芥川龍之介賞 最新情報 第163回芥川賞は高山羽根子さんと遠野遥さんに決定!(2020年上半期) 第163回芥川龍之介賞の選考委員会が2020年7月15日(水)午後2時より都内にて開催され、下記候補作品の中から高山羽根子さんの「首里の馬」と遠野遥さんの「破局」が授賞作に決まりました。 こちらの『むらさきのスカートの女』はすでに、6月7日に単行本化されています。1977年京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院文学研究科博士課程前期修了。専門は奈良仏教史。母は作家の澤田ふじ子。時代小説のアンソロジー編纂などを行い、2008年、第2回小説宝石新人賞最終候補。2010年『孤鷹の天』で小説家デビュー。2011年同作で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。2012年『満つる月の如し 仏師・定朝』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、第32回新田次郎文学賞受賞。2015年『若冲』で第153回直木賞候補。2016年同作で第9回親鸞賞受賞。2017年『火定』(PHP研究所)で第158回直木賞候補、2019年『落花』(中央公論新社)で第32回山本周五郎賞候補および第161回直木賞候補に。同賞候補となるのは3度目。1960年、北海道小樽市生まれ。小さい頃から読書に親しむ。短大卒業後はパートから契約社員になり、余暇で夏目漱石や森鴎外などを愛読。30歳で小説を書こうと思い立ち、文学の道に至る。2003年「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞を、2004年「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞し、40歳を過ぎてデビュー。2009年『田村はまだか』で第30回吉川英治文学新人賞を、2019年『平場の月』で第32回山本周五郎賞を受賞し、第161回直木賞初の候補となる。1980年広島県生まれ。2010年「あたらしい娘」で第26回太宰治賞を受賞。「こちらあみ子」と改題、同作と新作中短編「ピクニック」を収めた『こちらあみ子』で2011年に第24回三島由紀夫賞受賞。2016年、文芸誌『たべるのがおそい』で2年ぶりの作品「あひる」を発表、同作が第155回芥川龍之介賞候補にノミネート。同作を収録した短篇集『あひる』で、第5回河合隼雄物語賞受賞。2017年、「星の子」で第157回芥川龍之介賞候補ノミネート、第39回野間文芸新人賞受賞。 2019年、「むらさきのスカートの女」が第161回芥川龍之介賞候補にノミネートされた。同作で芥川賞ノミネートは3度目。1981年、東京都生まれの小説家。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞し、2010年に同作を含む初の単行本『終点のあの子』を刊行。2013年『伊藤くん A to E』で第150回直木賞候補、『本屋さんのダイアナ』で2014年第151回直木賞候補、2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞受賞、第153回直木賞候補に。2017年『BUTTER』で第157回直木賞候補。2019年、『マジカルグランマ』が第161回直木賞、5度目の候補となる。1962年東京都生まれ。小6から高校卒業まで岡山で育つ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部美術史学専修卒業。馬里邑美術館、伊藤忠商事株式会社、森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館での勤務を経て、2002年よりフリーのキュレーターとなる。2005年小説化デビュー作の『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞。2012年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞、『キネマの神様』で第8回酒飲み書店員大賞をそれぞれ受賞。2013年には『ジヴェルニーの食卓』で第149回直木賞候補、2016年『暗幕のゲルニカ』で第155回直木賞候補となる。2017年『リーチ先生』で第36回新田次郎文学賞受賞。2019年『美しき愚かものたちのタブロー』で第161回直木賞、4度目の候補に。1989年台湾生まれ、台湾籍の小説家・日中翻訳者。15歳から日本語を学び、中国語で小説創作に入った。2013年来日。2017年、初めて日本語で書いた小説「独舞」で第60回群像新人文学賞優秀作を受賞し、『独り舞』に改題し単行本デビュー。2019年、「五つ数えれば三日月が」で第161回芥川龍之介賞候補に。芥川龍之介賞ノミネートは初。1965年東京都稲城市生まれ。カリタス女子高等学校卒業。短大中退後、広告制作会社勤務を経て、出産後フリーランスの編集ライターとして働く。2009年「ミクマリ」で第8回R-18文学賞大賞を受賞し小説家デビュー。2011年、受賞作収録の『ふがいない僕は空を見た』(新潮社)で第24回山本周五郎賞受賞、第8回本屋大賞第2位。同作はタナダユキ監督により映画化され、第37回トロント国際映画祭に出品。2012年、『晴天の迷いクジラ』で第3回山田風太郎賞受賞。2018年『じっと手を見る』で直木賞初のノミネート。2019年『トリニティ』で第161回直木賞、二度目のノミネート。1975年、富山県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒。2010年、「うどん キツネつきの」が第1回創元SF短編賞の佳作に選出され、同作収録したアンソロジー『原色の想像力』(創元SF文庫)でデビュー。2015年、「おやすみラジオ」が第46回星雲賞(日本短編部門)参考候補作に。同年、短編集『うどん キツネつきの』が第36回日本SF大賞最終候補。2016年、「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞受賞。2018年、短編集『オブジェクタム』が第39回日本SF大賞最終候補作に。「居た場所」(『文藝』冬号掲載)で第160回芥川賞初ノミネート。2019年、「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」(『すばる』2019年5月号)で第161回芥川賞ノミネート、同賞ノミネートは2度目となる。発表が楽しみですね!気になる作品は、ぜひ今からチェックしておきましょう!1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し同年『宙の家』で単行本デビュー。『三人姉妹』は2009年上半期本の雑誌ベスト2、2011年10月より『ビターシュガー』がNHKにて連続ドラマ化、2012年『ピエタ』で本屋大賞第3位。2014年『あなたの本当の人生は』で第152回直木賞候補に。主な著作に『水の繭』『チョコリエッタ』『やがて目覚めない朝が来る』『戦友の恋』『空に牡丹』『ツタよ、ツタ』『モモコとうさぎ』など。『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で第161回直木賞候補となる。同作で2度目の候補に。1988年、福岡県生まれの小説家。神奈川県横浜市在住。第一薬科大学付属高等学校卒業、國學院大学文学部中退。2016年「縫わんばならん」で第48回新潮新人賞を受賞、同作で第156回芥川龍之介賞候補にノミネート。2017年の「四時過ぎの船」で第157回芥川龍之介賞候補、第31回三島由紀夫賞候補にノミネート。2019年、「ラッコの家」で第161回芥川龍之介賞に3度目のノミネート。1985年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。株式会社ぽえち代表取締役。専攻は社会学。最初の著書『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)で注目される。大学院で若年起業家についての研究を進めるかたわら、マーケティングやIT戦略立案、執筆活動、メディア出演など、精力的に活動する。著書に、『誰も戦争を教えられない』(講談社+α文庫)、『保育園義務教育化』(小学館)、『だから日本はズレている』(新潮新書)、『希望難民ご一行様』(光文社新書)などがある。2018年から小説を書き始めている。小説作に「彼は本当は優しい」(『文學界』2018年4月号)。「平成くん、さようなら」で第160回芥川賞候補ノミネート。2019年、「百の夜は跳ねて」で第161回芥川賞に3度目のノミネートとなった。第161回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2019年上半期)の候補作が発表されました!受賞作を決める選考会は7月17日に東京・築地の「新喜楽」で行われます。今回ノミネートされた話題の著者・候補作を一挙ご紹介いたします。 芥川賞・直木賞2019 落選者(候補者)は誰? まとめ まとめ ここまで7月17日夜に発表された、芥川賞・直木賞2019年上半期の受賞者と 残念ながら選に漏れた落選者(候補者)が誰だったか 、そしてその選考方法について、まとめてみました。 芥川賞(1949年〜1961年、1971年〜1983年、2010年〜2019年)の選評比較 それぞれの受賞者・受賞作一覧をまず以下に示す。特に有名な作家は太字で表示する。 ︎1949年〜1961年 第21回(1949年上半期) - 由起しげ子「本の話」、小谷剛「確証」 第22回(1949年下半期) - 井上靖「闘牛」 … 2019.11.24(日) 第51回(2019年)新潮新人賞受賞作は『尾を喰う蛇』(中西智佐乃 34 同志社大学文学部)だった。一風変わった古典的とも思える題名に、芥川龍之介ばりのウイットに富んだいわゆる正統派の純文学か、とワクワクさせられた。 1月16日、2019年芥川賞が発表されました。芥川賞に選出されたのは、町屋良平さんの「1r1分34秒」と上田岳弘さんの「ニムロッド」でした。町屋良平さん「1r1分34秒」デビュー戦を初回koで飾ったものの、それからは鳴かず飛ばずのプロボクサ 第161回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2019年上半期)の候補作が発表されました!受賞作を決める選考会は7月17日に東京・築地の「新喜楽」で行われます。今回ノミネートされた話題の著者・候補作を一挙ご紹介いたします。 【受賞作決定!】 「第1