今回は前回の続きで、「韓国と北朝鮮における言語のちがい」パート2です!使用している文字は同じでも、体制の違いや人為的な言語の整備によって、ことばに違いが出てきたのがおもしろいですね。 「愛の不時着」で流行った北朝鮮語のまとめ . 日本では現在でも関東・関西における言葉の相違が指摘されます。各藩で領民の移動が制限されていた江戸時代までは、地域ごとの方言の特徴が明確であったといわれています。弘前藩士(現・青森県)と薩摩藩士(現・鹿児島県)出身者が会話をしようとしても、まったく噛み合わないため、中間地点である関東出身者が通訳していたというエピソードさえあるほどです。これは日本だけの言葉の現象ではありません。朝鮮半島では南北間の言葉の壁によって、すでに会話が成立しない状況になりつつあるのです。 … 朝鮮語(ちょうせんご、조선말, 英: Korean)は、朝鮮半島と周辺で話される言語で、大韓民国 (韓国)と朝鮮民主主義人民共和国 (北朝鮮)の国語。韓国では韓国語という。中国の吉林省延辺朝鮮族自治州の朝鮮族 、日本、アメリカのハワイ州および本土の朝鮮民族の間でも話される 。韓国と北朝鮮では正書法・発音などについて、それぞれ独自に「標準」を制定し、辞書の配列、語彙などについても大いに相違が生じている。朝鮮半島の南北を区別しない呼称として、言語学、音韻論など学術的には、標準表記とし … ここからは、韓国と北朝鮮のことばのちがいの一部について、両者を比較しながらみていきます。(ここで扱う言葉はそれぞれの国の標準語とします。)…ということで、今回と次回の2回で、韓国と北朝鮮で使われている言葉のちがいについてみていきましょう!そして韓国語の方言にどんどん興味を持っていくうちに、ある疑問が浮かんできました。(ちなみに筆者は、「韓国の関西弁」ともいわれる「釜山訛り(プサンマル)」が大好き!)距離が近く、話していることばも似ているイメージがある韓国と北朝鮮。韓国語を勉強中の方はわかると思いますが、韓国語を勉強していると、方言を耳にする機会もでてきますよね!?・・・なんかあいまいで、定義的にはそれといった特徴がない印象ですね(笑)このテーマは、韓国語学習者であれば誰もが気になったことがあると思います。・・・両国の標準語のちがいがわかったところで、今回はここまで!パート1では、韓国と北朝鮮における標準語のちがいにフォーカスしてみていきたいと思います。鄭稀元氏の著作『韓国語教育論講座 第一巻「韓国と北朝鮮の言語差」』中に登場する文化語の定義はこのようになっています。〇文化語:主権を執った労働階級の党の指導のもとに、革命の首都を中心地とし、首都の言葉を基本にして成り立つ、労働階級の志向と生活感情に合うように革命的に洗練され、美しく整えられた言語、社会主義民族語の典型であり、全人民の模範となる文化的言語である。我が文化語は偉大な首領金日成同志の主体的な言語思想と、党の正しい言語政策により、共和国北半部で革命の首都平壌を中心地とし、平壌の言葉を基準とし、我が人民の革命的志向と生活感情に合うよう、文化的に整えられた朝鮮民族語の模範である。筆者は、韓国の方言と標準語である「ソウル訛り」とのちがいを発見したとき、より「韓国語って面白い!」と感じます。

実は、語彙だけではなく、朝鮮民族の人名呼称の発音にも違いがあります。韓国にも北朝鮮にも「李」という名字があります。韓国では「イ」と発音します。ですが、北朝鮮では「リ」と発音するのです。これは、北朝鮮の言い方が中国語の影響を受けていることを意味します。李氏朝鮮王朝によって朝鮮半島が統一されたため、朝鮮半島の言語にも統一性がみられるようになり、近代になってソウル地方の言葉が標準となり、どの地域でも標準語によってスムーズに会話ができるようになりました。ですが、朝鮮半島の南北分断によって、それぞれ民主主義・社会主義、そして地理的な影響を受けながら、言語が変化していくことになります。K Village が運営する 「K Village 留学」69,800円からの韓国留学8,000人が通う日本最大級の韓国語教室、K Village Tokyo。授業の様子がよくわかる動画をご覧くださいこれは日本だけの言葉の現象ではありません。朝鮮半島では南北間の言葉の壁によって、すでに会話が成立しない状況になりつつあるのです。大韓民国の「韓国語」、北朝鮮民主主義人民共和国の「朝鮮語」。もともとは朝鮮半島におけるひとつの言語であったものが、どうして韓国人と朝鮮人で違うものになってしまったのでしょうか。義務教育である「小学校」の言い方も違います。韓国では초등학교(初等学校)といいますが、北朝鮮では인민학교(人民学校)といいます。北朝鮮の言い方は、社会主義の影響を受けていることがわかります。社会情勢に影響されながらも、朝鮮半島の言語をできるだけ統一しようとする取り組みもみられています。これからの朝鮮半島次第によって、日本人学習者が勉強している韓国語にも変化がみられるかもしれません。そこで今回は、ニュースでは取り上げられることがない、現代の朝鮮半島の言語事情を、様々な観点から紐解いていきます。朝鮮半島が南北で分断されるようになり、南部である大韓民国はアメリカの影響を受けながら資本主義経済国として、北部である北朝鮮は中国・ロシアの影響を受けながら社会主義経済国として成立します。まずは体験レッスンで、韓国語を理解するための一歩を踏み出しましょう。日本語とひとつの言語であったとも、日本語とひっくるめてアルタイ語族に分類されるともいわれますが、どれも卓上の議論にすぎません。結論からいうと、韓国語もとい朝鮮語、そして日本語のルーツは依然として判明していません。朝鮮半島が南北に分断されるまで、朝鮮半島南部出身者と北部出身者は、地元方言だと意思疎通は難しいものの、標準語によって会話によるコミュニケーションがおこなわれていました。20世紀をむかえて南北に分断されてから、それぞれの言語が独自の変化をみせていくことになります。その結果、現在では朝鮮半島の人々の会話が成立しないという危機に直面しています。韓国語の知識があれば、北朝鮮の言葉を調べてみると、想像以上に興味深いかもしれません。韓国ドラマ・19歳の純情は、延辺出身の女性が主人公。最悪の出会いをした将来の結婚相手を찍찍개(チッチッケ)とよびます。物語中盤までその理由がわからないのですが、延辺で찍찍개(チッチッケ)は「ドジョウ」の意味なのだと説明されて、日本人視聴者の笑いを誘いました。咸鏡道で一般的な言い方で、延辺でも定着しているそう。このことから、韓国・北朝鮮の地理的な言語の相違が韓国でも認識されていることがうかがえます。日本では現在でも関東・関西における言葉の相違が指摘されます。各藩で領民の移動が制限されていた江戸時代までは、地域ごとの方言の特徴が明確であったといわれています。弘前藩士(現・青森県)と薩摩藩士(現・鹿児島県)出身者が会話をしようとしても、まったく噛み合わないため、中間地点である関東出身者が通訳していたというエピソードさえあるほどです。近年の研究によって、そもそも古代朝鮮では百済、新羅、高句麗の諸王朝、それぞれの言語が存在していた可能性が指摘されるようになっており、朝鮮半島の言語のルーツは謎に包まれていると言わざるを得ません。日常的な会話シーンでの語彙だと、韓国と北朝鮮での相違は1/3程度であるため、どうにか言語による意思疎通ができるといわれています。しかし、ビジネストークになると会話が成立しません。ビジネス・医療・法律・芸術などの専門用語になると、2/3という割合で双方に相違がみられるためです。 […] 韓国と北朝鮮における言語のちがい② […]기름は油・オイルを表し、사탕はあめの意味です。つまり『油あめ』です。また機会があれば、もっと掘り下げて調べてみようと思います(^^)しかし、韓国は資本主義国家であり、技術の発展や外国との交流が盛んであったため、外来語をそのままの形で使うことも多いようです。今回は前回の続きで、「韓国と北朝鮮における言語のちがい」パート2です!前回の記事で紹介した著書『韓国語教育論講座 第一巻』の一節、「韓国と北朝鮮の言語差」では、両国で生じた語彙のちがいについても述べられており、以下の4点が理由として挙げられています。→全ての家族を党と首領に対して忠実であるように教育して、家庭が革命家集団になるように教育することのように、昔は「동무(トンム)」を「友人」という意味のことばとして日常的に使っていたのに、南北分断後に北朝鮮が社会主義的な意味を持つ言葉として使用しはじめたため、「친구(チング)」という漢語を使うようになったという例もあります。そして意外なことに、実は韓国でも1970年代から国語醇化が行われました。北朝鮮が外の文化に対して閉鎖的で、「自国の主義を貫く」という意思の表れといえるのではないでしょうか。 朝鮮語です。 朝鮮語は韓国国民と北朝鮮国民と中国東北部の朝鮮族の三者が共有する言語です。 韓国人は自分たちの言葉を韓国語と呼ぶ傾向がありますが、これはアメリカ人が自分の言葉をアメリカ合衆国語と呼ぶのと同じくらい奇異な表現です。 最近韓国の話題を良く聞きますね。そういうわけではないのですが、ずーット前から気になっていたけどそのままにしていたことがあるのです。それは韓国語と朝鮮語は違うのか?そしてなぜ漢字とハングルの2種類が存在しているのか?です。

韓国と北朝鮮の言葉 長年に渡る国家分断によって差異が生じた、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国が使用している「朝鮮語」。 その違いをまとめました。 この記事で分かること 「愛の不時着」で流行した北朝鮮語を4つ紹介。 この記事では、韓国で「癖になる」とブームになった4つの北朝鮮語を紹介します。 日本語字幕だとなかなかニュアンスが伝わりづらいですが、本国では北朝鮮語で話すシーンがとても人気 。 今回は、韓国で流行した北朝鮮語についてご紹介しました。 ヒョンビンの数々の名言の中でも「イロプソ」と「キカプシダ」。 この2つは、 北朝鮮語・北朝鮮なまりで言うからこそ、トキメキがありました! 2.韓国と北朝鮮における言語のちがい ここからは、韓国と北朝鮮のことばのちがいの一部について、両者を比較しながらみていきます。 (ここで扱う言葉はそれぞれの国の標準語とします。