医師・看護師さんにドライウエイト(DW)のこと、聞いてみてください。透析日と透析日の間は、老廃物とともに水分も溜まり続けていきます。透析導入したころから数年は、食べる量も多かったのでドライウェイト(DW)も5%以内で、うまく調整できたものです。はじめて血液透析を導入する人やその家族にとって、はじめて聞く言葉、聞き慣れない医療用語だと思います。体重に個人差があるように、ドライウェイト(DW)にも、透析者の身体の状態(むくみや血圧など)を総合的にみて決めることになります。なお極論ですが、体重が30(Kg)の人が、増加+3%、+5%以内としたときは、0.9(Kg)に1.5(kg)となります。透析って、聞いたことあるけどどんな悩みがあるのか、問題があるのか、どんな制度やサービスがあるのだろうか・・・」。私と一緒にQOL(生活の質)向上すべく、勇気を出して扉をあけてみませんか。そんなお手伝いできれば光栄です。もともとある体重が無い分だけ、食事や水分の摂取量が少なめになる傾向にあり、健康や栄養面でも不安があるなど、透析どころか一層ドライウエイト(DW)の管理が難しくなります。 厨房床がドライキッチンとウェットキッチンの違いとは? ドライキッチンとは厨房床下内部まで水浸しにせずに、 乾燥させた状態のキッチンをドライキッチンと呼び、 日常的に厨房床を水で流して掃除ができるような厨房床を ウェットキッチンと呼びます。